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Office 2010 の Office Migration Planning Manager レポートを分析する

 

適用先: Office 2010

トピックの最終更新日: 2016-11-29

OMPM レポート ツールを使用して、Office Migration Planning Manager (OMPM) ファイル スキャナーによって識別される互換性の結果を確認およびレポートします。OMPM の展開後に OMPM レポート ツールを使用し、ファイルをスキャンして互換性の問題を確認して、結果をデータベースにインポートします。これらの手順を実行していない場合は、作業を開始する前に、「Office 2010 用の Office Migration Planning Manager の概要」を参照してください。

この記事の内容

  • OMPM レポートを構成する

  • スキャンのカバレッジとエラーを確認する

  • Office 2010 の互換性を確認する

  • マクロを使用する Excel、Word、または PowerPoint のファイルを分析する

  • Access の互換性を確認する

重要

OMPM ツールは 2011 年 7 月に更新されました。このリリースは、Microsoft Download Center (英語) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=199599&clcid=0x411) (英語) から入手できます。OMPM ファイル スキャナー、Office ファイル コンバーター (OFC) ツール、およびバージョン抽出ツール (VET) の修正および機能強化が多数含まれています。以前のバージョンの OMPM を使用している場合、既存のクライアント スキャン結果、データベース、およびエクスポート済みデータを新しいバージョンの OMPM では再利用できません。新しいバージョンを使用して新しいデータベースを作成し、クライアントをスキャンし直す必要があります。

OMPM レポートを使用すると、以下の操作を実行できます。

  • 特定のスキャン、または特定のコンピューターについて、Office 97 から Office 2003 までのファイルの OMPM ファイル スキャナーの結果を確認する。

  • 変換の問題があるファイルの一覧を作成する。

  • 変換の問題があるファイルの一覧を XML ファイルにエクスポートし、Office ファイル コンバーター (OFC) またはバージョン抽出ツール (VET) で使用できるようにする。

OMPM レポートを構成する

OMPM レポート (OMPM.accdr) は、OMPM ダウンロード パッケージの Report フォルダーにあります。

重要

OMPM.accdr を使用するには、32 ビット バージョンの Access 2007 または Access 2010 が必要です。64 ビット バージョンの Access 2010 を使用している場合は、レポートを表示しようとすると、"実行時エラーが発生したため、このアプリケーションの実行は中断しました。アプリケーションを続行できません。システムは シャットダウンされます。" というエラー メッセージが表示されます。

OMPM レポートを使用するには

  1. OMPM をインストールした [Reports] フォルダーで、OMPM.accdr をダブルクリックします。セキュリティ プロンプトでは [はい] をクリックします。

  2. [OMPM へようこそ] ページの [サーバー] ボックスで、スキャン データの格納に使用している Microsoft SQL Server または Microsoft SQL Server 2005 Express Edition データベースを実行しているコンピューターを選択します。コンピューターの既定のサーバーでない場合は、<コンピューター名>\<サーバー名> の形式で名前付きインスタンスとして指定する必要があります。既定では、SQL Server は自動的に既定のインスタンスとしてサーバーにインストールされますが、SQL Server 2005 Express Edition は SQLEXPRESS を名前付きインスタンスに使用してインストールされます。

  3. [データベース] ボックスで、データベースの名前を選択します。[接続] をクリックします。既にデータベースに接続している場合は、OMPM レポートが自動的にデータベースを開きます。別のデータベースに接続する場合は、[接続] をクリックします。

スキャンのカバレッジとエラーを確認する

個々のスキャンのスキャン結果を確認するには、次の手順を実行します。表示されるのはスキャナーのカバレッジとエラーだけです。スキャナーで検出されたアップグレードの問題を確認するには、Office 2010 互換性レポートを使用してください。

スキャンのカバレッジとエラーを確認するには

  1. [OMPM へようこそ] ページで、[スキャンのカバレッジとエラー] をクリックします。[スキャン結果] ページが表示されます。

  2. [スキャン結果] ページの上部で実行 ID を選択し、OMPM ファイル スキャナーのその実行に対する結果を表示します。

  3. 特定のコンピューターのスキャン結果を表示するには、[上で選択した実行の各コンピューターに対するスキャン結果] でコンピューターを選択します。スキャン結果が [上で選択した実行とコンピューターのスキャン エラー] に表示されます。

重大度レベル

次の表の重大度レベルは、ファイルを Office 2010 形式に一括変換するときに発生する可能性があるエラーの種類に対応しています。

問題レベル ID 説明

1 (赤)

Microsoft Word 2010 の編集バージョンの損失など、データの重大な損失を発生させたり、変換の失敗を引き起こしたりする可能性がある既知の問題。

2 (黄)

ファイルは Office 2010 形式に変換される。ただし、形式の問題または軽微なデータ損失の問題を発生させる可能性がある。

3 (緑)

外観上の軽微な問題を発生させる可能性があるが、データ損失は発生させない問題。

Word、Excel、および PowerPoint のエラー

次の表は、Microsoft Word、Microsoft Excel、および Microsoft PowerPoint に対してスキャナーが生成できるエラーの完全な一覧を示しています。

問題 ID タイトル 説明 問題レベル ID

1000

File Deleted

要求された場所にはファイルは存在していません。

1 (赤)

1001

File Access Error

ファイルの場所にアクセスできません。コンピューターにアクセスできない可能性があります。

2 (黄)

1002

File Modified

ファイルの変更日時が、ファイル一覧の変更日時と一致しません。

1 (赤)

1003

No Write Permissions

ユーザー アカウントには、ファイルへの書き込み権限がありません。

2 (黄)

1010

Not Deep Scanned

ファイルに対してまだディープ スキャンが実行されていません。

2 (黄)

1021

Scan Skipped: Old Last Accessed Date

ファイルのスキャンがスキップされました。ファイルの最終アクセス日が、指定されたスキャン パラメーターより前の日付です。

2 (黄)

1022

Scan Skipped: Old Last Modified Date

ファイルのスキャンがスキップされました。ファイルの最終更新日が、指定されたスキャン パラメーターより前の日付です。

2 (黄)

1050

Warning: File Not Scanned

警告: ファイルをスキャンできません。詳細については、スキャンのカバレッジとエラー レポートを参照してください。

2 (黄)

1100

Document contains versions

互換モードであっても、Word 2010 でファイルを開くときに、ドキュメントの編集済みバージョンは削除されます。

1 (赤)

1200

Send for review data

このファイルには、校閲のコメントと、元ファイルの非表示の基準コピーが含まれています。Microsoft PowerPoint 2010 では、非表示のコピーは破棄されます。ファイルを保存すると、非表示のコピーは完全に削除されます。以前のバージョンでファイルを再度開いた場合、校閲者が行った編集がどれであるかはわからなくなります。

1 (赤)

1201

Embedded documents

埋め込みドキュメントに関して、パフォーマンス、セキュリティ、および再現性に関する問題が発生する可能性があります。

2 (黄)

1202

VBA code

このファイルには埋め込み VBA コードが含まれています。これにより、セキュリティ、再現性、パフォーマンス、およびソリューションの互換性の問題が発生する可能性があります。PowerPoint 2013 との互換性について、このファイルを確認してください。

2 (黄)

1203

Microsoft Script Editor (MSE) data

このファイルを開くと、PowerPoint 2013 では、図形に保存された MSE データが破棄されます。ファイルを保存すると、データは完全に削除されます。このデータに依存するソリューションは機能しなくなる可能性があります。

1 (赤)

1204

Presentation broadcast data

このファイルを開くと、PowerPoint 2013 では、HTML ブロードキャスト プレゼンテーションの構成設定が破棄されます。ファイルを保存すると、設定は完全に削除されます。以前のバージョンでブロードキャストするには、手動で設定を再入力する必要があります。

1 (赤)

1205

Document routing

このファイルを開くと、PowerPoint 2013 では、ルーティング情報が破棄されます。ファイルを保存すると、ルーティング情報は完全に削除されます。以前のバージョンでプレゼンテーションをルーティングするには、手動でルーティング情報を再入力する必要があります。

1 (赤)

1206

Publish and subscribe data

このファイルを開くと、PowerPoint 2013 では、Macintosh の発行および購読情報が破棄されます。保存すると情報は完全に削除されます。以前のバージョンのファイルを再度開いた場合、発行および購読情報は機能しなくなります。

2 (黄)

1207

Large number of OLE objects

このファイルには多くの埋め込みオブジェクトが含まれています。これにより、セキュリティ、再現性、パフォーマンス、およびソリューションの互換性の問題が発生する可能性があります。PowerPoint 2013 との互換性について、このファイルを確認してください。

2 (黄)

1300

Open format not supported

このファイル形式は Microsoft Excel 2010 では開けません。

1 (赤)

1301

Save format not supported

Excel 2013 ではこのファイル形式に保存できません。

2 (黄)

1302

HTML will be a publish-only file format

HTML ファイル形式は、Excel 2013 では発行のみのファイル形式です。ファイルは Excel 2013 で開きますが、Excel 2013 形式で保存するときに、ファイルは静的になります。

1 (赤)

1303

Links in workspace files might be broken

作業状態ファイル (.xlw) に、他のブックへのリンクが含まれている可能性があります。アップグレード中にリンクが変更された場合, .xlw ファイルは壊れている可能性があります。

3 (緑)

1304

File format is earlier than Excel 97

このファイル形式は Excel 97 より前のバージョンのものです。移行対象としてスキャンできません。

2 (黄)

1305

SharePoint linked lists in the file

リンクされたリストは Excel 2013 では読み取り専用です。

2 (黄)

1306

Microsoft Script Editor present in the file

Microsoft Script Editor (MSE) は Excel 2013 には付属していません。MSE への UI アクセスは利用できず、オブジェクト モデル呼び出しではエラーが返されます。

1 (赤)

1307

Linked workbooks in the file

アップグレードの問題を正確に特定できるように、リンクされたブックが識別されます。リンクされたブックのパスおよび出現数が識別されます。リンクされたブックは、Excel 2013 ファイル形式に変換されると、ファイル名の拡張子が変わります。

2 (黄)

1308

Charts in the workbook

Excel 2013 のグラフは、Excel 2003 のときと同じように表示されないことがあります。

3 (緑)

1309

English Language Formulas in the workbook

英語形式の数式 (ELF) がオンになっています。ELF は Excel 2013 には含まれていませんが、セル参照に変更されるので、Excel 2013 でも引き続き機能します。

3 (緑)

1310

Embedded documents in the file

埋め込みドキュメントについては、互換性の問題がスキャンされません。

2 (黄)

1311

MSOWC.dll is referenced

このファイルは Office 2000 Web コンポーネント (MSOWC.dll) の機能を使用しています。Office 2000 Web コンポーネントは Office 2010 の一部としてインストールされません。別途インストールが必要になることがあります。

3 (緑)

1312

OWC10.dll is referenced

このファイルは Office XP Web コンポーネント (MSOWC.dll) の機能を使用しています。Office XP Web コンポーネントは Office 2010 の一部としてインストールされません。別途インストールが必要になることがあります。

3 (緑)

1313

OWC11.dll is referenced

このファイルは Office 2003 Web コンポーネント (MSOWC.dll) の機能を使用しています。Office 2003 Web コンポーネントは Office 2010 の一部としてインストールされません。別途インストールが必要になることがあります。

3 (緑)

Office 2010 の互換性を確認する

Office 97 ~ 2003 のファイルに Office 2010 との互換性の問題があるかどうかを確認するには、次の手順を実行します。OMPM レポートの [Office 2010 リリースの互換性] ページで選択できるフィルター条件の一覧については、「Office 2010 の Office Migration Planning Manager 2010 レポートのフィルター リファレンス」を参照してください。OFC および VET の使用方法の詳細については、「Office ファイル コンバーター (OFC) およびバージョン抽出ツール (VET) を使用して Office のバイナリ ファイルを変換する」を参照してください。

Office 2010 の互換性を確認するには

  1. [OMPM へようこそ] ページで、[Office 2010 互換性] を選択します。[Office 2010 互換性] ページが表示されます。

  2. 次のどちらかの操作を行います。

    • ページの下部にある [フィルターの読み込み] ボタンをクリックし、以前に保存したフィルターを読み込みます。または、

    • ページの左側にある [ファイル フィルターの選択] でファイル フィルターの設定を指定します。

  3. フィルターを適用するには、[2010 Office リリースの互換性] ページの上部にある [フィルターの適用] ボタンをクリックします。ページの右側にあるタブを使用して、以下の手順を実行します。

    1. OMPM ファイル スキャナーが識別した問題のサマリーを、重大度、種類、および頻度別に表示するには、[問題のサマリー] タブを選択します。ページの下部にある [新規ウィンドウ] をクリックすると、サマリーを新しいウィンドウで表示できます。

    2. 問題を表示して重大度レベルを編集するには、[問題のサマリー] ページの下部にある [問題の管理] をクリックし、表示される [問題の管理] ダイアログ ボックスで問題を確認または編集します。問題の影響を検討し、その問題がドキュメント セットにとって重要でない場合は、問題のレベルをこのダイアログ ボックスで変更することもできます。これを使用して、ファイルを赤、黄、および緑のステータスの処理グループにまとめることができます。

    3. スキャンされた各コンピューターの問題のサマリーを表示するには、[コンピューターのサマリー] タブをクリックします。ページの下部にある [新規ウィンドウ] をクリックすると、サマリーを新しいウィンドウで表示できます。印刷可能なレポートを作成するには、ページの下部にある [レポート表示] をクリックします。

    4. 適用したフィルターで設定されている条件に一致するファイルを表示するには、[スキャン済みファイル] タブをクリックします。ページの下部にある [新規ウィンドウ] をクリックすると、すべてのファイルのサマリーを新しいウィンドウで表示できます。印刷可能なレポートを作成するには、ページの下部にある [レポート表示] をクリックします。

    5. Office ファイル コンバーターまたはバージョン抽出ツールを使用して作成したファイルを表示するには、[作成済みファイル] タブをクリックします。ページの下部にある [新規ウィンドウ] をクリックすると、すべてのファイルのサマリーを新しいウィンドウで表示できます。印刷可能なレポートを作成するには、ページの下部にある [レポート表示] をクリックします。

    6. フィルターを保存するには、ページの下部にある [フィルターの保存] をクリックします。

    7. Office ファイル コンバーターまたはバージョン抽出ツールで使用する XML ファイルにファイルをエクスポートするには、ページの下部にある [エクスポート] をクリックします。

マクロを使用する Excel、Word、または PowerPoint のファイルを分析する

Offscan.ini でマクロ スキャンを有効にすると、OMPM 2010 は VBA コードを使用するマクロを含んでいるファイルを示すレポートを生成します。このレポートには、現在の状態から Office 2010 モデルに変更されたと見なされるオブジェクトの数が表示されます。Offscan.ini で 64 ビットのマクロ スキャンを有効にすると、マクロ レポートには、現在の VBA コードを 64 ビット版の Office 2010 で使用した場合に発生する可能性がある潜在的な問題の数を示す列も含まれます。

マクロを使用する Excel、Word、または PowerPoint のファイルを分析するには

  1. [OMPM へようこそ] ページで、[Office 2010 互換性] をクリックします。

  2. スキャンされた各ファイルの問題のサマリーを表示するには、[Macro Summary] タブをクリックします。ページの下部にある [新規ウィンドウ] をクリックすると、サマリーを新しいウィンドウで表示できます。印刷可能なレポートを作成するには、ページの下部にある [レポート表示] をクリックします。マクロを含むファイルだけがこのビューに表示されます。

  3. [Functionality Issue Count] 列に表示される潜在的な問題の数を確認します。この列に表示される数は、VBA コード内で検出された、変更された可能性があるオブジェクトの数です。

  4. [x64 Compatibility Issue Count] 列に表示される潜在的な問題の数を確認します。この列に表示される数は、VBA コード内で検出された、変更された可能性があるオブジェクトの数です。

  5. このビューに表示されるファイルをファイル所有者と共に確認し、Office 2010 との互換性のために更新が必要かどうかを評価します。

  6. 開発者と連携し、Office Code Compatibility Inspector (OCCI) を使用してこれらのファイルを修正します。

Access の互換性を確認する

Microsoft Access バージョン 97 から 2003 への移行に当てはまる問題を検出するには、次の手順を実行します。

Access の互換性を確認するには

  1. [OMPM へようこそ] ページで、[Access 互換性] をクリックします。[Access レポート] ページが表示されます。

  2. [Access レポート] ページで、最後に分析が行われた日付を確認します ([分析] の隣)。その日付より後でスキャンを実行している場合、または [分析] を実行したことがない場合は、[Access レポート] ページの [アナライザーの設定] をクリックし、必要な設定を指定して、[分析] をクリックします。設定を構成する必要がなく、スキャン データの分析を開始する場合は、[Access レポート] ページの [分析] をクリックします。

    注意

    [分析] をクリックすると、"分析には非常に長い時間がかかる可能性があり、実行の途中ではキャンセルできません。続行してよろしいですか?" というメッセージが表示されます。スキャン データの対象が 100,000 Access データベース以下の場合は、通常、数分程度で分析が終了します。100,000 データベースを超える場合は、分析に長い時間がかかる可能性があるので、夜間に分析を行うことをお勧めします。

  3. フィールドで Access スキャン データを検索するには、[Access レポート] ページの [簡易検索] をクリックします。このページには、OMPM が分析したファイルの一覧が表示されます。特定のデータベース ファイルを名前で検索するには、または特定のパスあるいはコンピューターにあるデータベースの一覧を表示するには、[簡易検索] を使用します。

  4. Access データの対話形式レポートを表示または印刷するには、[Access レポート] ページの [レポート] をクリックします。[レポート表示] タブが表示されます。左側のナビゲーション ウィンドウでは、以下のレポートから選択できます。

    • [データベースと問題の詳細]   データベース ファイルごとの問題の一覧です。

    • [データベースの問題 (問題別)]  特定の問題があると見なされたすべてのデータベースの一覧です。

    • [エグゼクティブ サマリー]   分析されたすべてのデータベースの問題の概要です。ファイル レベルの詳細は含まれません。

    • [アクティブなデータベースと古いデータベース]   LastModified プロパティに基づいて、アクティブか非アクティブかを示す分析済みのデータベースの一覧です。

    • [変換の問題 - データベースが MDE ファイル]   同じ名前が付いた .mde ファイルと .mdb ファイルの一覧です。

    • [変換の問題 - レプリケートされたデータベース]   レプリケーションを使用するデータベースの一覧です。

    • [変換の問題 - フォーム/レポート/マクロでの予約名]   フォーム、レポート、またはマクロに予約名を含むデータベースの一覧です。

  5. 特定の属性を持つデータベースの検索に役立つ対話形式のグラフを表示するには、[Access レポート] ページの [グラフ] をクリックします。[データベースのグラフ] 画面が表示され、以下のグラフから選択できます。

    • [最後に開いた日付]   開かれたデータベースの年ごとの数です。

    • [データベース評価]   必要なユーザー介入のレベル別のデータベースの数です。

    • [Access のバージョン]   Access のバージョン別のデータベースの数です。

    • [ファイル サイズ]   ファイル サイズ別のデータベースの数です。

    • [変換の問題]   変換の問題別のデータベースの数です。

    • [警告レベル]   警告レベル別のデータベースの数です。

  6. ファイルごとのデータに基づいてデータベースとデータベース オブジェクトを表示するには、[Access レポート] ページの [ファイルの詳細] をクリックします。

  7. ファイルごとのデータベースの問題を表示するには、[Access レポート] ページの [変換の問題] をクリックします。Access のエラーの一覧については、このセクションの「Access のエラー」を参照してください。

Access のエラー

次の表は、すべての OMPM Access エラーの一覧です。

問題 ID 問題のテキスト ユーザー介入 案件の種類 ユーザー介入の優先度

1

Too many code or class modules

必須かどうか

エラー

1

2

Sort Order and System Language do not match

必要に応じて

警告

2

3

Replicated Database

必須かどうか

警告

1

4

Database is an MDE file

必須かどうか

エラー

1

5

DAO 2.5/3.5 compatibility layer

なし

通知

3

6

Microsoft Jet SQL help

なし

通知

4

7

Additional References

必要に応じて

警告

2

8

Missing References

必要に応じて

警告

2

9

Reserved Name in Form/Report/Macro

なし

通知

4

10

Linked Tables

可能性は少

警告

3

11

Database in uncompiled state

なし

通知

4

12

Backup database

なし

通知

4

13

Sample database

なし

通知

4

14

Old database

なし

通知

4

15

Secure database: User Level Security

必要に応じて

エラー

2

16

Secured database: Database password

必要に応じて

エラー

2

17

System database

なし

通知

4

18

Unsupported legacy format

必要に応じて

警告

2

19

Unsupported legacy format – forms, reports, and modules will be lost

必須かどうか

なし

1

エラー 1 ~ 17 は、Access Conversion Toolkit によって生成されることがあるエラーの完全な一覧です。1 ~ 17 のドキュメントは Access Conversion Toolkit に含まれています。ドキュメントは Flash ベースで、ツールキットをインストールする必要があります。ツールキットのインストール方法については、「Access 2003 Conversion Toolkit」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=131929\&clcid=0x411) を参照してください。

エラー 18 と 19 は OMPM の新しいエラーで、次のような意味があります。

  • エラー 18 – Microsoft Office Access 2007 では、Access 2.0 で作成されたファイルを開けなくなりました。

  • エラー 19 – Office Access 2007 では、Access 95 で作成されたファイルを開けますが、そのフォーム、レポート、またはモジュールは読み取れません。