パラメータ化されたレポートの実行
更新 : 2006 年 7 月 17 日
パラメータ化されたレポートは、入力値を使用してレポート処理を完了するレポートです。パラメータ化されたレポートの一般的な例としては、地域の値や製品カテゴリ、識別子でフィルタ処理を行うレポートなどが挙げられます。パラメータは、通常、レポートに使用されるデータを選択するクエリを完了するために使用されます。パラメータ化されたレポートを管理または実行する場合は、パラメータの選択により、作業対象のレポートにどのような影響が出るかを理解しておく必要があります。
.gif "ms159825.note(ja-jp,SQL.90).gif") メモ : |
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| レポートで使用されるパラメータは、レポートの作成者によって定義されます。レポートのパブリッシュ後は、ユーザーがいくつかのパラメータ プロパティを変更して、使用される値や値の取得方法を変更できます。パラメータの作成の詳細については、「Reporting Services でのパラメータを使用した作業」を参照してください。パラメータの管理の詳細については、「パブリッシュ済みレポートのパラメータ プロパティの設定」を参照してください。 |
パラメータ値の保存および要求
実行時にパラメータ値を取得するには、レポートと一緒に既定値を保存するか、ユーザーに値の入力または選択を要求します。常に特定の値でレポートを処理する場合は、パラメータ値をレポートと一緒に保存すると便利です。たとえば、ある地域の支社に専用の Web サイトがある場合、常に特定の地域コードを使用するこの Web サイト上で、地域の売上レポートをホストすることができます。
また、レポートを開く際に、ユーザーに値を入力または選択するように要求することもできます。パラメータ値を要求するレポートを構成する場合は、ユーザーが特定の値を入力できるように入力フィールドが表示されます。ユーザーは、値を入力したら、[レポートの表示] をクリックしてレポートを実行します。値が有効な場合は、レポートが表示されます。値が有効でない場合は、エラー メッセージか空のレポートが返されます。保存されているパラメータ値を使用する場合は、入力フィールドや [レポートの表示] ボタンが表示されることなく、レポートが開きます。この場合、レポートを実行するユーザーはすべて、同じパラメータ値を使用します。
レポートにクエリ ベースのパラメータが含まれていて、各ユーザーがデータ ソースにログオンする必要がある場合は、ページにパラメータの入力フィールドが表示される前に、資格情報の入力が求められます。この場合は、資格情報を入力しないと、パラメータ値を取得できません。
パラメータ化されたレポートを実行するには、通常、入力する値を知っている必要があります。場合によっては、レポートに選択可能な有効値のドロップダウン リストが実装されています。
既定値を含め、パラメータのプロパティをパブリッシュ済みレポートに設定するには、レポート マネージャまたは SQL Server Management Studio を使用します。詳細については、「レポート パラメータの作成とレポート パラメータ プロパティの設定」および「サブスクリプションでのパラメータの設定」を参照してください。
レポートの URL でのパラメータの設定
パラメータ化されたレポートを実行するもう 1 つの方法は、URL を利用することです。エンコードされた名前と値の組に 1 つ以上のパラメータを指定できます。この場合、アンパサンド (&) を使用してパラメータを区別します。
NULL パラメータの構文は特殊で、NULL 値に isnull を指定する必要があります。パラメータに NULL 値を指定すると、そのパラメータに指定された他のすべての値が無視されます。次の例は、NULL および定数値を示す複数のパラメータを表しています。
http://exampleWebServerName/reportserver?/foldercontainingreports/orders&division=mailorder®ion=west&sales:isnull=true
複数の値が使用されるパラメータは、次のようにパラメータ名を繰り返して指定します。次に例を示します。
http://exampleWebServerName/reportserver?/foldercontainingreports/orders®ion=east®ion=west
Boolean パラメータには、値 0 または 1 が指定されます。
Float パラメータには、サーバー ロケールに応じた小数点の記号を指定する必要があります。
DateTime パラメータは、YYYY-MM-DDTHH:MM:SS 形式で指定する必要があります。これは、国際標準化機構 (ISO) 8601 標準に基づいた形式です。URL でのパラメータの設定の詳細については、「URL アクセス パラメータの使用」を参照してください。
変更履歴
| リリース | 履歴 |
|---|---|
2006 年 7 月 17 日 |
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参照
処理手順
レポートを開閉する方法 (レポート マネージャ)
レポートを開く方法と閉じる方法 (Management Studio)
概念
パブリッシュ済みレポートのパラメータ プロパティの設定
パラメータ化されたレポート
レポートの表示
レポート マネージャを使用したレポートの検索と表示