レッスン 2 : レポート データ ソースのプロパティの変更
このレッスンでは、受信者に配信されるレポートを、レポート マネージャを使って選択します。ここで定義するデータ ドリブン サブスクリプションによって、Adventure Works のサンプル レポート Employee Sales Summary が配信されます。この後の手順では、レポートがデータの取得に使用するデータ ソースの接続情報を変更します。データ ドリブン サブスクリプションを介して配信できるのは、保存されている資格情報を使用してレポート データ ソースにアクセスするレポートのみです。保存されている資格情報は、レポートの自動処理に必要となります。
データ ソースのプロパティを変更するには
[ホーム] をクリックし、Adventure Works サンプル レポートが格納されているフォルダに移動します。既定では、このフォルダの名前は AdventureWorks Sample Reports です。サンプル レポートの詳細については、「最初のインストール (Reporting Services)」を参照してください。
[Employee Sales Summary] サンプル レポートを開き、[プロパティ] タブをクリックして、[データ ソース] をクリックします。
[カスタム データ ソース] を選択します。
[接続の種類] で [Microsoft SQL Server] を選択します。
次の接続文字列を入力します。この文字列は、サンプル データベースがローカルのデータベース サーバーに存在することを想定しています。
data source=localhost; initial catalog=AdventureWorks
[レポート サーバーに保存され、セキュリティで保護された資格情報] をクリックします。
ユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名は、domain\user の形式で入力してください。AdventureWorks データベースにアクセスする権限がない場合は、このデータベースへの権限があるログイン情報を指定します。
[データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] をクリックし、[OK] をクリックします。ドメイン アカウントを使用していない場合 (SQL Server ログインを使用している場合など) は、このチェック ボックスをオンにしないでください。
[適用] をクリックします。
レポートを表示し、指定した資格情報を使用してレポートが実行されていることを確認します。レポートを表示するには、[表示] タブをクリックします。レポートが開いたら、従業員名を選択してから [レポートの表示] をクリックする必要があります。
次の手順
保存されている資格情報を使用してデータを取得するレポートを構成しました。次に、レポート マネージャの [データ ドリブン サブスクリプション] ページを使用してサブスクリプションを指定します。「レッスン 3 : データ ドリブン サブスクリプションの定義」を参照してください。