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レポート アイテムを画像ファイルとしてエクスポートしたときの動作 (レポート ビルダ)

Tiff ファイル エクスポート オプションでは、レポート アイテムおよびデータのレイアウトが静的な画像として保存されます。各アイテムがどのように結果ファイルに表示されるかは、レポート アイテムごとに異なります。

マトリックス

マトリックス レポートが Tiff ファイル エクスポート オプションによってどのように保存されるかを次に示します。

  • 改ページがない限り、マトリックスのすべてのセルがまとめられます。
  • 最初のグループの前に改ページがある場合は、マトリックスは新しいページに表示されます。
  • グループの最後に改ページがある場合は、マトリックスの後のアイテムは個別のページに表示されます。
コーナー

コーナーにある、幅または高さが 100% のアイテムのサイズは、コーナーに合わせて調整されます。サイズが調整されない場合、コーナーに収まらないアイテムの一部が表示されません。

マトリックスの列

マトリックスの列の内容は、セルの内部に表示されます。幅または高さが 100% の場合、セル内のアイテムのサイズはセルに合わせて調整されます。アイテムがセル内に収まらない場合、セル内のアイテムの一部が表示されません。マトリックスに改ページが含まれている場合は、マトリックスが表示される各ページに列ヘッダーが繰り返し表示されます。

マトリックスの行

マトリックスの行の内容は、セルの内部に表示されます。幅または高さが 100% の場合、セル内のアイテムのサイズはセルに合わせて調整されます。アイテムがセル内に収まらない場合、セル内のアイテムの一部が表示されません。マトリックスに改ページが含まれている場合は、マトリックスが表示される各ページに行ヘッダーが繰り返し表示されます。

集計

集計はテキスト ボックスとして保存されます。このテキスト ボックスには、マトリックスのスタイルが適用されます。

マトリックスのセル

マトリックスのセル内のアイテムは、セルの内部に表示されます。アイテムに幅または高さのパーセンテージが設定されている場合は、アイテムのサイズがセルに合わせて調整されます。パーセンテージが設定されていない場合は、セルの内容に合わせてセルのサイズが適宜拡大されます。

  • [行間] オプションにより、セルの高さの最小値を決定します。
  • [文字の配置] オプションと [余白] オプションにより、セルの幅の最小値を決定します。

表はグリッドとして表示されます。表に罫線が含まれている場合、罫線は表の周囲に描画されます。表が Tiff ファイル エクスポート オプションによってどのように保存されるかを次に示します。

  • 表のすべての行は改ページがない限り、まとめられます。
  • 最初のグループの前に改ページがある場合は、表は新しいページに表示されます。
  • グループの最後に改ページがある場合は、表の後のアイテムは個別のページに表示されます。
表の列

[文字の配置] オプションと [余白] オプションにより、セルの幅の最小値を決定します。

表の行

表の行は、行のレポート アイテムを含む四角形の行として表示されます。 [行間] オプションにより、セルの高さの最小値を決定します。

表のセル

表のセル内のアイテムは、セルの内部に保存されます。セルの内容がセル内に収まらない場合、セルの内容に合わせてセルのサイズが拡大されます。

グラフ

グラフが Tiff ファイル エクスポート オプションによってどのように保存されるかを次に示します。

  • グラフは常にまとめられます。
  • 最初のグループの前に改ページがある場合は、グラフは新しいページに表示されます。
  • グループの最後に改ページがある場合は、グラフの後のアイテムは個別のページに表示されます。

グループ化

次の表は、グループが Tiff ファイル エクスポート オプションによってどのように保存されるかを示します。

グループ 保存方法

PageBreakAtStart

グループが新しいページに表示されます。

PageBreakAtEnd

グループおよびそのグループの下にあるアイテムが、新しいページに表示されます。

テキスト ボックス

テキスト ボックスは、四角形に囲まれたテキストとして表示されます。テキスト ボックスが Tiff ファイル エクスポート オプションによってどのように保存されるかを次に示します。

  • テキスト ボックスは、テキストに合わせて垂直方向に拡張されます。
  • テキストの高さがテキスト ボックスの高さに満たない場合、テキスト ボックスがテキストに合わせて縮小されます。
  • データが直前のレコードと同じ場合、テキスト ボックスのテキストは表示されません。テキストがページ上の最初のテキスト ボックスにある場合、そのテキストは表示されます。

画像

画像が Tiff ファイル エクスポート オプションによってどのように保存されるかを次に示します。

  • 画像はデータから取得され、表示されます。
  • 画像を取得できない場合、赤い X マークが表示されます。
  • 画像が [クリップ] オプションに設定されている場合は、画像は出力解像度に合わせてサイズが調整された後、指定した幅と高さで切り取られます。
  • 画像が [フィールドに合わせる] オプションに設定されている場合は、画像は指定した高さと幅にサイズが調整されます。
  • 画像が [元のサイズに比例して合わせる] オプションに設定されている場合は、画像は元の比率を維持したまま、指定した高さまたは幅にサイズが調整されます。
  • 画像が [自動調整] オプションに設定されている場合、画像は幅と高さを無視し、出力解像度に合わせてサイズが調整されます。

罫線のスタイル

罫線は、さまざまな罫線プロパティの TopRightLeft、および Bottom の形式オプションで指定したとおりに、アイテムの周囲に描画されます。点線および破線の間隔のサイズは、解像度にかかわらず一定です。

境界線が描画される際、境界線の半分はアイテムの内側、残りの半分は外側に表示されます。たとえば、4 ピクセル幅の境界線を持つテキスト ボックスの場合、テキスト ボックスの内側と外側にそれぞれ 2 ピクセルの境界線が表示されます。

フォント

レポートはレポート サーバーを使用して実行されるので、レポートで使用するフォントもサーバーにインストールする必要があります。フォントがサーバーに存在しない場合、GenericSerif GDI+ フォントが使用されます。Font Style オプションの値が太字または太字斜体である場合は、フォントは太字として保存されます。

余白

テキストは、レポート ビルダの Padding LeftPadding RightPadding Top、および Padding Bottom の形式オプションの値に基づいてレポート内に配置されます。余白の領域は、境界線からではなくボックスの端から始まります。余白が境界線の幅の 2 分の 1 よりも狭い場合、テキストが境界線に重なります。

テキストの書式設定

サポートされるテキストの書式設定とその表示を次に示します。

  • テキストに下線が付けられる場合は、Tiff ファイルのテキストの下に線が表示されます。
  • テキストが取り消し線として設定されている場合は、Tiff ファイルではテキスト全体に線が表示されます。

参照

処理手順

別の種類のファイルとしてレポートをエクスポートする方法 (レポート ビルダ)

概念

別の種類のファイルとしてのレポートのエクスポート (レポート ビルダ)
別の種類のファイルとしてレポートをエクスポートする場合のデザイン上の注意事項 (レポート ビルダ)
画像ファイルとしてのレポートのエクスポート (レポート ビルダ)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手