データ型 (Transact-SQL)
SQL Server 2005 では、列、ローカル変数、式、パラメータのそれぞれに、関連するデータ型があります。データ型は、整数データ、文字データ、通貨データ、日時データ、バイナリ文字列など、オブジェクトが保持できるデータの種類を示す属性です。
SQL Server では、システム データ型のセットが用意されており、ここに SQL Server で使用可能なデータ型がすべて定義されています。Transact-SQL または Microsoft .NET Framework で、ユーザー独自のデータ型を定義することもできます。別名データ型は、システムが提供するデータ型に基づいています。別名データ型の詳細については、「別名データ型を使用した作業」を参照してください。ユーザー定義の型の特性は、.NET Framework でサポートされるプログラミング言語の 1 つを使用して作成するクラスのメソッドと演算子によって決まります。詳細については、「CLR ユーザー定義型の使用」を参照してください。
データ型、照合順序、有効桁数、小数点以下桁数、または長さが異なる 2 つの式を演算子で結合する場合、結果の特性は次のように決まります。
- 結果のデータ型は、入力式のデータ型のうち優先順位が高いほうになります。詳細については、「データ型の優先順位 (Transact-SQL)」を参照してください。
- 結果の照合順序は、データ型が char、varchar、text、nchar、nvarchar、または ntext の場合、照合順序の優先順位の規則によって決まります。詳細については、「照合順序の優先順位 (Transact-SQL)」を参照してください。
- 結果の有効桁数、小数点以下桁数、長さは、入力式の精度、桁数、長さによって決まります。詳細については、「有効桁数、小数点以下桁数、および長さ (Transact-SQL)」を参照してください。
SQL Server 2005 では、SQL-92 との互換性を保つためにデータ型のシノニムが用意されています。詳細については、「データ型のシノニム (Transact-SQL)」を参照してください。
データ型のカテゴリ
SQL Server 2005 のデータ型は、次のカテゴリに分類されます。
真数 |
Unicode 文字列 |
概数 |
バイナリ文字列 |
日付と時刻 |
その他のデータ型 |
文字列 |
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SQL Server 2005 では一部のデータ型は、格納の特性に基づいて次のグループに分けられます。
- 大きな値のデータ型 : varchar(max)、nvarchar(max)、および varbinary(max)
- ラージ オブジェクト データ型 : text、ntext、image、varchar(max)、nvarchar(max)、varbinary(max)、および xml
メモ : |
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sp_help は、xml および大きな値を受け取るデータ型の長さとして -1 を返します。 |
真数
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概数
日付と時刻
文字列
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Unicode 文字列
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バイナリ文字列
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その他のデータ型
参照
関連項目
CREATE PROCEDURE (Transact-SQL)
CREATE TABLE (Transact-SQL)
DECLARE @local\_variable (Transact-SQL)
EXECUTE (Transact-SQL)
式 (Transact-SQL)
関数 (Transact-SQL)
LIKE (Transact-SQL)
SET (Transact-SQL)
sp_bindefault (Transact-SQL)
sp_bindrule (Transact-SQL)
sp_droptype (Transact-SQL)
sp_help (Transact-SQL)
sp_rename (Transact-SQL)
sp_unbindefault (Transact-SQL)
sp_unbindrule (Transact-SQL)