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マトリックスの操作 (レポート ビルダ)

マトリックス レポートでは、データは列と行に配置されます。返されるデータに応じて、マトリックス レポートの行数と列数が変わります。マトリックスには、動的な列および行と静的な列および行を含めることができます。 マトリックスには、クロス集計表やピボットテーブルと同様の機能があります。

レポートが実行されると、動的な列はページの横方向に拡張され、その列数は含まれるグループの数と同じになります。動的な行は、ページの下方向に拡張されます。レポートに表示されるデータは、列と行の交点に基づいたデータの集計値です。

たとえば、北西販売区域の顧客に関する過去 1 年間の四半期売上高を表示するレポートを作成するとします。この場合、Territory、Customer Name、Ship Year、Sum Total Due といったフィールドをマトリックス デザインに追加することが考えられます。北西区域のデータだけを返すには、フィルタも適用する必要があります。レポートのレイアウト デザインは次の画像のようになります。

フィールドを持つマトリックス テンプレート

このレポートを実行すると、レポートは次の画像のようになります。

データを持つマトリックス レポート

動的な列および行の入れ子

マトリックス レポートには、複数の動的な列および行を追加できます。動的な列と動的な行は、フィールドごとにデータをグループ化するために使用されます。新しい動的な列または行を追加すると、新しいヘッダーが元のヘッダー内に入れ子になります。レポートを実行すると、新しいヘッダーは元のヘッダー内で繰り返されます。たとえば、Ship Quarter フィールドを前の例のマトリックス レポートに追加するとします。この場合、レポートを実行すると、次の図のように 4 つの四半期の列が各年の列の下で入れ子になります。

入れ子になった列を持つマトリックス形式の表示レポート

参照

処理手順

新しいレポートを作成する方法 (レポート ビルダ)

概念

レポート レイアウトの操作 (レポート ビルダ)
テキスト ボックスの操作 (レポート ビルダ)
レポートの書式設定 (レポート ビルダ)
データの処理 (レポート ビルダ)
レポートの実行 (レポート ビルダ)
フィールドの操作 (レポート ビルダ)
画像の操作

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手