SQL Server Management Studio の Transact SQL クエリ

Transact-SQL クエリ エディタを使用すると、Transact-SQL スクリプトを作成したり実行したりできます。

機能

• スクリプトをクエリ ウィンドウに入力します。
• スクリプトを実行するには、F5 キーを押すか、ツール バーの [実行] をクリックします。または、[クエリ] メニューの [実行] をクリックします。コードの一部だけが選択されている場合、その部分だけが実行されます。コードが選択されていない状態では、クエリ エディタの内容全体が実行されます。
• Transact-SQL 構文の詳細については、クエリ エディタ内でキーワードを選択し、F1 キーを押します。
• Transact-SQL 構文のダイナミック ヘルプを表示するには、[ヘルプ] メニューの [ダイナミック ヘルプ] メニューをクリックしてダイナミック ヘルプ コンポーネントを開きます。ダイナミック ヘルプの場合、キーワードをクエリ エディタに入力すると、ヘルプ トピックがダイナミック ヘルプ ウィンドウに表示されます。

SQL クエリ ツール バー

クエリ エディタが開いているときは、次のボタンを持つ SQL クエリ ツール バーが表示されます。

• [接続]
  サーバーへの接続を確立するために、[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスを開きます。

• [接続解除]
  現在のクエリ エディタをサーバーから接続解除します。

• [接続の変更]
  別のサーバーへの接続を確立するための [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスを開きます。

• [新しいクエリを現在の接続で実行]
  現在のクエリ エディタ ウィンドウの接続情報を使用して、新しいクエリ エディタ ウィンドウを開きます。

• [使用できるデータベース]
  接続を同じサーバー上の別のデータベースに変更します。

• [実行]
  選択されているコードを実行します。コードが選択されていない場合は、クエリ エディタ内のコード全体を実行します。

• [解析]
  選択されているコードの構文をチェックします。コードが選択されていない場合は、クエリ エディタ内のコード全体の構文をチェックします。

• [クエリ実行のキャンセル]
  キャンセル要求をサーバーに送信します。即座にキャンセルできないクエリもあります。そのようなクエリは、適切なキャンセル条件が整うまでキャンセルできません。キャンセル時は、トランザクションのロールバックに遅延が発生することがあります。

• [推定実行プランの表示]
  実際にクエリを実行することなくクエリ プロセッサからクエリ実行プランを要求し、プランを [実行プラン] ウィンドウに表示します。このプランでは、クエリ実行中の各部分で返される行数の推定として、インデックス統計が使用されます。返される行数が推定値と大幅に異なり、クエリ プロセッサによってプランが効率化される場合は、実際に使用するクエリ プランは推定実行プランと異なっていてもかまいません。

• [データベース チューニング アドバイザでのクエリの分析]
  データベース エンジン チューニング アドバイザを開き、選択されている構文を分析のワークロードとして提供します。

• [エディタでクエリをデザイン]
  クエリ デザイナ ツールを起動し、現在のクエリのテーブルを要求します。

• [実際の実行プランを含める]
  クエリを実行し、クエリ結果と、クエリに対して使用された実行プランをグラフィカル クエリ プランとして [実行プラン] ウィンドウに表示します。

• [クライアント統計を含める]
  クエリおよびネットワーク パケットに関する統計、およびクエリの経過時間を表示する [クライアント統計] ウィンドウを含めます。

• [SQLCMD モード]
  選択されている構文を SQLCMD を使用して実行します。

  メモ :
  オペレーティング システム コマンドを SQLCMD モードで実行できます。応答を要求するステートメントは、実行しないでください。接続と対話的に要求に応答することはできません。また、クエリの実行は、キャンセルされるまで続行されます。詳細については、「クエリ エディタによる SQLCMD スクリプトの編集」を参照してください。

• [結果をテキストで表示]
  クエリ結果をテキストとして [結果] ウィンドウに表示します。

• [結果をグリッドに表示]
  クエリ結果を 1 つまたは複数のグリッドとして [結果] ウィンドウに表示します。

• [結果をファイルに出力]
  クエリを実行したときに、[結果の保存] ダイアログ ボックスが開きます。ファイル名を入力し、[保存] をクリックして、拡張子 .rpt を持つレポート ファイルとしてクエリ結果を保存します。詳細設定オプションを指定するには、[保存] ボタンの下向き矢印をクリックし、[エンコード付きで保存] をクリックします。

• [クエリ オプション]
  クエリの実行およびクエリ結果に関する既定のオプションを構成するために、[クエリ オプション] ダイアログ ボックスを開きます。

参照

その他の技術情報

SQL Server Management Studio によるスクリプトの作成、分析、編集
SQL Server Management Studio でのスクリプトやファイルの編集
SQL Server Management Studio のキーボード ショートカット
メニューとショートカット キーのカスタマイズ
コード エディタのコードの色分け
クエリ アナライザから SQL Server Management Studio への移行
sqlcmd ユーティリティの使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手