ホストされないイベント プロバイダの配置
ホストされないイベント プロバイダは Notification Services の外部で動作します。Notification Services エンジンはこれらのイベント プロバイダをホストしません。ホストされないイベント プロバイダは、イベント コレクション API を使用して、Notification Services のインスタンスにイベントを送信する任意の外部アプリケーションです。この外部アプリケーションには、Microsoft Windows アプリケーション、スクリプト、Web サービスなどがあります。
アプリケーションは Notification Services の外部で動作しますが、イベント コレクション API は、Windows レジストリの情報を使用して、インスタンス データベースおよびアプリケーション データベースにアクセスします。このため、ホストされないイベント プロバイダを実行するコンピュータに Notification Services のインスタンスを登録する必要があります。
また、ホストされないイベント プロバイダが使用するアカウントのデータベース権限を構成する必要があります。ホストされないイベント プロバイダは、インスタンス データベースおよびアプリケーション データベースにおいて、NSEventProvider データベース ロールのメンバであるか、または少なくともこのデータベース ロールの権限を持つ必要があります。
基本的な配置手順
ホストされないイベント プロバイダの基本的な配置手順を次の一覧に示します。詳細な手順については、後述の「配置手順」を参照してください。
重要 : |
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Microsoft SQL Server 2005 では、ネットワーク プロトコルが既定で無効になっています。何らかの Notification Services コンポーネントがデータベース サーバー以外のサーバーで実行されている場合、適切なネットワーク プロトコルを有効にする必要があります。詳細については、「SQL Server セキュリティ構成」を参照してください。 |
- アプリケーション開発者の指示に従って、ホストされないイベント プロバイダのアプリケーションをインストールします。
- Notification Services クライアント コンポーネントをインストールします。
- Notification Services のインスタンスを登録します。
- ホストされないイベント プロバイダが使用するアカウントに対し、Microsoft SQL Server へのアクセスとデータベース権限を許可します。
チュートリアル
ここでは、Windows 認証を使用する、ホストされないイベント プロバイダを配置する方法についてのチュートリアルを提供します。このチュートリアルを使用すると、ホストされないイベント プロバイダの配置について十分に理解できると共に、配置するための独自手順やバッチ ファイルを作成できるようになります。
配置手順
次のトピックには、上に記載した配置手順が記載されています。
Notification Services をインストールするには
Notification Services のインスタンスを登録するには
- クライアント コンポーネントに対する Notification Services のインスタンスを登録する方法 (SQL Server Management Studio)
- nscontrol register コマンド
- RegisterLocal
Notification Services のインスタンスにデータベース権限を許可するには
参照
概念
Notification Services のインスタンスの配置
サブスクリプション管理インターフェイスの配置
その他の技術情報
Notification Services の配置
Notification Services のトラブルシューティング