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適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

ソフトウェアの更新 コンソール ツリー ノードは、Configuration Manager 2007 のソフトウェアの更新機能のホーム ページです。ここには、ソフトウェアの更新の対応についての概要が表示されます。更新リポジトリ更新リスト展開テンプレート展開管理、および展開パッケージの各サブノードが含まれており、コンソール ツリーの以下の場所にあります。

[System Center Configuration Manager]/[サイト データベース]/[コンピュータの管理]/[ソフトウェアの更新]

ソフトウェアの更新ステータスは、指定したベンダ、更新の分類、月/年の値に基づいて、[ソフトウェアの更新対応のステータス概要]結果ウィンドウに表示されます。表示されるデータは、ホーム ページの概要作成スケジュールに基づき、既定では 4 時間ごとに更新されますが、[ホーム ページの概要作成の実行]の操作を使用して手動で更新することもできます。

ソフトウェアの更新には、次の情報が表示されます。

  • [アーティクル ID]:ソフトウェアの更新に関連するアーティクル ID を指定します。アーティクルには、ソフトウェアの更新に関する詳細情報が記載されています。リンクをクリックすると、Web ページが開き、特定のソフトウェアの更新についての詳細情報が表示されます。

  • [セキュリティ情報 ID]:セキュリティ ソフトウェアの更新に関連するセキュリティ情報 ID を指定します。セキュリティ情報の詳細は、Microsoft Security Bulletin Search Web ページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=58313) でセキュリティ情報 ID で検索して参照できます。

  • [タイトル]:ソフトウェアの更新のタイトルを指定します。

  • [重要度]:ソフトウェアの更新に対する定義済みのベンダ重要度評価を指定します。重要度は低から重大まであり、変更することはできません。

  • [展開済み]:そのソフトウェアの更新がクライアントに展開済みかどうかを示します。

  • [合計]:すべてのシステム コレクション内のクライアントの合計数を指定します。

  • [インストール済み]:ソフトウェアの更新が既にインストールされているためにそのソフトウェアの更新を必要としないシステムの数を指定します。

  • [必須]:ソフトウェアの更新を必要とするシステムの数を指定します。

  • [必要なし]:ソフトウェアの更新を必要としないシステムの数を指定します。

  • [不明]:ソフトウェアの更新の状態が不明なシステムの数を指定します。

  • [% 対応]:すべてのシステム コレクション内のクライアント合計数に対してソフトウェアの更新がインストールされているクライアントの割合、またはソフトウェアの更新が必要ないクライアントの割合を指定します。

  • [% 対応](グラフ) :すべてのシステムのコレクションのシステム総数に対して、ソフトウェアの更新がインストール済みであるかインストールが必要ないクライアントの割合を棒グラフで指定します。

[更新リポジトリ]コンソール ツリー ノードで情報を使用できるようにする前に、次の手順を実行する必要があります。

  1. [ソフトウェアの更新のクライアント エージェント]を有効にします (既定で有効)。

  2. ソフトウェアの更新ポイントを有効にして構成します。

  3. 最低 1 つの更新分類、製品、言語を指定し、更新同期を開始します。同期する更新の数により、この処理の完了には時間がかかることがあります。

ソフトウェアの更新の構成の詳細については、「管理者チェックリスト :ソフトウェアの更新の構成」を参照してください。

UI 要素の一覧

ソフトウェアの更新のホーム ページには、[ソフトウェアの更新対応のステータス概要]ペインで構成した定義された条件に基づいて、ソフトウェアの更新に関するデータが表示されます。これには、次のような要素が含まれます。

  • [ベンダ]
    たとえば、Microsoft のように、ソフトウェアの更新を作成したベンダを指定します。一覧からベンダを選択して、ホーム ページに表示するソフトウェアの更新を、指定したベンダからの更新のみに制限します。
  • [月/年]
    指定した月と年に作成または変更されたソフトウェアの更新のみを表示するように指定します。ホーム ページに表示されるソフトウェアの更新は、指定した月と年に変更されたうちの最後の更新に制限されます。
  • [更新分類]
    セキュリティの更新、Service Pack、アプリケーションなど、ソフトウェアの更新の分類を指定します。一覧から分類を選択して、ホーム ページに表示するソフトウェアの更新を、指定した分類の更新のみに制限します。
  • [表示]
    定義したベンダ、月と年、更新分類の条件に合致するソフトウェアの更新を取得します。

[リンクとリソース]

ソフトウェアの更新のホーム ページにある[リンクとリソース]セクションには、ソフトウェアの更新コンポーネントを構成できる Configuration Manager 2007 コンソール項目へのリンクが用意されています。また、一般的なソフトウェアの更新レポートへのリンクや、ヘルプおよび外部のリソース情報へのリンクも一緒に表示されています。

次のリンクおよびリソース情報を使用できます。

  • [ナビゲーション]
    ソフトウェアの更新コンポーネントを構成する Configuration Manager 2007 コンソールのその他のセクションへのリンクがあります。
  • [Web レポート]
    共通のソフトウェアの更新の Web レポートへのリンクがあります。次のレポートは、このページ上のリンクをクリックして開きます。

    • [対応 1 - 全体的な対応]:特定の更新リストと収集における一連のソフトウェア更新について、全体的な対応を返します。

    • [状態 1 - 展開の強制実行状態]:指定したソフトウェアの更新の展開の強制状態を返します。

    • [スキャン 1 - コレクションごとの最後のスキャン状態 ]:ソフトウェアの更新の対応を最後にスキャンしたときに、特定のコレクションでそれらのクライアント コンピュータが返した各対応スキャン状態にあるコンピュータの数を返します。

    • [管理 1 - 必須だが展開されていない更新]:クライアントに必須として検出されているがまだ特定のコレクションに展開されていない、ベンダ固有のソフトウェアの更新をすべて返します。

  • [リソース]
    ソフトウェアの更新のリソースへのリンクがあります。リンクをクリックして、指定したリソースを開きます。

    • [ソフトウェアの更新のチェックリスト]:ローカル ヘルプ ファイルにある管理者チェックリストを開きます。このチェックリストは、ソフトウェアの更新の計画および準備、ソフトウェアの更新コンポーネントの構成、ソフトウェアの更新の対応に関する評価、ソフトウェアの更新の展開、および展開の進行状況の監視に必要な手順を提供します。

    • [ソフトウェアの更新のトラブルシューティング]:ローカル ヘルプ ファイルにあるソフトウェアの更新のトラブルシューティング コンテンツを開きます。

    • [Microsoft.com の Microsoft Update カタログ]:Microsoft Update カタログの外部 Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=99032) を開きます。この Web サイトは Microsoft のサービスで、企業ネットワークで配布可能な更新の一覧を提供します。このサイトを使用して、Microsoft のソフトウェアの更新、ドライバ、修正プログラムなどをすべて検索できます。

    • [Microsoft.com の ConfigMgr TechCenter]:System Center Configuration Manager TechCenter の Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=74317) を開きます。

ソフトウェアの更新のホーム ページの操作

ソフトウェアの更新のホーム ページでは、一般的な操作を実行できます。また、[ソフトウェアの更新対応のステータス概要]ペインで選択していれば、ソフトウェアの更新に対して特定の操作を実行できます。次の表は、ソフトウェアの更新のホーム ページで実行できる操作を示します。

ソフトウェアの更新のホーム ページで実行できる一般的な操作

次の操作は、ソフトウェアの更新のホーム ページから実行できます。

操作 説明

[ホーム ページ概要作成のスケジュール]

ソフトウェアの更新のホーム ページの概要作成スケジュールを指定します。つまり、ホーム ページに表示されるデータが、サイト データベースの最新データを使用して更新される頻度です。x 日間、時間、または分間ごとに概要作成が実行されるように構成します。既定では、概要作成は 4 時間に 1 回スケジュールされています。

[ホーム ページの概要作成の実行]

ソフトウェアの更新のホーム ページ概要作成を直ちに実行するように指定します。ホーム ページに表示されるデータは、サイト データベース内の最新データで更新されます。スケジュール概要作成は、スケジュールされた間隔でも実行されます。

[フィードバックの送信]

Configuration Manager 2007 Web サイトを開いてフィードバックを送信できます。

[表示]

次の表示オプションを使用できます。

  • [列の追加と削除]:結果ウィンドウに表示する列を指定します。[表示可能な列]ウィンドウから列名を選択し、[追加]をクリックして表示されている列に列を追加します。[表示する列]ウィンドウから列名を選択し、[削除]をクリックして表示されている列から列を削除します。既定の列を表示するには、[既定値に戻す]をクリックします。[OK]をクリックして変更を保存します。

  • [一覧のエクスポート]:結果ウィンドウ内のデータを、タブ区切りまたはカンマ区切りのテキスト ファイルまたは Unicode テキスト ファイルにエクスポートします。

  • [検索バーを非表示にする]:結果ウィンドウ上部にある検索バーを非表示にするように指定します。

[カスタマイズ]:Configuration Manager 2007 コンソール ウィンドウに表示する項目を指定します。

[ここから新しいウィンドウ]

現在のノードをルート ノードとして使用して、新しいコンソール ウィンドウを開きます。

[最新の情報に更新]

最新の情報で表示を更新します。

[ヘルプ]

関連するヘルプ トピックを開きます。

[ソフトウェアの更新]

次の操作は、[ソフトウェアの更新対応のステータス概要]ペインに表示されたソフトウェアの更新から実行できます。

操作 説明

[ソフトウェアの更新のダウンロード]

更新のダウンロード ウィザードを起動して、ソフトウェアの更新のソース ファイルをダウンロードします。

[ソフトウェアの更新の展開]

ソフトウェアの更新の展開ウィザードを起動して、選択したソフトウェアの更新の展開を作成します。

[更新リスト]

更新リスト ウィザードを起動して、ソフトウェアの更新を新しい承認一覧または既存の承認一覧に追加できます。

[プロパティ]

選択したソフトウェアの更新の[ソフトウェアの更新名のプロパティ]ページを開きます。

ドラッグ アンド ドロップ機能を使用すると、次の操作も実行できます。1 つまたは複数のソフトウェアの更新を、既存の展開または展開テンプレートにドラッグ アンド ドロップできます。

名前 説明

ソフトウェアの更新を更新リストにドラッグ アンド ドロップ

更新リスト ウィザードが開き、選択した更新リストにソフトウェアの更新を追加します。

ソフトウェアの更新を展開テンプレートにドラッグ アンド ドロップ

ソフトウェアの更新の展開ウィザードを起動して、選択したソフトウェアの更新の展開を、選択したテンプレートを使用して作成します。

ソフトウェアの更新を展開にドラッグ アンド ドロップ

ソフトウェアの更新の展開ウィザードを開き、選択した展開にソフトウェアの更新を追加します。

参照:

概念

ソフトウェアの更新の展開パッケージについて
ソフトウェアの更新の展開テンプレートについて
ソフトウェアの更新の展開について
ソフトウェアの更新の更新リストについて
管理者チェックリスト :ソフトウェアの更新の構成
ソフトウェアの更新ファイルの管理方法
ソフトウェアの更新のメタデータの管理方法

その他のリソース

ソフトウェアの更新の展開の管理方法
ソフトウェアの更新のホーム ページ

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.