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レポート ビューアについて

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

Configuration Manager 2007 のレポート ビューアは、Web ブラウザにデータベース情報を表示します。レポート ポイント サイト サーバーの役割が作成されると、レポート ビューア ファイルがサイト システム コンピュータにインストールされ、Configuration Manager コンソールまたは Web ブラウザに表示されるレポート ビューアでレポートを開くことができるようになります。詳細については、「レポート ビューアを開く方法」を参照してください。

レポート ビューアを Web ブラウザで開いた場合は、次のレポート オブジェクトが表示されます。

  • [レポート]:カテゴリごとに整理されたレポートの一覧を、アルファベット順に並べ替えて提供します。

  • [ダッシュボード]:ダッシュボードの一覧を、アルファベット順に並べ替えて提供します。

  • [コンピュータの詳細]:[コンピュータの詳細]ページが開き、個々のコンピュータに関する情報を提供するすべてのレポート、およびこのページに表示するように構成されているすべてのレポートが表示されます。

  • [補足レポート]:補足レポートの一覧を提供します。

レポート オブジェクトをレポート ビューアに表示するには、ユーザーにレポート オブジェクトに対する読み取りのセキュリティ権限が必要です。

タイムアウト設定の調整

レポートを実行するとき、レポート ポイントに保存されている Active Server Pages (ASP) ファイルがレポート ビューアで使用されます。インターネット インフォメーション サービス (IIS) の ASP ページの既定のタイムアウトは 90 秒です。ほとんどの環境では、この時間で十分にレポートを実行できます。ただし、状況によっては、一部のレポートが完了前にタイムアウトすることもあります。たとえば、低速なネットワーク接続、不十分なハードウェア、効率の悪い SQL ステートメントや大量のレコードを返す SQL ステートメントなどがある場合です。

スクリプトの最長実行時間を超えたことを示すエラー メッセージが返される場合は、ASP スクリプトのタイムアウト設定を大きくする必要があります。詳細については、「ASP スクリプトのタイムアウト設定の構成方法」を参照してください。

重要

ASP スクリプトのタイムアウト設定を、Session("DBConnectionTimeout") および Session("DBCommandTimeout") という制御のタイムアウト設定より短くすることはできません。

レポート用データをサイト データベースの SQL Server ビューから取得するときに、ASP スクリプトは ActiveX コントロールを呼び出します。この呼び出しで、スクリプトはパラメータとして 2 つの制御のタイムアウト設定を渡します。

  • Session("DBConnectionTimeout"):この設定は、ActiveX コントロールが Configuration Manager サイト データベース サーバーに接続するための制限時間を秒数で指定します。既定値は 30 秒です。

  • Session("DBCommandTimeout"):この設定は、ActiveX コントロールが Configuration Manager サイト データベース サーバーからデータを受け取るための制限時間を秒数で指定します。既定値は 300 秒です。

レポートを実行するときのタイムアウトが設定されている場合、必要性に応じて、その設定も長くします。タイムアウト設定は Global.asa ファイルで指定されます。このファイルをメモ帳などのテキスト エディタで変更して、タイムアウト設定を長くすることができます。複数のレポート ポイントがある場合、タイムアウトが設定されているレポート ポイントごとに Global.asa ファイルを変更する必要があります。Global.asa ファイルは、<インストール ドライブ>:\Inetpub\wwwroot\<レポート フォルダ名>\ にあります。詳細については、「接続とコマンドのタイムアウト設定の構成方法」を参照してください。

タイムアウトは、ダッシュボードのパフォーマンスにも影響する場合があります。ダッシュボードに含まれている 1 つ以上のレポートがタイムアウトになった場合は、いくつかのセルにタイムアウト エラー メッセージが表示され、他のセルにデータがまったく表示されないことがあります。タイムアウト設定とレポート更新間隔は慎重に構成し、ダッシュボードで使用されているレポートがタイムアウトしたり、ダッシュボードですべてのレポートを表示できるようになる前に更新されたりすることを防ぐ必要があります。

参照:

タスク

接続とコマンドのタイムアウト設定の構成方法
ASP スクリプトのタイムアウト設定の構成方法
レポート ビューアを開く方法
レポートの実行方法

概念

Configuration Manager ダッシュボードについて
Configuration Manager レポートについて
補足レポートについて
[コンピュータの詳細]ページについて
[ステータス メッセージの詳細]ページについて

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.