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Reporting Services のインストールの移行 (ネイティブ モード)

ここでは、Reporting Services ネイティブ モードの次のいずれかのサポートされているバージョンを新しい SQL Server 2012 Reporting Services インスタンスに移行する手順について説明します。

SharePoint モードで配置した Reporting Services の移行の詳細については、「Reporting Services の移行 (SharePoint モード)」を参照してください。

移行とは、新しい SQL Server 2012 インスタンスにアプリケーション データ ファイルを移動することを指します。 アップグレードの妨げとなる問題が発生した場合、大規模展開やシステムの連続稼働が必要な場合、またはインストールされているハードウェアやトポロジを変更する場合は、インストールを移行する必要があります。

このトピックの内容

  • ネイティブ モードの移行の概要

  • Content Only Migration

  • 固定されたデータベース名

  • 開始前の準備

  • ファイルおよびデータのバックアップ

  • Reporting Services のインストール

  • レポート サーバー データベースの移動

  • カスタム アセンブリや拡張機能の移動

  • レポート サーバーの構成

  • RSReportServer.config ファイルへのカスタム構成設定のコピー

  • Windows サービス グループとセキュリティ ACL

  • 配置の確認

  • 使用しないプログラムおよびファイルの削除

ネイティブ モードの移行の概要

Reporting Services の移行プロセスには、手動による手順と自動化された手順があります。 レポート サーバーの移行の一環として、次の作業を実行します。

  • データベース、アプリケーション、および構成ファイルをバックアップします。

  • 暗号化キーをバックアップします。

  • SQL Server 2012 の新しいインスタンスをインストールします。 同じハードウェアを使用する場合、既にインストールされている SQL Server 2005、SQL Server 2008、または SQL Server 2008 R2 とサイド バイ サイドで SQL Server 2012 をインストールできます。 その場合は、SQL Server 2012 を名前付きインスタンスとしてインストールすることが必要になる場合があります。

  • レポート サーバー データベースおよびその他のアプリケーション ファイルを、既にインストールされている SQL Server から、新しくインストールした SQL Server 2012 に移動します。

  • 任意のカスタム アプリケーション ファイルを新しいインストールに移動します。

  • レポート サーバーを構成します。

  • RSReportServer.config を編集して、以前のインストールのカスタム設定を追加します。

  • 必要に応じて、新しい Reporting Services Windows サービス グループについて、カスタムのアクセス制御リスト (ACL) を構成します。

  • インストールをテストします。

  • 新しいインスタンスが完全に動作することを確認してから、使用しないアプリケーションおよびツールを削除します。

以前のインストールで作成した既存のレポート サーバー データベースを再利用する場合、そのレポート サーバー データベースをホストするのに使用する SQL Server のエディションには制限があることに注意してください。 詳細については、「レポート サーバー データベースの作成」を参照してください。

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コンテンツのみの移行

ヒントヒント

あるレポート サーバーから別のレポート サーバーにコンテンツ アイテムのみを移行する場合は、次のリソースを参照してください。

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固定されたデータベース名

レポート サーバー データベースの名前は変更できません。 データベースの ID は、データベース作成時にレポート サーバーのストアド プロシージャで記録されます。 レポート サーバーのプライマリ データベースまたは一時データベースの名前を変更すると、プロシージャ実行時にエラーが発生し、レポート サーバーのインストールが無効になります。

既存のインストールのデータベース名が新しいインストールに適さない場合は、適切な名前で新しいデータベースを作成し、以下の方法で既存のアプリケーション データを読み込むことを検討してください。

  • レポート サーバー Web サービスの SOAP メソッドを呼び出してデータベース間でデータをコピーする Visual Basic スクリプトを作成します。 スクリプトの実行には RS.exe ユーティリティを使用できます。 この方法の詳細については、「スクリプトの作成 (Reporting Services SSRS)」を参照してください。

  • WMI プロバイダーを呼び出してデータベース間でデータをコピーするコードを記述します。 この方法の詳細については、「Reporting Services WMI プロバイダーへのアクセス」を参照してください。

  • アイテム数が少ない場合は、レポート デザイナー、モデル デザイナー、およびレポート ビルダーから新しいレポート サーバーに、レポート、レポート モデル、および共有データ ソースを再パブリッシュできます。 ロールの割り当て、サブスクリプション、共有スケジュール、レポート スナップショット スケジュール、レポートやその他のアイテムに設定したカスタム プロパティ、モデル アイテム セキュリティ、およびレポート サーバーで設定したプロパティを再作成する必要があります。 レポート履歴およびレポート実行ログ データは失われます。

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開始前の準備

アップグレードではなく移行を行う場合でも、既存のインストールでアップグレード アドバイザーの実行を検討してください。移行に影響する問題を識別できる場合があります。 この手順は、インストールまたは構成していないレポート サーバーを移行する場合に特に役立ちます。 アップグレード アドバイザーを実行すると、新しくインストールする SQL Server 2012 でサポートされない可能性があるカスタム設定を確認できます。

また、インストールの移行に影響する SQL Server 2012 での以下の重要な変更点に注意してください。

  • SQL Server 2008 以降、IIS は必須ではなくなりました。 インストールされているレポート サーバーを新しいコンピューターに移行する場合、Web サーバーの役割を追加する必要はありません。 また、URL および認証を構成する手順が以前のリリースとは異なり、問題の診断およびトラブルシューティングの手法やツールも変更になっています。

  • レポート サーバー Web サービス、レポート マネージャー、およびレポート サーバー Windows サービスが、単一のレポート サーバー サービスに統合されています。 3 つのアプリケーションはすべて同じアカウントで実行されます。 3 つのアプリケーションはいずれも RSReportServer.config ファイルから構成設定を読み取り、RSWebApplication.config は使用されなくなりました。

  • レポート マネージャーおよび SQL Server Management Studio の設計が変更され、重複する機能が削除されました。 各ツールで一連の個別のタスクがサポートされるようになり、他のツールで代用することはできなくなりました。

  • ISAPI フィルターは、SQL Server 2008 Reporting Services 以降のバージョンではサポートされません。 ISAPI フィルターを使用する場合、移行を実行する前にレポート ソリューションを設計し直す必要があります。

  • IP アドレス制限は、SQL Server 2008 Reporting Services 以降のバージョンではサポートされません。 IP アドレス制限を使用する場合、移行を実行する前にレポート ソリューションを設計し直すか、ファイアウォール、ルーター、ネットワーク アドレス変換 (NAT) などのテクノロジを使用して、レポート サーバーへのアクセスが制限されるアドレスを構成する必要があります。

  • クライアント SSL (Secure Sockets Layer) 証明書は、SQL Server 2008 Reporting Services 以降のバージョンではサポートされません。 クライアント SSL 証明書を使用する場合、移行を実行する前にレポート ソリューションを設計し直す必要があります。

  • Windows 統合認証以外の認証の種類を使用する場合、サポートされている認証の種類で RSReportServer.config ファイルの <AuthenticationTypes> 要素を更新する必要があります。 サポートされている認証の種類は、NTLM、Kerberos、Negotiate、および Basic です。 匿名認証、.NET パスポート認証、およびダイジェスト認証は、SQL Server 2008 Reporting Services 以降のバージョンではサポートされません。

  • カスタムのカスケード スタイル シートをレポート環境で使用している場合、そのスタイル シートは移行されません。 移行後に手動で移動する必要があります。

SQL Server 2012 Reporting Services の変更点の詳細については、アップグレード アドバイザーのマニュアルおよび「新機能 (Reporting Services)」を参照してください。

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ファイルおよびデータのバックアップ

Reporting Services の新しいインスタンスをインストールする前に、現在インストールされているすべてのファイルを必ずバックアップしてください。

  1. レポート サーバー データベースの暗号化キーをバックアップします。 これは、移行を正しく行うための重要な手順です。 移行プロセスの後の方で、暗号化されたデータへのレポート サーバーからのアクセスを復旧するために、このキーを復元する必要があります。 キーをバックアップするには、Reporting Services 構成ツールを使用します。

  2. サポートされている任意の SQL Server データベース バックアップ方法で、レポート サーバー データベースをバックアップします。 詳細については、「別のコンピューターへのレポート サーバー データベースの移動」のレポート サーバー データベースのバックアップ手順を参照してください。

  3. レポート サーバーの構成ファイルをバックアップします。 バックアップするのは次のファイルです。

    1. Rsreportserver.config

    2. Rswebapplication.config

    3. Rssvrpolicy.config

    4. Rsmgrpolicy.config

    5. Reportingservicesservice.exe.config

    6. レポート サーバーおよびレポート マネージャーの ASP.NET アプリケーション用の Web.config

    7. ASP.NET 用の Machine.config (レポート サーバー操作用に変更している場合)

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SQL Server Reporting Services のインストール

新しいレポート サーバー インスタンスを、既定値以外の値で構成できるように、ファイルのみのモードでインストールします。 コマンド ラインからインストールする場合は、FilesOnly 引数を使用します。 インストール ウィザードでは、[サーバーを構成せずにインストールする] を選択します。

Reporting Services の新しいインスタンスのインストール手順については、次のいずれかのリンクをクリックして参照してください。

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レポート サーバー データベースの移動

レポート サーバー データベースには、パブリッシュされたレポート、モデル、共有データ ソース、スケジュール、リソース、サブスクリプション、およびフォルダーが格納されます。 また、システム プロパティとアイテム プロパティ、およびレポート サーバー コンテンツにアクセスするための権限も格納されています。

移行に伴い、使用するデータベース エンジン インスタンスの変更も行う場合は、レポート サーバー データベースを新しいデータベース エンジン インスタンスに移動する必要があります。 同じデータベース エンジン インスタンスを使用している場合は、「カスタム アセンブリや拡張機能の移動」に進んでください。

レポート サーバー データベースを移動するには、次の手順を行います。

  1. 使用するデータベース エンジン インスタンスを選択します。 SQL Server 2012 Reporting Services では、SQL Server 2005、2008、2008 R2、または SQL Server 2012 を使用してレポート サーバー データベースをホストする必要があります。 SQL Server 2000 は、SQL Server 2012 Reporting Services のレポート サーバー データベースのホストには使用できません。 SQL Server 2000 または SQL Server 2005 を 8.0 互換モードで使用していた場合は、データベース エンジンをアップグレードするか、別のデータベース エンジン インスタンスを選択する必要があります。

  2. SQL Server Management Studio を起動し、データベース エンジンに接続します。

  3. そのデータベース エンジンでレポート サーバー データベースをホストしたことがない場合は、システム データベースで RSExecRole を作成します。 詳細については、「RSExecRole を作成する」を参照してください。

  4. 別のコンピューターへのレポート サーバー データベースの移動」の手順に従います。

レポート サーバー データベースと一時データベースは相互に依存するため、一緒に移動する必要があることに注意してください。 データベースをコピーしても新しいインストールにセキュリティ設定がすべて移行されるわけではないため、コピーは使用しないでください。 スケジュールされたレポート サーバー操作の SQL Server エージェント ジョブは移動しないでください。 これらのジョブは、レポート サーバーで自動的に再作成されます。

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カスタム アセンブリや拡張機能の移動

インストールにカスタム レポート アイテム、アセンブリ、または拡張機能が含まれている場合、それらのカスタム コンポーネントを再配置する必要があります。 カスタム コンポーネントを使用しない場合は、「レポート サーバーの構成」に進んでください。

カスタム コンポーネントを再配置するには、次の手順を行います。

  1. アセンブリがサポートされているか、または再コンパイルが必要かを確認します。

    • SQL Server 2005 リリース用に作成したカスタム認証拡張機能は再コンパイルする必要があります。

    • SQL Server 2008 Reporting Services のカスタム表示拡張機能は、表示オブジェクト モデル (ROM) を使用して記述し直す必要があります。

    • HTML 3.2 レンダラーおよび HTML OWCISAPI レンダラーは、SQL Server 2008 Reporting Services 以降のバージョンではサポートされません。

    • それ以外のカスタム アセンブリを再コンパイルする必要はありません。

  2. アセンブリを新しいレポート サーバーおよびレポート マネージャーの \bin フォルダーに移動します。 SQL Server 2012 では、既定の SQL Server 2012 Reporting Services インスタンスにおけるレポート サーバーのバイナリは、\Program files\Microsoft SQL Server\MSRS11.MSSQLSERVER\Reporting Services\ReportServer\bin にあります。

  3. 構成ファイルを変更してカスタム コンポーネントのエントリを追加します。 エントリは、使用するアセンブリの種類によって異なります。 ファイルの配置場所および構成エントリの追加位置については、以下を参照してください。

    1. カスタム アセンブリの配置

    2. カスタム レポート アイテムを配置する方法

    3. データ処理拡張機能の配置

    4. 配信拡張機能の配置

    5. 表示拡張機能の配置

    6. セキュリティ拡張機能の実装

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レポート サーバーの構成

レポート サーバー Web サービスとレポート マネージャーの URL を構成し、レポート サーバー データベースへの接続を構成します。

スケールアウト配置を移行する場合、すべてのレポート サーバー ノードをオフラインにし、一度に 1 つずつサーバーを移行します。 最初のレポート サーバーを移行し、レポート サーバー データベースに正常に接続すると、レポート サーバー データベースのバージョンは自動的に SQL Server 2012 データベースのバージョンにアップグレードされます。

重要な注意事項重要

スケールアウト配置内にオンラインで、移行されていないレポート サーバーがある場合、アップグレードされたデータベースへの接続時に古いスキーマが使用されるため、rsInvalidReportServerDatabase 例外が発生する場合があります。

注意

移行したレポート サーバーがスケールアウト配置の共有データベースとして構成されていた場合、ReportServer データベースの Keys テーブル内にある古い暗号化キーをすべて削除した後で、レポート サーバー サービスを構成する必要があります。 このキーが削除されていない場合、移行したレポート サーバーでは、スケールアウト配置モードで初期化が試行されます。 詳細については、「スケールアウト配置に関する暗号化キーの追加と削除」および「暗号化キーの構成と管理」を参照してください。

このスケールアウト キーは、Reporting Services 構成マネージャーでは削除できません。 SQL Server Management Studio を使用して、ReportServer データベースの Keys テーブルから古いキーを削除する必要があります。 Keys テーブル内の行をすべて削除します。 これによってテーブルがクリアされ、以降の手順に示すように、対称キーのみの復元が準備されます。

キーを削除する前に、対称暗号化キーをバックアップしておくことをお勧めします。 キーのバックアップには、Reporting Services 構成マネージャーを使用できます。 構成マネージャーを開き、[暗号化キー] タブをクリックし、[バックアップ] をクリックします。 スクリプト WMI コマンドを使用して暗号化キーをバックアップすることもできます。 WMI の詳細については、「BackupEncryptionKey メソッド (WMI MSReportServer_ConfigurationSetting)」を参照してください。

  1. Reporting Services 構成ツールを起動し、インストールした Reporting Services インスタンスに接続します。 詳細については、「How to: Start Reporting Services Configuration Manager」を参照してください。

  2. レポート サーバーとレポート マネージャーの URL を構成します。 詳細については、「URL の構成」を参照してください。

  3. 以前のインストールから既存のレポート サーバー データベースを選択して、レポート サーバー データベースを構成します。 データベースを正常に構成すると、レポート サーバー サービスが再開します。また、レポート サーバー データベースへの接続が確立されると、データベースが自動的に SQL Server 2012 Reporting Services にアップグレードされます。 データベースの変更ウィザードを使用してレポート サーバー データベースを作成または選択する方法の詳細については、「ネイティブ モードのレポート サーバー データベースの作成 (Reporting Services)」を参照してください。

  4. 暗号化キーを復元します。 この手順は、レポート サーバー データベースの既存の接続文字列および資格情報の暗号化を解除できるようにするために実行する必要があります。 詳細については、「Reporting Services の暗号化キーのバックアップと復元 (SSRS ネイティブ モード)」を参照してください。

  5. レポート サーバーを新しいコンピューターにインストールし、Windows ファイアウォールを使用している場合は、レポート サーバーがリッスンする TCP ポートが開いていることを確認します。 既定のポート番号は 80 です。 詳細については、「レポート サーバー アクセスに対するファイアウォールの構成」を参照してください。

  6. レポート サーバーを Windows Vista または Windows Server 2008 にインストールした場合は、ローカル管理をサポートするために、ロールの割り当てを作成してレポート サーバー サイトを信頼済みサイトに追加します。 詳細については、「ローカル管理用のネイティブ モードのレポート サーバー (SSRS) の構成」を参照してください。

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RSReportServer.config ファイルへのカスタム構成設定のコピー

以前のインストールで RSReportServer.config ファイルまたは RSWebApplication.config ファイルを変更していた場合、新しい RSReportServer.config ファイルで同じ変更を行います。 以前の構成ファイルで変更された可能性があるいくつかの項目と、SQL Server 2012 で同じ設定を構成するための方法に関する追加情報へのリンクを次に示します。

カスタマイズ

情報

カスタム設定を使用したレポート サーバーの電子メール配信

How to: Configure a Report Server for E-mail Delivery

デバイス情報設定

RSReportServer.Config で表示拡張機能パラメーターをカスタマイズする

リモート インスタンス上のレポート マネージャー

レポート マネージャーの構成

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Windows サービス グループとセキュリティ ACL

SQL Server 2012 Reporting Services (SSRS) には、Reporting Services Windows サービス グループという 1 つのサービス グループがあります。このサービス グループは、SQL Server 2012 Reporting Services と共にインストールされたすべてのレジストリ キー、ファイル、およびフォルダーのセキュリティ ACL を作成するために使用されます。 この Windows グループ名は SQLServerReportServerUser$<computer_name>$<instance_name> という形式で表示されます。 このグループは、SQL Server 2005 Reporting Services 内の 2 つの Windows サービス グループに代わるものです。 SQL Server 2005 Reporting Services Windows グループのいずれかに関連付けられたカスタム ACL が存在する場合、これらの ACL を SQL Server 2012 Reporting Services の新しいレポート サーバー インスタンスの新しいグループに適用する必要があります。

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配置の確認

  1. ブラウザーを開き、URL アドレスを入力して、レポート サーバーおよびレポート マネージャーの仮想ディレクトリをテストします。 詳細については、「Reporting Services のインストール状態の検証」を参照してください。

  2. レポートをテストし、レポートに意図したデータが含まれることを確認します。 データ ソース情報で、データ ソース接続情報が指定されたままになっているかどうかを確認します。 レポート サーバーでは、レポートを処理および表示する際に SQL Server 2012 レポート オブジェクト モデルが使用されますが、SQL Server 2008 または SQL Server 2008 R2 の構造は新しいレポート定義言語要素には置き換えられません。 SQL Server 2012 レポート サーバーでの既存のレポートの動作の詳細については、「レポートのアップグレード」を参照してください。

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使用しないプログラムおよびファイルの削除

レポート サーバーを SQL Server 2012 Reporting Services インスタンスに正常に移行したら、次の手順に従って、不要になったプログラムとファイルを削除できます。

  1. 以前のバージョンの Reporting Services が不要になった場合はアンインストールします。 この手順を実行しても、次の項目は削除されません。ただし、これらの項目が不要な場合は、手動で削除できます。

    • 古いレポート サーバー データベース

    • RsExec ロール

    • レポート サーバーのサービス アカウント

    • レポート サーバー Web サービスに使用するアプリケーション プール

    • レポート マネージャーおよびレポート サーバー用の仮想ディレクトリ

    • レポート サーバーのログ ファイル

  2. このコンピューター上で IIS が不要になった場合は削除します。

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関連項目

概念

Reporting Services の移行 (SharePoint モード)

レポート サーバー データベース

Reporting Services のアップグレードと移行

Reporting Services 構成マネージャー (SSRS)

その他の技術情報

Reporting Services の旧バージョンとの互換性