次の方法で共有


SQL Server データ ソースからデータを取得する方法

SQL Server データベースのデータをレポートで使用するには、SQL Server データ ソース、および 1 つ以上のレポート データセットを定義する必要があります。データ ソースを定義する場合、クライアント コンピューターからデータ ソースにアクセスできるように接続文字列と資格情報を指定する必要があります。

単一のレポートで使用するように埋め込みデータ ソースの定義を作成することも、複数のレポートで使用できる共有データ ソースの定義を作成することもできます。このトピックでは、埋め込みデータ ソースを作成する手順について説明します。共有データ ソースの詳細については、「共有データ ソースと埋め込みデータ ソース」および「共有データ ソースの作成、変更、および削除」を参照してください。

SQL Server データ ソース定義を作成したら、1 つ以上のデータセットを作成できます。データセットを作成すると、そのデータセットの名前がデータ ソースの下のノードとしてレポート データ ペインに表示されます。詳細については、「Business Intelligence Development Studio でのレポート デザイナーの操作」を参照してください。

レポートをパブリッシュした後、レポートをレポート サーバーで実行するときに、データを取得するための権限が有効であるように、データ ソースの資格情報を変更することが必要になる場合があります。

埋め込み Microsoft SQL Server データ ソースを作成するには

  1. ツール バーのレポート データ ペインで、[新規作成][データ ソース] の順にクリックします。[データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [名前] に名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. [埋め込み接続] が選択されていることを確認します。

  4. [種類] ボックスの一覧の [Microsoft SQL Server] をクリックします。

  5. SQL Server データ ソースに使用する接続文字列を指定します。

    データ ソースへの接続に使用する接続情報および資格情報については、データベース管理者に問い合わせてください。ローカル クライアント上のサンプル AdventureWorks2008R2 データベースを指定する接続文字列の例を次に示します。

    Data Source=localhost;Initial Catalog=AdventureWorks2008R2
    
  6. [資格情報] をクリックします。

    データ ソースへの接続に使用する資格情報を設定します。詳細については、「レポート データ ソースに関する資格情報と接続情報の指定」を参照してください。

    注意

    データ ソース接続をテストするには、接続文字列のテキスト ボックスの横の [編集] ボタンをクリックします。[接続プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。[接続テスト] をクリックします。テストが成功すると "接続テストに成功しました。" というメッセージが表示されます。テストが失敗すると、その原因に関する詳しい情報を記載した警告メッセージが表示されます。

  7. [OK] をクリックします。

    データ ソースがレポート データ ペインに表示されます。

Microsoft SQL Server データ ソースのデータセットを作成するには

  1. レポート データ ペインで、SQL Server データ ソースに接続するデータ ソースの名前を右クリックし、[データセットの追加] をクリックします。[データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [クエリ] ページが表示されます。

  2. [名前] に名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. [データ ソース] ボックスで、右クリックしたデータ ソースの名前が表示されていることを確認します。

  4. [クエリの種類] で、クエリの作成方法を選択します。データ ソースの種類によってサポートされていないクエリの種類は無効になっています。

    1. **テキスト   **Transact-SQL コマンド

    2. **テーブル   **データ ソースに対応するテーブルの一覧から選択します。テーブルを選択すると、そのテーブルのすべての列を選択するクエリが自動的に生成されます。たとえば、Customers という名前のテーブルの場合は、それに相当するクエリ コマンド SELECT * from Customers が使用されます。

    3. **ストアド プロシージャ   **データ ソースに対応するストアド プロシージャの一覧から選択します。

  5. [クエリ デザイナー] をクリックし、グラフィカル クエリ デザイナーを開き、クエリを対話形式で作成します。クエリの実行 ([!]) ボタンをクリックして結果セットを確認し、[OK] をクリックします。

    また、クエリをクリップボードからクエリ ペインに直接貼り付けるか、既存の Transact-SQL クエリをファイルから、または別のレポートからインポートすることもできます。既存のクエリをインポートするには、[インポート] をクリックして、.sql ファイルまたは .rdl ファイルを使用します。

  6. [OK] をクリックします。

    データセットとそのフィールド コレクションがレポート データ ペインのデータ ソース ノードの下に表示されます。

関連項目

概念

SQL Server リレーショナル データベースからのレポート データセットの作成

データ ソースへの接続 (Reporting Services)

レポート データセット内のフィールドの操作

レポート データセットの作成

レポート データへの接続の操作方法に関するトピック

グラフィカルなクエリ デザイナーのユーザー インターフェイス

その他の技術情報

レポート データ ソースの作成