CDC スプリッターは、CDC ソース データの変更行の単一フローを、挿入、更新、削除の各操作のための個別のデータ フローに分割します。 データベースは、必須の列 __$operation と、SQL Server 2012 変更テーブル内のその標準の値に基づいて分割されます。
操作の値 |
出力 |
説明 |
|---|---|---|
1 |
削除 |
削除された行 |
2 |
挿入 |
挿入された行 ("結合を含む差分" CDC モードを使用する場合は使用不可) |
3 |
更新 |
更新前の行 ("古い値を含むすべて" CDC モードの場合のみ使用可) |
4 |
更新 |
更新後の行 (更新前と同じ) |
5 |
更新 |
マージ行 ("結合を含む差分" CDC モードを使用する場合のみ使用可) |
その他 |
エラー |
スプリッターを使用して、定義済みの挿入、削除、更新の各出力に接続し、さらに処理を実行することができます。
CDC スプリッター変換には、1 つの標準入力と 1 つのエラー出力があります。
エラー処理
CDC スプリッター変換にはエラー出力があります。 $operation 列の値が無効な入力行はエラーと見なされ、入力の ErrorRowDisposition プロパティに従って処理されます。
コンポーネントのエラー出力には、次の出力列があります。
エラー コード: 1 に設定されます。
エラー列: (変換エラーの) エラーの原因となるソース列。
エラー行の列: エラーの原因となった行の入力列。
CDC スプリッターの構成
CDC スプリッターに構成可能なプロパティはありません。
CDC スプリッターの使用方法の詳細については、「Microsoft SQL Server Integration Services の CDC コンポーネント」を参照してください。
[詳細エディター] ダイアログ ボックスには、プログラムによって設定できるプロパティが表示されます。
[詳細エディター] ダイアログ ボックスを開くには、次の操作を実行します。
- SQL Server 2012 Integration Services (SSIS) プロジェクトの [データ フロー] 画面で、CDC スプリッターを右クリックし、[詳細エディターの表示] をクリックします。