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Hyperion Essbase データ ソースからデータを取得する方法

Hyperion Essbase データベースのデータをレポートで使用するには、Hyperion Essbase データ ソース、および 1 つ以上のレポート データセットを定義する必要があります。データ ソースを定義する場合、クライアント コンピュータからデータ ソースにアクセスできるように接続文字列と資格情報を指定する必要があります。

単一のレポートで使用するように埋め込みデータ ソースの定義を作成することも、複数のレポートで使用できる共有データ ソースの定義を作成することもできます。このトピックでは、埋め込みデータ ソースを作成する手順について説明します。共有データ ソースの詳細については、「共有データ ソースと埋め込みデータ ソース」および「共有データ ソースの作成、変更、および削除」を参照してください。

Hyperion Essbase データ ソース定義を作成したら、1 つ以上のデータセットを作成できます。データセットを作成すると、そのデータセットの名前がデータ ソースの下のノードとしてレポート データ ペインに表示されます。詳細については、「Business Intelligence Development Studio でのレポート デザイナーの操作」を参照してください。

レポートをパブリッシュした後、レポートをレポート サーバーで実行するときに、データを取得するための権限が有効であるように、データ ソースの資格情報を変更することが必要になる場合があります。

Hyperion Essbase データ ソースを作成するには

  1. ツール バーのレポート データ ペインで、[新規作成][データ ソース] の順にクリックします。

  2. [データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. [埋め込み接続] が選択されていることを確認します。

  4. [種類] ボックスの一覧から、[Hyperion Essbase] を選択します。

  5. Hyperion Essbase データ ソースに使用する接続文字列を指定します。

    データ ソースに接続するために使用する接続情報および資格情報については、データベース管理者に問い合わせてください。次の接続文字列例では、13080 番ポートを使用してサーバー上の Hyperion Essbase データ ソースを指定し、SOAP を使用してインターネット経由の XML for Analysis Services (XMLA) を指定して、Sample カタログに接続しています。

    Data Source=https://localhost:13080/aps/XMLA; Initial Catalog=Sample
    
  6. [資格情報] をクリックします。

    データ ソースへの接続に使用する資格情報を設定します。詳細については、「レポート データ ソースに関する資格情報と接続情報の指定」を参照してください。

    注意

    データ ソース接続をテストするには、接続文字列のテキスト ボックスの横の [編集] ボタンをクリックします。[接続プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。[接続テスト] をクリックします。テストが成功すると、"接続テストに成功しました。" というメッセージが表示されます。テストが失敗すると、その原因に関する詳しい情報を記載した警告メッセージが表示されます。

  7. [OK] をクリックします。

    データ ソースがレポート データ ペインに表示されます。

Hyperion Essbase データ ソースのデータセットを作成するには

  1. レポート データ ペインで Hyperion Essbase データ ソースを右クリックし、[データセットの追加] をクリックします。

  2. [データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに名前を入力するか、既定値を受け入れます。

  3. 選択したデータ ソースの名前が [データ ソース] ボックスに表示されることを確認します。

  4. [クエリの種類][テキスト] が選択されていることを確認します。[クエリ デザイナ] をクリックし、グラフィカル クエリ デザイナを開き、クエリを対話形式で作成します。詳細については、「Hyperion Essbase クエリ デザイナーのユーザー インターフェイス」を参照してください。

    また、クエリをクリップボードからクエリ ペインに直接貼り付けるか、別のレポートから既存の MDX クエリをインポートすることもできます。既存のクエリをインポートするには、[インポート] をクリックしてから、MDX クエリを含んだ .rdl ファイルに移動します。.mdx ファイルからのクエリのインポートはサポートされていません。

  5. [OK] をクリックします。

    データセットとそのフィールド コレクションがレポート データ ペインのデータ ソース ノードの下に表示されます。

    注意

    このデータ プロバイダでは使用できないレポート配信モードもあります。このデータ処理拡張機能では、データ ドリブン サブスクリプションを使ったレポートの配信はサポートされません。詳細については、「サブスクライバ データに対する外部データ ソースの使用」を参照してください。

関連項目

概念

Hyperion Essbase データ ソースからのレポート データセットの作成

Hyperion Essbase キューブに対する拡張フィールド プロパティの使用

データ ソースへの接続 (Reporting Services)

レポート データセット内のフィールドの操作

レポート データセットの作成

レポート データへの接続の操作方法に関するトピック

Hyperion Essbase クエリ デザイナーのユーザー インターフェイス

その他の技術情報

レポート データ ソースの作成