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レポートの表示と保存

ここでは、レポートの実行方法、表示オプションの設定方法、および開いているレポートに対する更新操作の効果を理解する方法について説明します。レポート マネージャ、SharePoint Web パーツ、またはブラウザを使用して、レポート サーバーにパブリッシュされたレポートを表示できます。レポート サーバーから開かれたすべてのレポートは、HTML ビューアに表示されます。HTML ビューアには、レポートでの作業に役立つページ ナビゲーションやその他の機能が用意されています。共有フォルダに配信されたレポートを表示するには、レポートの配信中に作成されたファイルの種類に対応するデスクトップ アプリケーションを使用できます。

レポート サーバーでのパブリッシュされたレポートの表示

レポート サーバーから開いたレポートは、HTML ビューアに HTML 4.0 形式で表示されます。ビューアには、レポートのページ間の移動や、表示の拡大または縮小、特定のレポート コンテンツの検索などに使用できる [レポート] ツール バーがあります。次の図は、レポート マネージャ ウィンドウ内の [レポート] ツール バーを示しています。URL を指定してレポートにアクセスした場合、[レポート] ツール バーはブラウザ ウィンドウのレポートの最上部に表示されます。

レポート マネージャの [レポート] ツール バー

開いたレポートは、デスクトップ アプリケーションなどの別の表示形式にエクスポートできます。レポートを選択して実行するには、レポート マネージャを起動して、表示するレポートを検索または参照する方法が最も簡単です。レポートを開く方法の手順を追った説明については、「レポートを開閉する方法 (レポート マネージャ)」を参照してください。

レポートの更新

レポートは 3 種類の方法で更新できます。

オプション

結果

ブラウザ ウィンドウの [更新] ボタン

セッションのキャッシュに保存されているレポートを表示します。セッションのキャッシュは、ユーザーがレポートを開いた時点で作成されます。Reporting Services は、ブラウザ セッションを使用して、レポートが開いている間の表示状態の整合性を保ちます。

レポート ツール バーのブラウザ更新ボタン

[レポート] ツール バーで [更新] ボタンをクリックすると、レポート サーバーは、クエリを再実行し、レポートが要求時に実行される場合はレポート データを更新します。レポートがキャッシュされる場合、またはスナップショットである場合は、[更新] をクリックすると、レポート サーバー データベースに保存されているレポートが表示されます。

Ctrl + F5 キー

[レポート] ツール バーで [更新] ボタンをクリックした場合と同じ結果になります。

ユーザー セッションについて

Reporting Services は、ブラウザ セッションを使用して、レポートの表示中の整合性を保ちます。セッションは、認証されているユーザーではなく、ブラウザ接続に基づき確立されます。ユーザーが新しいブラウザ ウィンドウでレポートを開くたびに、新しいセッションが作成されます。ブラウザ セッションを確立すると、レポート サーバー上でレポートが変更されたとしても、ユーザーはセッション開始時に開いていたレポートに対して作業を継続して行います。たとえば、ユーザーが午後 11 時にレポートを開き、レポートの作成者が同じレポートを午後 11 時 1 分に再びパブリッシュした場合でも、ユーザーのセッションが継続されている間はユーザーが開いたレポートがセッションに保持されます。

ブラウザの [更新] ボタンを使用して同じセッション内のレポートを更新すると、元のセッションのバージョンのレポートが表示されます。[レポート] ツール バーの [更新] ボタンを使用して要求時レポートを更新すると、レポートは再実行され、新しいデータがあれば、これが表示されます。

セッション情報は、レポート サーバーの一時データベースに格納されます。レポート サーバーでは、ASP.NET のセッション管理を使用しません。サーバーを再起動したり、データベースの復旧操作を実行した場合、セッション状態は復元されません。セッション管理の詳細については、「実行状態の識別」を参照してください。

デスクトップ アプリケーションでのレポートの表示

レポート ビューアとしてブラウザをまったく使用せず、代わりにデスクトップ アプリケーション (Microsoft Excel など) を使用することができます。このためには、デスクトップ アプリケーションの形式および生成先の共有フォルダを指定するサブスクリプションを定義します。レポートは、アプリケーション ファイルとして生成され、ファイル名拡張子が付けられ、ハード ディスク上にファイルとして保存されます。その後は、ブラウザの代わりに Microsoft Excel (または他のアプリケーション) を使用してレポートを表示できるようになります。

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