レポート サーバーのパフォーマンスの監視
パフォーマンス監視ツールを使用してレポート サーバーのパフォーマンスを監視することにより、サーバーの利用状況の評価、傾向の監視、システムのボトルネックの診断、および現在のシステム構成が適切かどうかを判断するためのデータの収集を行うことができます。サーバーのパフォーマンスを調整するには、レポート サーバー アプリケーション ドメインを再利用する頻度を指定します。詳細については、「Reporting Services で利用可能なメモリの構成」を参照してください。
重要 : |
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現在、MSRS 2005 Web Service および MSRS 2005 Windows Service のパフォーマンス カウンタは、Windows Vista にインストールされている Reporting Services では使用できません。現時点では対処方法はありません。 |
パフォーマンス データのソース
システムの実行状況に関する包括的な情報を取得するには、各種のテクノロジとツールを組み合わせて使用します。Microsoft Windows Server オペレーティング システムでは、以下のツールでパフォーマンス情報を提供します。
- タスク マネージャ
- イベント ビューア
- パフォーマンス コンソール
タスク マネージャは、コンピュータ上で現在実行されているプログラムおよびプロセスに関する情報を提供します。タスク マネージャを使用することで、レポート サーバーのパフォーマンスに関する重要な指標を監視することができます。また、実行中のプロセスの利用状況を査定したり、CPU やメモリの使用状況に関するグラフやデータを参照することもできます。タスク マネージャの使用方法については、Microsoft Windows の製品マニュアルを参照してください。
パフォーマンス コンソールとイベント ビューアは、レポートの処理やリソースの消費に関するログや警告を作成するために使用できます。Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services (SSRS) で生成される Windows イベントの詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「Windows アプリケーション ログ」を参照してください。パフォーマンス コンソールの詳細については、後の「Windows パフォーマンス カウンタ」を参照してください。
SQL Server ユーティリティでは、キャッシュおよびセッション管理に使用するレポート サーバー データベースと一時データベースに関する情報も提供されます。詳細については、「パフォーマンスの評価」を参照してください。
Windows パフォーマンス カウンタ
個々のパフォーマンス カウンタを監視することで、次のことが可能になります。
- 予想される負荷をサポートするために必要なシステム要件を算出する。
- 構成の変更やアプリケーションのアップグレードの影響を測定するために、パフォーマンスのベースラインを作成する。
- 実際の負荷、または人為的に生成した負荷の下で、アプリケーションのパフォーマンスを監視する。
- ハードウェアのアップグレードがパフォーマンスに所定の効果をもたらしたかどうかを検証する。
- システム構成の変更がパフォーマンスに所定の効果をもたらしたかどうかを検証する。
SSRS には、次の 2 つのパフォーマンス オブジェクトが含まれています。
- MSRS 2005 Web Service — レポート サーバーのパフォーマンスを監視します。
- MSRS 2005 Windows Service — スケジュール設定した操作、およびレポートの配信を監視します。
MSRS 2005 Web Service パフォーマンス オブジェクトには複数のカウンタが含まれ、通常は対話的なレポート表示操作によって開始されるレポート サーバー処理の追跡に使用されます。これらのカウンタは、ASP.NET が Reporting Services Web サービスを停止した時点でリセットされます。
MSRS 2005 Windows Service パフォーマンス オブジェクトには複数のカウンタが含まれ、スケジュールされた操作を介して開始されるレポート処理の追跡に使用されます。スケジュールされた操作には、サブスクリプションと配信、レポート実行スナップショット、およびレポート履歴が含まれます。
メモ : |
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カスタム レポート サービス パフォーマンス カウンタは、MSRS 2005 Web Service および MSRS 2005 Windows Service 専用です。レポート マネージャでは、ASP.NET パフォーマンス カウンタが使用されます。詳細については、MSDN の「Improving .NET Application Performance and Scalability」を参照してください。 |
1 台のコンピュータに複数のレポート サーバー インスタンスが存在する場合、インスタンスをまとめて監視することも個別に監視することもできます。カウンタを追加する場合は、監視対象に含めるインスタンスを選択してください。パフォーマンス コンソールの使用およびカウンタの追加に関する詳細については、Microsoft Windows の製品マニュアルを参照してください。
このセクションのトピック
- MSRS 2005 Web Service のパフォーマンス カウンタ
レポート サーバー Web サービスで使用するパフォーマンス カウンタについて説明します。
- MSRS 2005 Windows Service のパフォーマンス カウンタ
レポート サーバー Windows サービスで使用するパフォーマンス カウンタについて説明します。
参照
概念
Reporting Services で利用可能なメモリの構成
Reporting Services の管理
Reporting Services のコンポーネントの概要