チュートリアル : ホストされないイベント プロバイダの配置
このチュートリアルでは、Notification Services インスタンスのホストされないイベント プロバイダを配置する方法について説明します。Notification Services エンジン コンポーネントを実行しないサーバー上にホストされないイベント プロバイダがある場合に、この配置手順を実行します。
.gif "ms172475.note(ja-jp,SQL.90).gif") メモ : |
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| Notification Services の配置はすべて、それぞれが異なります。このトピックの手順は、独自の配置手順を開発およびテストするためのガイドラインとして使用してください。 |
前提条件
ホストされないイベント プロバイダを配置する前に、ホストされないイベント プロバイダがインストール済みであること、およびこのイベント プロバイダが使用するアカウントに必要な Microsoft Windows 権限をすべて許可していることを確認してください。このチュートリアルでは、ホストされないイベント プロバイダが DOMAIN\EventProvider Windows アカウントを使用するものとします。
データベース エンジン で TCP/IP または名前付きパイプのネットワーク プロトコルが有効になっていることも確認してください。SQL Server 2005 では、これらのネットワーク プロトコルが既定で無効になっています。詳細については、「SQL Server セキュリティ構成」を参照してください。
ホストされないイベント プロバイダのサーバーでの作業
ホストされないイベント プロバイダのサーバーで次の手順を実行します。ただし、インスタンスが既に登録済みのサーバー上にホストされないイベント プロバイダを配置している場合は、この手順を省略できます。
手順 1 : Notification Services クライアント コンポーネントのインストール
Notification Services クライアント コンポーネントをインストールします。
詳細については、「SQL Server Notification Services のインストール」を参照してください。
手順 2 : Notification Services のインスタンスの登録
[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005]、[Notification Services] を順にポイントします。次に、[Notification Services コマンド プロンプト] をクリックして、Notification Services コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
次のコマンドを入力して、Windows サービスを作成せずにインスタンスを登録します。
nscontrol register -name instanceName -server databaseServer
SQL Server での作業
DOMAIN\EventProvider アカウントに SQL Server 権限とデータベース権限を許可する必要があります。ホストされないイベント プロバイダのサーバーに SQL Server クライアント コンポーネントをインストールしている場合は、そのサーバーで次の手順を実行できます。
SQL Server とデータベースの権限の許可
コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力して、DOMAIN\EventProvider アカウントの SQL Server ログインを作成します。
sqlcmd -E -S databaseServer -Q "CREATE LOGIN [DOMAIN\EventProvider] FROM WINDOWS;"
次のコマンドを入力します。インスタンス データベースにアクセスするための権限が DOMAIN\EventProvider アカウントに許可され、このアカウントが NSEventProvider データベース ロールに追加されます。
sqlcmd -E -SdatabaseServer-Q "USEinstanceDatabase;
** CREATE USER [DOMAIN\EventProvider];**
** EXEC sp_addrolemember N'NSEventProvider', N'DOMAIN\EventProvider';"**
アプリケーション用の別のデータベースがある場合は、次のコマンドを入力します。アプリケーション データベースにアクセスするための権限が DOMAIN\EventProvider アカウントに許可され、このアカウントが NSEventProvider データベース ロールに追加されます。
sqlcmd -E -S databaseName -Q "USE applicationDatabase
** CREATE USER [DOMAIN\EventProvider];**
** EXEC sp_addrolemember N'NSEventProvider', N'DOMAIN\EventProvider';"**
このインスタンスで複数のアプリケーションをホストする場合は、アプリケーション データベースの数だけこの手順を繰り返してください。
これで、ホストされないイベント プロバイダの配置が完了しました。通知アプリケーションにイベントを送信できるようになります。
トラブルシューティング
イベントを送信できない場合は、Notification Services コマンド プロンプトから次のコマンドを実行してインスタンスの状態を確認します。
nscontrol status-name instanceName
Notification Services のインスタンスとそのアプリケーションが有効になっていることを確認します。詳細については、「インスタンス、アプリケーション、およびコンポーネントの状態表示」を参照してください。
また、Windows アプリケーション ログでエラーの有無を確認します。詳細については、「Notification Services のトラブルシューティング」を参照してください。
参照
概念
Notification Services のインスタンスの配置
ホストされないイベント プロバイダの配置
サブスクリプション管理インターフェイスの配置