整数型 (Integer) (Visual Basic)

更新 : 2007 年 11 月

-2,147,483,648 から 2,147,483,647 までの符号付き 32 ビット (4 バイト) の整数が入ります。

解説

Integer データ型は、32 ビットのプロセッサでパフォーマンスが最大になります。他の整数型では、メモリとの間の読み込みと格納により長い時間がかかります。

Integer の既定値は 0 です。

プログラミングのヒント

  • 相互運用の考慮事項オートメーション オブジェクトや COM オブジェクトなど、.NET Framework 向けに作成されていないコンポーネントを使用する場合、他の環境では整数型 (Integer) のデータ幅が異なる (16 ビット) ことに注意してください。そのようなコンポーネントに 16 ビットの引数を渡す場合は、新しい Visual Basic のコードで、整数型 (Integer) ではなく短整数型 (Short) として宣言します。

  • 拡大Integer データ型は、Long、Decimal、Single、または Double に拡大されます。これは、System.OverflowException エラーを発生させることなく、これらの型のいずれかに Integer を変換できることを意味します。

  • 型宣言文字あるリテラルにリテラルの型文字 I を付けると、そのリテラルは Integer に変換されます。ある識別子に識別子の型文字 % を付けると、その識別子は整数型 (Integer) に変換されます。

  • Framework のデータ型.NET Framework において対応する型は、System.Int32 構造体です。

範囲

整数型の変数をその型の範囲外の数値に設定しようとすると、エラーが発生します。小数に設定しようとすると、その数字は丸められます。次に例を示します。

' The valid range of an Integer variable is -2147483648 through +2147483647.
Dim k As Integer
' The following statement causes an error because the value is too large.
k = 2147483648
' The following statement sets k to 6.
k = CInt(5.9)

参照

概念

整数型 (Integer) (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)

データ型の有効な使用方法

参照

データ型の概要 (Visual Basic)

System.Int32

Long データ型 (Visual Basic)

Short 型 (Visual Basic)

データ型変換関数

変換の概要