式とフィルタでのリテラルの使用 (レポート ビルダ)
フィルタ条件と式では、どちらもリテラルと変数を使用できます。リテラルは定数値ですが、変数は変更できる値のセットを表します。たとえば、日付としてリテラル値 #2005/12/15# を式に追加するとします。式の結果が表示されると、日付 "2005/12/15" が表示されます。変数を使用すると、基になるデータ ソースによってデータが変化します。たとえば、式で OrderDate フィールドを使用すると、結果には OrderDate フィールドの各インスタンスが表示されます。
値をリテラルとして処理することを指定するには、データの型によって異なる特定の記号を使用する必要があります。
次の表には、各文字型で使用する記号を示しています。
リテラルにする対象 | 使用する記号 |
---|---|
日付 |
#<日付># たとえば、リテラル日付 #2009/01/25# は、2009/01/25 として表示されます。 |
テキスト |
"<文字列>" たとえば、リテラル文字列 "The following bicycle parts are replaceable:" は The following bicycle parts are replaceable: として表示されます。 |
小数 |
<小数>m たとえば、リテラル小数の 1.435m は 1.435 として表示されます。 |
解説
リテラルの使用では以下のことに留意してください。
- 浮動小数点値、整数値、ブール値には特殊記号は必要ありません。
- [式の定義] と [データのフィルタ選択] ダイアログ ボックスでは、大文字小文字は区別しないので、ブール値などの関数名は小文字で入力しても大文字で入力してもかまいません。文字列の大文字小文字の区別の有無は、基になるデータ ソースによって異なります。
- レポート ビルダでは、式で必要であれば、小数 (decimal) 値が浮動小数点 (float) 値に自動的変換されるので、値が浮動小数点値か小数値かを指定しなくても、この変換を必要とする式を作成できます。
参照
概念
フィルタの操作 (レポート ビルダ)
数式の操作 (レポート ビルダ)
関数の使用 (レポート ビルダ)