次の方法で共有


PredictHistogram

指定された列の予測のためのヒストグラムを表すテーブルを返します。

構文

PredictHistogram(<scalar column reference> | <cluster column reference>)

適用対象

スカラ列参照またはクラスタ列参照です。Microsoft アソシエーション アルゴリズムを除く、すべてのアルゴリズムの種類で使用できます。

戻り値の型

テーブル型です。

解説

ヒストグラムは統計情報列を生成します。返されたヒストグラムの列構造は、PredictHistogram 関数で使用される列参照に依存します。

スカラ列

<scalar column reference> では、PredictHistogram が返すヒストグラムは、次の列から構成されます。

  • 予測される値。
  • $Support
  • $Probability
  • $ProbabilityVariance
    Microsoft データ マイニング アルゴリズムは $ProbabilityVariance をサポートしません。この列は常に Microsoft アルゴリズムのための 0 を含みます。
  • $ProbabilityStdev
    Microsoft データ マイニング アルゴリズムは $ProbabilityStdev をサポートしません。この列は常に Microsoft アルゴリズムのための 0 を含みます。
  • $AdjustedProbability
    $AdjustedProbability 列は、Microsoft OLE DB for Data Mining 仕様に対する Analysis Services 拡張機能です。

クラスタ列

<cluster column reference> に対して PredictHistogram 関数が返すヒストグラムは、次の列から構成されています。

  • $Cluster (クラスタ名を表す)
  • $Distance
  • $Probability

次の例は、単一クエリに対して Bike Buyer 列の予測された状態を返します。またこのクエリは、PredictHistogram 関数を使用して取得される調整済みの確率に基づいて、最も可能性が高い Bike Buyer 属性の状態を、上位 2 件分返します。

SELECT
  [TM Decision Tree].[Bike Buyer],
  TopCount(PredictHistogram([Bike Buyer]),$AdjustedProbability,3)
From
  [TM Decision Tree]
NATURAL PREDICTION JOIN
(SELECT 28 AS [Age],
  '2-5 Miles' AS [Commute Distance],
  'Graduate Degree' AS [Education],
  0 AS [Number Cars Owned],
  0 AS [Number Children At Home]) AS t

参照

関連項目

Cluster
ClusterProbability
PredictAdjustedProbability
PredictProbability
PredictStdev
PredictSupport
PredictVariance
データ マイニング拡張機能 (DMX) 関数リファレンス
関数 (DMX)
クエリ型への関数のマップ (DMX)

その他の技術情報

データ マイニング アルゴリズム

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手