サブスクライバの種類
マージ レプリケーションを使用すると、パブリケーションがサポートする必要があるサブスクライバの種類を指定することができます。サブスクライバの種類を選択することで、パブリケーションが使用できる機能を決定するパブリケーションの互換性レベルが設定されます。たとえば、SQL Server 2000 を選択した場合、Microsoft SQL Server 2005 で導入された論理レコード機能を使用することはできません。使用可能な機能は、実際に何を使用するかではなく、選択するサブスクライバの種類によって異なります。たとえば、SQL Server 2000 を選択した場合、使用できるのは SQL Server 2005 以降のバージョンのサブスクライバのみで、機能は SQL Server 2000 と互換性を持つものに制限されます。
パブリケーション スナップショットが作成された後は、パブリケーションの互換性レベルは、[パブリケーションのプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] ページ上で高く (より制限) することができますが、互換性レベルを低くすることはできません。詳細については、トピック「レプリケーション トポロジにおける複数バージョンの SQL Server の使用」の「マージ パブリケーションの互換性レベル」を参照してください。
オプション
このパブリケーションでサポートする必要がある各サブスクライバの種類を選択します。
SQL Server 2005
パブリケーションはすべての機能を使用することができます。SQL Server Compact 3.5 SP2
パブリケーションは、スナップショット ファイルが文字形式 (これは、スナップショット エージェントによって自動的に処理されます) である必要があります。SQL Server Compact 3.5 SP2 には、互換性レベルとは別の制限事項もあります。詳細については、「Creating the Publication」を参照してください。このオプションが選択されている場合、Web 同期オプションはこのパブリケーションで有効です。Web 同期の詳細については、「マージ レプリケーションの Web 同期」を参照してください。
SQL Server 2000
パブリケーションは、論理レコード、改良済みスキーマ変更レプリケーション、およびフィルタ済みパブリケーション用の最適化機能の一部を含め、SQL Server 2005 に導入された機能の一部は使用できません。[SQL Server for Microsoft Windows CE]
SQL Server 2000 の制限が適用されます。また、パブリケーションは、スナップショット ファイルが文字形式 (これは、スナップショット エージェントによって自動的に処理されます) である必要があります。Windows CE Edition にも互換性レベルとは関連しない複数の制限事項があります。詳細については、Windows CE Edition のドキュメントを参照してください。