コンテンツ データベースを追加、分割、およびマージする (Windows SharePoint Services 3.0)
Windows SharePoint Services 3.0 を利用してコンテンツ データベースを自動的に管理するのではなく、データベースを手動で Web アプリケーションに関連付けたり、既存のデータベースをマージしたり、既存のデータベースを分割したりできます。
Web アプリケーションのためにデータベースを追加、分割、および結合するのには、次のような理由があります。
複数のサイト コレクションをホストするデータベース上のサイト コレクションが予想よりも速く増大していれば、すぐにデータベース サイズの上限に到達することが予想されます。データベースを分割して、増大しているサイト コレクションを別のデータベースまたは別のサーバーに移動することができます。
データベースのサイズが予想よりも小さい場合は、いくつかのサイト コレクションを 1 つのデータベースに結合すれば負荷分散に役立ちます。
SharePoint データベースのパフォーマンスは、同じような方法でアクセスされるデータがデータベースに含まれている場合に最も高くなります。たとえば、読み取り/書き込みが可能なサイト コレクションと読み取り専用のサイト コレクションが混在しているデータベースは、読み取り/書き込みが可能なサイト コレクションだけが含まれるデータベースよりもパフォーマンスが低くなる可能性があります。
データベースのピーク時のパフォーマンスを維持するためには、データ ファイルの数をコア CPU の数以下にすることをお勧めします。
タスク要件
このタスクの手順を実行するには、以下の権限が必要です。
Stsadm コマンド ライン ツールを使用するには、ソース サーバー コンピュータと目的のサーバー コンピュータ上の Administrators グループのメンバである必要があります。
データベースを追加するには、SQL Server 2005 または SQL Server のインスタンスを実行している追加先のサーバー上で dbcreator 固定サーバー ロールのメンバである必要があります。
コンテンツ データベースを追加する場合は、「コンテンツ データベースを追加する (Windows SharePoint Services 3.0)」を参照してください。
コンテンツ データベースを分割する場合は、「新しいデータベースにサイト コレクションを移動する (コンテンツ データベースを分割する) (Windows SharePoint Services 3.0)」を参照してください。
コンテンツ データベースをマージする場合は、「コンテンツ データベースをマージする (Windows SharePoint Services 3.0)」を参照してください。
関連項目
概念
データベースを保守する (Windows SharePoint Services 3.0)
Windows SharePoint Services 3.0 のデータベース管理 (ホワイト ペーパー)
Windows SharePoint Services 用 SQL Server 記憶域の計画と監視 (ホワイト ペーパー)
コンテンツ データベースを移動する (Windows SharePoint Services 3.0)
すべてのデータベースを移動する (Windows SharePoint Services 3.0)