IDTSBuffer100 インターフェイス
行と列を含む、メモリ内の 2 次元ストレージ オブジェクトを表します。
名前空間: Microsoft.SqlServer.Dts.Pipeline.Wrapper
アセンブリ: Microsoft.SqlServer.DTSPipelineWrap (Microsoft.SqlServer.DTSPipelineWrap.dll)
構文
'宣言
<GuidAttribute("62F50D4D-3EA5-4859-A606-95CA9FDDC356")> _
<InterfaceTypeAttribute(ComInterfaceType.InterfaceIsIUnknown)> _
Public Interface IDTSBuffer100
'使用
Dim instance As IDTSBuffer100
[GuidAttribute("62F50D4D-3EA5-4859-A606-95CA9FDDC356")]
[InterfaceTypeAttribute(ComInterfaceType.InterfaceIsIUnknown)]
public interface IDTSBuffer100
[GuidAttribute(L"62F50D4D-3EA5-4859-A606-95CA9FDDC356")]
[InterfaceTypeAttribute(ComInterfaceType::InterfaceIsIUnknown)]
public interface class IDTSBuffer100
[<GuidAttribute("62F50D4D-3EA5-4859-A606-95CA9FDDC356")>]
[<InterfaceTypeAttribute(ComInterfaceType.InterfaceIsIUnknown)>]
type IDTSBuffer100 = interface end
public interface IDTSBuffer100
IDTSBuffer100 型は、以下のメンバーを公開しています。
メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
AddBLOBData | IDTSBuffer100 の列にバイト データを追加します。 | |
AddRow | IDTSBuffer100 オブジェクトに新しい行を追加します。 | |
Clone | IDTSBuffer100 オブジェクトのプライベート コピーを作成します。 | |
DirectErrorRow | IDTSBuffer100 オブジェクトの行を、IsErrorOut プロパティが true である IDTSOutput100 に送信します。 | |
DirectRow | IDTSOutput100 に IDTSBuffer100 の行を送信します。 | |
GetBLOBData | IDTSBuffer100 の列に格納された、バイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) からのバイトの配列を取得します。 | |
GetBLOBLength | IDTSBuffer100 の列に含まれるバイト数を取得します。 | |
GetBLOBObject | IDTSBuffer100 の列のバイトの読み取りおよび書き込みに使用される IDTSBLOBObject100 を取得します。 | |
GetBLOBStream | IDTSBuffer100 の列に格納されたバイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) にアクセスするために使用される IStream インターフェイスを取得します。 | |
GetBoundaryInfo | 列数と、IDTSBuffer100 が保持できる最大行数を取得します。 | |
GetColumnCount | IDTSBuffer100 内の列数を取得します。 | |
GetColumnInfo | IDTSBuffer100 内の指定した列の DTP_BUFFCOL 構造体を取得します。 | |
GetData | IDTSBuffer100 の指定した行と列に格納されているデータを取得します。 | |
GetDataByRef | (この機能は非推奨です。「解説」を参照してください) IDTSBuffer100 内の列に格納されているデータを指すポインターを取得します。 | |
GetFlatMemory | IDTSBuffer100 によって格納されたバイトを指すポインターを取得します。 | |
GetID | バッファーの ID を取得します。 | |
GetManager | バッファー マネージャーを取得します。 | |
GetRowCount | IDTSBuffer100 に格納された行数を取得します。 | |
GetRowDataBytes | (この機能は非推奨です。「解説」を参照してください) IDTSBuffer100 の行の先頭を指すポインターを取得します。 | |
GetRowStarts | (この機能は非推奨です。「解説」を参照してください) GetRowStarts メソッドの代わりに GetData メソッドまたは GetBLOBData メソッドを使用してください。 | |
GetStatus | IDTSBuffer100 の列の状態情報を取得します。 | |
GetType | バッファーの種類のハンドルを取得します。 | |
IsEndOfRowset | IDTSBuffer100 が行のコレクションの末尾に達したかどうかを示します。 | |
IsNull | 指定した列が null であるかどうかをチェックします。 | |
LockData | IDTSBuffer100 のデータをロックします。 | |
MoveRow | IDTSBuffer100 の行を新しい場所に移動します。 | |
PrepareDataStatusForInsert | 指定範囲の行内の列の状態値を設定します。 | |
RemoveRow | IDTSBuffer100 から行を削除します。 | |
ResetBLOBData | IDTSBuffer100 の列に格納されているバイトを削除します。 | |
SetBLOBFromObject | IDTSBLOBObject100 に含まれているデータを IDTSBuffer100 の列に割り当てます。 | |
SetBLOBFromStream | バイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) 列に、シーケンシャルなストリームからデータを割り当てます。 | |
SetData | IDTSBuffer100 の列にデータを割り当てます。 | |
SetEndOfRowset | コンポーネントが出力 IDTSBuffer100 オブジェクトへの行の追加を完了したことを IDTSBufferManager100 に通知します。 | |
SetErrorInfo | 行のエラー情報を設定します。 | |
SetStatus | IDTSBuffer100 の列の状態情報を設定します。 | |
SwapRows | IDTSBuffer100 の 2 つの行の場所を入れ替えます。 | |
UnlockData | IDTSBuffer100 オブジェクトのデータのロックを解除します。 |
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説明
IDTSBuffer100 は、行と列を含む、2 次元のインメモリ データ構造体です。 バッファーの各列には、データ型、行のメモリ内オフセット位置、最大サイズ、コンポーネントの列の系列 ID を記述する情報があります。
各列内のデータにアクセスするには、DTP_BUFFCOL 構造体で定義されたオフセットを使用するか、SetData メソッドおよび GetData メソッドを使用します。後者の場合、バッファー内の列のデータ位置は、行と列へのハンドルによって定義されます。
IDTSBufferManager100 によって作成されるバッファーには、プライベートとパブリックの 2 種類があります。 プライベート バッファーは、データ フロー コンポーネントによって要求されると作成され、コンポーネントによって内部的に使用されます。 パブリック バッファーは、データ フロー グラフのコンポーネントに提供され、転送先に到着する前にデータの入力と操作が行われます。 パブリック バッファーは、IDTSBufferManager100 によって作成、管理、および破棄されます。
バッファーはハンドルによって識別され、1 から始まるため、無効でない限り 0 または nullNULL 参照 (Visual Basic では Nothing) 値になることはありません。
マネージ コンポーネントを開発する場合、プライベート バッファーを作成してマネージ コードとネイティブ コード間のやり取りに必要なコードを実装する場合を除き、一般的には IDTSBuffer100 オブジェクトを使用しません。 代わりに、マネージ PipelineBuffer クラスを使用します。