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レポート モデル クエリ デザイナのユーザー インターフェイス (レポート ビルダ 2.0)

レポート ビルダ 2.0 には、レポートに必要なデータを指定して、レポート モデルから抽出するためのクエリ デザイナが 2 つ用意されています。モデルのエンティティやエンティティのフィールドを参照したり選択したりする場合は、グラフィカル クエリ デザイナを使用します。XML 形式の SMDL (セマンティック モデル定義言語) 仕様を直接操作するには、テキストベースのクエリ デザイナを使用します。

クエリ デザイナを開く手順については、「データセット クエリのクエリ デザイナを開く方法 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

レポート ビルダ 2.0 のレポートでは、データ ソースの資格情報を要求するレポート モデルは使用できません。レポート モデルを使用するには、格納されている資格情報または Windows 資格情報を使用するようにモデルが構成されている必要があります。

グラフィカルなクエリ デザイナ

レポート ビルダ 2.0 には、SMDL のクエリをデザインしたり、実行したりするために使用できるグラフィカルなクエリ デザイナが提供されています。レポートの処理時には、作成したクエリに基づいて、レポート データセットのフィールド コレクションが設定されます。グラフィカル クエリ デザイナは、3 つの領域 (ペイン) に分割されています。

次の図に各ペインの名称を示します。

セマンティック モデル クエリ デザイナの UI

次の表に各ペインの機能を示します。

ペイン

機能

エクスプローラ ペイン

モデル内のエンティティやエンティティ フィールドをグラフィカルに表示します。このペインは、エンティティや、そのエンティティに関連したエンティティ、フィールドを参照するときに使用します。

デザイン領域

モデルからフィールドが一覧表示されます。このペインは、選択したフィールドのレイアウトを調整するときに使用します。

結果ペイン

クエリの結果を表示します。クエリを実行するには、任意のペインで右クリックして、[実行] をクリックするか、ツール バーの [実行] (クエリの実行) ボタンをクリックします。

エクスプローラ ペインまたはデザイン領域ペインの情報を変更した場合、[実行] をクリックしたときに、変更内容が結果ペインに反映されます。

デザイン領域から列を削除するなど、特定のペインで操作を実行するには、列を右クリックして表示されるメニューから目的のコマンドをクリックします。

ツール バーのボタンを使用してクエリをデザインすることもできます。次の表は、ツール バーのボタンと、各ボタンの用途を一覧にしたものです。

ボタン

説明

[テキストとして編集]

テキスト ベースのクエリ デザイナと、グラフィカルなクエリ デザイナ間で切り替えます。レポート サーバー モデル データ ソースのクエリは、XML 形式の SMQL (セマンティック モデル クエリ言語) 仕様です。詳細については、Reporting Services のドキュメント (SQL Server オンライン ブック) の「モデル デザイナのクエリ プロパティ」を参照してください。

[インポート]

ファイル システムのレポート定義 (.rdl) ファイルから既存のクエリをインポートします。詳細については、「レポート データセットについて (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

元に戻す操作

最後の操作を元に戻します。

やり直し操作

最後の操作を再実行します。

クエリの実行

クエリを実行し、その結果として得られた行を結果ペインに表示します。

選択したフィルタ列の隣にある画像のフィルタ処理

[データのフィルタ選択] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスでは、フィルタを適用するデータを選択できます。フィルタは、デザイン領域に現在表示されているデータとは無関係に指定できます。

テキストベースのクエリ デザイナ

パブリッシュされたレポート モデルをデータ ソースとして選択してクエリを作成する場合、グラフィカル クエリ デザイナが既定のビューとして表示されます。テキストベースのクエリ デザイナに切り替えるには、ツール バーの [テキストとして編集] 切り替えボタンをクリックします。

テキストベースのクエリ デザイナは、SMQL クエリ ペインと結果ペインという 2 つのペインで構成されます。このクエリ デザイナ ビューは主に、SMQL クエリ仕様を他のソースから入手でき、それをクエリ ペインに貼り付ける場合に使用します。グラフィカルなクエリ デザイナと異なり、テキストベースのクエリ デザイナでは、クエリ構文のチェックやクエリの再構成は行われません。ツール バーの [実行] をクリックすると、データ ソースに対するクエリが実行され、その結果が結果ペインに表示されます。

次の図に各ペインの名称を示します。

汎用セマンティック モデル言語クエリ デザイナ

次の表に各ペインの機能を示します。

ペイン

機能

クエリ ペイン

SMQL 仕様テキストを表示します。詳細については、Reporting Services のドキュメント (SQL Server オンライン ブック) の「モデル デザイナのクエリ プロパティ」を参照してください。

結果ペイン

クエリの結果を表示します。クエリを実行するには、任意のペインで右クリックして、[実行] をクリックするか、ツール バーの [実行] ボタンをクリックします。

ツール バーのボタンを使用してクエリをデザインすることもできます。次の表は、ツール バーのボタンと、各ボタンの用途を一覧にしたものです。

ボタン

説明

[テキストとして編集]

テキスト ベースのクエリ デザイナと、グラフィカルなクエリ デザイナ間で切り替えます。

[インポート]

既存のレポートからクエリをインポートします。

クエリの実行

クエリ テキストを実行し、その結果として得られた行セットを結果ペインに表示します。