Excel 表示でのデータ領域
データ領域は、データ ソースから取得したデータを含むレポート上の領域です。データ領域には、グラフ、一覧、テーブル、マトリックスの 4 種類があります。このトピックでは、データ領域を Microsoft Excel にエクスポートした場合の表示動作について説明します。
グラフ
グラフは、Excel のグラフではなく、ピクチャとして表示されます。グラフは、画像要素と同様に表示されます。
一覧
一覧要素は、一覧の内容のみが表示されます。一覧は、Excel ではデータ行またはデータ グループとして表示されます。一覧内の項目は、レポートでのそれぞれの位置に応じてワークシート上に配置されます。この場合、予期しない結果になる可能性があります。このため、Excel で表示するように作成したレポートに一覧を組み込むことはお勧めしません。
テーブル
レポートのテーブルは、Excel ではセルの行と列として表示されます。テーブル セル中のレポート アイテムの改ページは、無視されます。
マトリックス
レポートのマトリックスは、Excel ファイルでは、HTML 形式で表示されたレポートと同様に、書式が設定されたセルのセットとして表示されます。マトリックス内の集計は、式としては表示されません。また、マトリックスは、Excel のピボットテーブルとしては表示されません。Excel では、マトリックス データ領域が完全に展開されて表示されます。マトリックスの全体または一部をデザイン時に非表示にした場合、実行時に非表示プロパティが無視され、すべての行と列がレポートに表示されます。
グループの場合は、グループが展開されると、詳細と集計の行の両方が表示されます。これは、HTML ビューアで表示した場合にグループが表示される状態とは異なります。HTML ビューアでは、グループが展開されると、集計は非表示になり、詳細は表示されます。この動作の例を参照するには、HTML ビューアで Company Sales レポートを表示し、これを Excel にエクスポートしてください。サンプル レポートの詳細については、「AdventureWorks サンプル レポート」を参照してください。
メモ : |
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テーブルまたはマトリックス データ領域内で入れ子になったデータ領域は、サポートされません。このようなレイアウトが検出された場合、Excel ではエラーが表示されます。 |