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IDTSOutput100.HasSideEffects プロパティ

データ フロー コンポーネントの入力が上流コンポーネントにアタッチされておらず、データ フロー タスクの RunInOptimizedMode プロパティが true の場合に、データ フロー コンポーネントをデータ フロー タスクの実行プランから削除するか、または実行プランに残すかを示す値を取得します。値の設定も可能です。

名前空間:  Microsoft.SqlServer.Dts.Pipeline.Wrapper
アセンブリ:  Microsoft.SqlServer.DTSPipelineWrap (Microsoft.SqlServer.DTSPipelineWrap.dll)

構文

'宣言
Property HasSideEffects As Boolean 
    Get 
    Set
'使用
Dim instance As IDTSOutput100 
Dim value As Boolean 

value = instance.HasSideEffects

instance.HasSideEffects = value
bool HasSideEffects { get; set; }
property bool HasSideEffects {
    bool get ();
    void set (bool value);
}
abstract HasSideEffects : bool with get, set
function get HasSideEffects () : boolean 
function set HasSideEffects (value : boolean)

プロパティ値

型: System.Boolean
データ フロー エンジンから確認できないカスタム アクションがコンポーネントによって実行される場合は true、それ以外の場合は false です。

説明

IDTSOutput100 の HasSideEffects プロパティを true に設定すると、エンジンからは確認できないカスタム アクションが、出力が属するコンポーネントによって実行されることが、データ フロー エンジンに対して伝えられます。 その結果、データ フロー タスクの RunInOptimizedMode プロパティが true の場合は、コンポーネントは実行プランから削除されません。

たとえば、基になるコンポーネントは出力を持ちません。したがって、基になるコンポーネントの出力の HasSideEffects プロパティが true ではなかった場合、データ フロー エンジンは基になるコンポーネントがアクションを実行しなかったと判断し、基になるコンポーネントを実行プランから削除することができます。

IDTSInput100HasSideEffects プロパティは、変換先コンポーネント (出力を持ちません) では常に true になります。IDTSOutput100 の HasSideEffects プロパティは、基になるコンポーネント (入力を持ちません) では常に true になります。 どちらのプロパティも、通常、変換コンポーネントでは false になります。

ただし、RowCount 変換の入力の HasSideEffects プロパティは、true に設定されます。 結果として、RowCount の出力を下流コンポーネントにアタッチする必要はありません。 したがって RowCount は、パッケージのデバッグ時に、データを保存することなく、一時的な変換先として使用できます。

関連項目

参照

IDTSOutput100 インターフェイス

Microsoft.SqlServer.Dts.Pipeline.Wrapper 名前空間