次の方法で共有


データセットを作成する方法 (Reporting Services)

Reporting Services では、データセットは既存のデータ ソースに基づいています。データセットは、クエリ、クエリ パラメーター、フィルター、およびフィールド コレクションを指定します。これに加え、データ ソースから取得されるデータに対して、大文字と小文字の区別、照合順序、かなの区別、文字列の幅、アクセントなどのオプションを指定できます。埋め込みデータセットは 1 つのレポート内で定義され、使用されます。共有データセットはレポート サーバーまたは SharePoint サイトで定義され、複数のレポートで使用できます。

詳細については、「レポート データセットの作成」を参照してください。

埋め込みデータセットを作成するには

  1. レポート データ ペインでデータ ソース名を右クリックし、[データセットの追加] をクリックします。[データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [クエリ] ページが表示されます。

  2. [名前] にデータセットの名前を入力するか、既定の名前をそのまま使用します。

    注意

    データセット名は、レポート内部で使用されます。判断がつきやすいように、データセットには、クエリが返すデータがわかるような名前を付けることをお勧めします。

  3. [データ ソース] で既存の共有データ ソースの名前を選択するか、[新規作成] をクリックして新しい埋め込みデータ ソースを作成します。

  4. [クエリの種類] オプションを選択します。オプションはデータ ソースの種類によって異なります。

    • データ ソースのクエリ言語を使用したクエリを作成するには、[Text] を選択します。

    • リレーショナル データベース テーブルのすべてのフィールドを取得するには、[Table] を選択します。

    • 名前を指定してストアド プロシージャを実行するには、[ストアド プロシージャ] を選択します。

  5. [クエリ] には、クエリ、ストアド プロシージャ、またはテーブル名を入力します。あるいは、[クエリ デザイナー] をクリックしてグラフィカルまたはテキストベースのクエリ デザイナー ツールを開くか、[インポート] をクリックして既存のレポートからクエリをインポートします。

    ただし、データ ソースでクエリを実行することによってしか、クエリによって指定されたフィールド コレクションを決定できない場合もあります。たとえば、ストアド プロシージャは結果セットのフィールドの変数セットを返す場合があります。[フィールドの更新] をクリックしてデータ ソースでクエリを実行し、レポート データ ペインのデータセット フィールド コレクションを設定するのに必要なフィールド名を取得します。[データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じると、フィールド コレクションがデータセット ノードの下に表示されます。

  6. [タイムアウト] には、レポート サーバーがデータベースからの応答を待機する秒数を入力します。既定値は 0 秒です。クエリ タイムアウト値が 0 秒の場合は、クエリはタイムアウトしません。

  7. [OK] をクリックします。

データセットとそのフィールド コレクションがレポート データ ペインのデータ ソース ノードの下に表示されます。

共有データセットを作成するには

  1. ソリューション エクスプローラーで [Shared Datasets] フォルダーを右クリックし、[新しいデータセットの追加] をクリックします。

    [データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [クエリ] ページが表示されます。

  2. [名前] にデータセットの名前を入力するか、既定の名前をそのまま使用します。

    注意

    データセット名は、レポート内部で使用されます。判断がつきやすいように、データセットには、クエリが返すデータがわかるような名前を付けることをお勧めします。

  3. [データ ソース] で、既存の共有データ ソースの名前を選択します。共有データセットは共有データ ソースに基づく必要があります。

  4. [クエリ デザイナー] をクリックします。

    データ ソースの種類に関連付けられているクエリ デザイナーが開きます。

    代わりに、[インポート] をクリックして、クエリを既存のレポートからインポートすることもできます。

  5. [クエリの作成] をクリックし、[OK] をクリックします。

    詳細については、「Reporting Services クエリ デザイナー」を参照してください。

  6. [タイムアウト] には、レポート サーバーがデータベースからの応答を待機する秒数を入力します。既定値は 0 秒です。クエリ タイムアウト値が 0 秒の場合は、クエリはタイムアウトしません。

  7. [OK] をクリックします。

データセットとそのフィールド コレクションがレポート データ ペインのデータ ソース ノードの下に表示されます。

関連項目

概念

レポート データセット内のフィールドの操作

データ ソースとしてのレポート モデルの使用

その他の技術情報

Reporting Services クエリ デザイナー

レポート デザイナーの F1 ヘルプ