次の方法で共有


/optioncompare

文字列比較の方法を指定します。

/optioncompare:{binary | text}

解説

/optioncompare の指定には 2 つの形式があります。バイナリ モードの文字列比較を使用するときは /optioncompare:binary を指定し、テキスト モードの文字列比較を使用するときは /optioncompare:text を指定します。 既定では、コンパイラは /optioncompare:binary を使用します。

Microsoft Windows では、バイナリの並べ替え順序の判別にコード ページが使用されます。 通常、バイナリの並べ替え順序は次のようになります。

A < B < E < Z < a < b < e < z < À < Ê < Ø < à < ê < ø

テキスト ベースの文字列比較は、大文字と小文字を区別しない、システムのロケールで決められたテキストの並べ替え順序に基づいて行われます。 通常、テキストの並べ替え順序は次のようになります。

(A = a) < (À = à) < (B=b) < (E=e) < (Ê = ê) < (Z=z) < (Ø = ø)

Visual Studio IDE で /optioncompare を設定するには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを選択します。 [プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。 詳細については、「プロジェクト デザイナーの概要」を参照してください。

  2. [コンパイル] タブをクリックします。

  3. [Option Compare] ボックスの値を変更します。

プログラムで /optioncompare を設定するには

使用例

ProjFile.vb をコンパイルし、バイナリ モードで文字列比較を行う場合のコード例です。

vbc /optioncompare:binary projFile.vb

参照

関連項目

/optionexplicit

/optionstrict

/optioninfer

コンパイル コマンド ラインのサンプル (Visual Basic)

Option Compare ステートメント

[Visual Basic の既定値] ([オプション] ダイアログ ボックス - [プロジェクト])

その他の技術情報

Visual Basic のコマンド ライン コンパイラ