整数型 (Integer) (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic 2008 の整数型は Visual Basic 6.0 の整数型とは異なります。他のプログラミング言語や共通言語ランタイムとの相互運用性のために、整数型がこのように変更されました。
次の表は、Visual Basic 6.0 と Visual Basic 2008 の整数型の対応を示しています。
整数型のサイズ |
Visual Basic 6.0 の型と識別子の型文字 |
Visual Basic 2008 の型と識別子の型文字 |
共通言語ランタイム (CLR) の型 |
---|---|---|---|
8 ビット、符号付き |
(なし) |
SByte (なし) |
|
8 ビット、符号なし |
Byte (なし) |
Byte (なし) |
|
16 ビット、符号付き |
Integer (%) |
Short (なし) |
|
16 ビット、符号なし |
(なし) |
UShort (なし) |
|
32 ビット、符号付き |
Long (&) |
Integer (%) |
|
32 ビット、符号なし |
(なし) |
UInteger (なし) |
|
64 ビット、符号付き |
(なし) |
Long (&) |
|
64 ビット、符号なし |
(なし) |
ULong (なし) |
32 ビット システムでは、32 ビット整数の演算の方が、16 ビットまたは 64 ビットの整数演算よりも高速です。つまり、Visual Basic 2008 では、Integer と UInteger が、最も効率的で基本的な数値型です。Visual Basic 2008 に移行するときに Long 宣言を Integer に変更すると、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。
メモ : |
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Visual Basic 2008 以外のプラットフォームで作成されたコンポーネントとやり取りする場合は、使用するデータ型と他のコンポーネントのデータ型が対応することを確認する必要があります。たとえば、Visual Basic 6.0 で作成された外部プロシージャを参照するために Declare ステートメントを使用する場合、プロシージャで Integer 引数 (Visual Basic 6.0 では 2 バイト) が定義されていれば、Declare ステートメントでその引数を Short として指定する必要があります。これは、Short が Visual Basic 2008 で 2 バイトの整数型であるためです。 |