失敗した SQL Server 2008 のインストールを修復する方法
修復操作は、以下のシナリオで使用できます。
適切にインストールした後に壊れた SQL Server 2008 のインスタンスを修復する。
新たにアップグレードされたインスタンスにインスタンス名がマップされた後、アップグレード操作のキャンセルまたは失敗が生じた場合に、SQL Server 2008 のインスタンスを修復する。
概要ログに次のメッセージが表示されている場合は、失敗したアップグレード インスタンスを修復できます。
"SQL Server のアップグレードに失敗しました。続行するには、失敗の理由を調べて問題を修正し、インストールされたシステムを修復します。"
概要ログに次のメッセージが表示されている場合、SQL Server をアンインストールして、再度インストールする必要があります。 SQL Server インスタンスを修復することはできません。
"SQL Server のアップグレードに失敗しました。続行するには、失敗の理由を調べて問題を修正します。"
SQL Server 2008 のインスタンスを修復すると、次のようになります。
欠落または破損していたすべてのファイルが差し替わります。
欠落または破損していたすべてのレジストリ キーが差し替わります。
欠落または破損していたすべての構成値が既定値に設定されます。
続行する前に、SQL Server フェールオーバー クラスタに関して、次の重要な情報を確認してください。
修復は個々のクラスタ ノードで実行する必要があります。
準備操作に失敗した後でフェールオーバー クラスタ ノードを修復するには、[ノードの削除] を使用してから準備手順をもう一度実行します。詳細については、「SQL Server フェールオーバー クラスタでノードを追加または削除する方法 (セットアップ)」を参照してください。
インストール センターから SQL Server の失敗したインストールを修復するには
SQL Server 2008 のインストール メディアから、SQL Server セットアップ プログラム (setup.exe) を起動します。
必須コンポーネントのインストールとシステムの検証が実行された後、セットアップ プログラムによって [SQL Server インストール センター] ページが表示されます。
左側のナビゲーション領域の [メンテナンス] をクリックし、[修復] をクリックして、修復操作を開始します。
セットアップ サポート ルールおよびセットアップ サポート ファイルのルーチンが実行されて、システムに必須コンポーネントがインストールされていること、およびコンピュータがセットアップの検証ルールに合格していることが確認されます。続行するには、[OK] または [インストール] をクリックします。
[インスタンスの選択] ページで、修復するインスタンスを選択し、[次へ] をクリックします。
修復ルールが実行され、操作が検証されます。続行するには、[次へ] をクリックします。
[修復の準備完了] ページで、操作を続行する準備ができたことが示されます。続行するには、[修復] をクリックします。
[修復の進行状況] ページに、修復操作の進行状況が表示されます。[完了] ページでは、操作が完了したことが示されます。
コマンド プロンプトを使用して SQL Server の失敗したインストールを修復するには
コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
Setup.exe /q /ACTION=Repair /INSTANCENAME=instancename