フルテキスト インデックス作成ウィザードを使用すると、フルテキスト インデックスを作成するために作られた一連の手順を実行できます。
フルテキスト インデックス作成ウィザードを使用するには
オブジェクト エクスプローラーで、フルテキスト インデックスを作成するテーブルを右クリックして [フルテキスト インデックス] をポイントし、[フルテキスト インデックスの定義] をクリックします。
- [一意インデックス]
ドロップダウン リストからインデックスを選択します。 インデックスは、単一キー列の、一意で NULL 値が許容されないインデックスである必要があります。 フルテキストの一意キーには、一番小さな一意キー インデックスを選択します。 最高のパフォーマンスを得るためには、クラスター化インデックスをお勧めします。
[使用可能な列]
列をインデックスに含めるには、列名の横のチェック ボックスをオンにします。 フルテキスト インデックス作成の対象ではない列は、グレー表示され、チェック ボックスはオフになっています。[ワード ブレーカーの言語]
ドロップダウン リストから言語を選択します。 この選択は、SQL Server でインデックスに適したワード ブレーカーを識別するために使用されます。 SQL Server は、ワード ブレーカーを使用してフルテキスト インデックス付きデータ内の単語の境界を識別します。[型列]
フルテキスト インデックスの付いた列の文書型を保持する列の名前を選択します。
**\[型列\]** は、**\[使用できる列\]** 列内の名前の付いた列の型が varbinary(max) または image である場合のみ有効です。[統計的セマンティクス]
選択されている列に対するセマンティック インデックスを有効にするかどうかを選択します。 詳細については、「セマンティック検索 (SQL Server)」を参照してください。[統計的セマンティクス] を選択する前に [言語] を選択した場合、選択した言語にセマンティック言語モデルが関連付けられていなければ、[統計的セマンティクス] チェック ボックスは無効になります。 [言語] を選択する前に [統計的セマンティクス] を選択した場合、ドロップダウン コンボ ボックスで使用できる言語は、セマンティック言語モデルでサポートされているものだけに制限されます。
- [一意インデックス]
変更追跡オプションを選択します。
[自動]
基底のデータの変更に合わせて自動的にフルテキスト インデックスが更新されるようにするには、このオプション ボタンをクリックします。[手動]
基底のデータの変更に合わせて自動的にフルテキスト インデックスが更新されないようにするには、このオプション ボタンをクリックします。 基底のデータに対する変更は保持されます。 ただし、変更をフルテキスト インデックスに適用するには、このプロセスを手動で開始またはスケジュール設定する必要があります。[変更を追跡しない]
基底のデータの変更に合わせてフルテキスト インデックスが更新されないようにするには、このオプション ボタンをクリックします。[インデックスの作成時にすべてのカタログの作成を開始する]
このウィザードが正常終了したときにすべてのカタログの作成を開始するには、このオプション ボタンをクリックします。 この処理は、フルテキスト インデックス構造体をカタログに作成する処理と、フルテキスト インデックス データを格納する処理から構成されます。
カタログ、インデックス ファイル グループ、およびストップリストを選択します。
[フルテキスト カタログの選択]
フルテキスト カタログを一覧から選択します。 データベースの既定のカタログが一覧の既定の選択項目となります。 カタログが存在しない場合、一覧は無効になり、[カタログの新規作成] チェック ボックスはオンのまま変更できなくなります。[カタログの新規作成]
新しいフルテキスト カタログを作成する場合は、オンにします。
名前
新しいフルテキスト カタログの名前を入力します。[既定のカタログとして設定する]
このカタログをこのデータベースの既定のカタログにする場合に選択します。[アクセントの区別]
新しいカタログでアクセントが区別されるかどうかを指定します。 データベースでアクセントが区別される場合は、[区別する] が既定で選択されます。[インデックス ファイル グループの選択]
フルテキスト インデックスを作成するファイル グループを指定します。次のいずれかの値を選択します。
値
説明
<既定>
テーブルまたはビューがパーティション分割されていない場合に、基になるテーブルまたはビューと同じファイル グループを使用するには、この値を選択します。 テーブルまたはビューがパーティション分割されている場合は、プライマリ ファイル グループが使用されます。
PRIMARY
新しいフルテキスト インデックスにプライマリ ファイル グループを使用する場合に選択します。
user-specified default filegroup
ユーザー定義の既定のストップリストが存在する場合に、新しいフルテキスト インデックスにそのファイル グループを使用するには、一覧からそのストップリストの名前を選択します。
[フルテキスト ストップリストの選択]
フルテキスト インデックスに使用するストップリストを指定します。または、ストップリストの使用を無効にします。SQL Server 2008 以降のバージョンでは、ストップワードが、ストップリストと呼ばれるオブジェクトを使用してデータベースで管理されます。 ストップリストは、フルテキスト インデックスに関連付けられている場合、そのインデックスのフルテキスト クエリに適用されるストップワードの一覧です。 詳細については、「フルテキスト検索に使用するストップワードとストップリストの構成と管理」を参照してください。
次のいずれかの値を選択します。
値
説明
<システム>
新しいフルテキスト インデックスに対してシステム ストップリストを使用する場合に選択します。 これは既定値です。
<オフ>
新しいフルテキスト インデックスに対してストップリストを無効にする場合に選択します。
user-defined-stoplist-name
ユーザー定義のストップリストがデータベース上に作成されている場合は、その名前が一覧に表示されます。 その場合に、新しいフルテキスト インデックスに対して使用するユーザー定義のストップリストを選択します。
必要に応じて、作成スケジュールを定義します。 インデックス作成操作は、後で実行するようにスケジュールされていない限り、即座に開始されます。 スケジュールは即座に作成されますが、予定時刻になるまでは実行されません。
[新しいテーブル スケジュール]
テーブルの作成スケジュールを定義します。[新しいカタログ スケジュール]
フルテキスト カタログの作成スケジュールを定義します。[編集]
スケジュールを編集します。[削除]
スケジュールを削除します。
フルテキスト インデックス作成ウィザードの進行状況を表示または制御します。
[停止]
現在の操作を中断し、このセッション中にウィザードによって後続のフルテキスト操作が実行されないようにします。[レポート]
すべての操作の実行が完了しているときにこのボタンをクリックすると、実行された操作に関するレポートにアクセスできます。 レポートは、表示したり、ファイルに保存したりできます。また、クリップボードにコピーしたり、電子メールで送信したりすることもできます。