ADO.NET Data Services の作成
ADO.NET Data Services フレームワークでは、作成、読み取り、更新、および削除の各操作をサポートするデータ サービスの作成プロセスは、3 つの手順から構成されます。
**データ モデルを作成します。**ADO.NET Data Services は、概念データ モデルに基づく REST インターフェイスを配置します。
ADO.NET Data Services は、ADO.NET Entity Framework に基づくデータ モデルをネイティブでサポートしています。さらに、ADO.NET Data Services は、共通言語ランタイム (CLR) オブジェクトからデータ モデルを配置するための拡張メカニズムを提供します。Microsoft .NET Framework 3.5 以降で使用できる AsQueryable メソッドは、IEnumerable<T> を実装するオブジェクトに IQueryable<T> インターフェイスを効率的に追加します。この新しいインターフェイスにより、.NET Framework のリスト、配列、およびコレクションに基づき ADO.NET Data Services を配置することが簡単になります。
ADO.NET Data Services によってサポートされるデータ モデルの詳細については、「データ モデル (ADO.NET Data Services フレームワーク)」を参照してください。
**データ サービスを作成します。**設定されたデータ サービスによって、データ モデルが HTTP プロトコルにより使用できるようになります。サーバーにより強制されるキャッシュと認証も指定することができます。
**ホストを選択します。**ADO.NET Data Services はネットワーク ソケットに直接バインドされるわけではないため、HTTP 要求を直接受け取ることはありません。代わりに、Windows Communication Foundation などの既存のインフラストラクチャで実行します。
ADO.NET Data Services によってサポートされるホストの詳細については、「データ サービス ホスト (ADO.NET Data Services フレームワーク)」を参照してください。
ADO.NET Data Services を使用してサンプル データ サービスを作成する方法を示したクイック スタート トピックについては、「データ サービスのクイック スタート (ADO.NET Data Services フレームワーク)」を参照してください。
このセクションのトピック
以降のトピックでは、ADO.NET Data Services を使用してデータ サービスを作成する方法について説明します。
データ サービスのクイック スタート (ADO.NET Data Services フレームワーク)
データ モデル (ADO.NET Data Services フレームワーク)
データ サービス ホスト (ADO.NET Data Services フレームワーク)
サービス操作とインターセプタ (ADO.NET Data Services フレームワーク)
参照
概念
ADO.NET Data Services のクライアント アプリケーション
ADO.NET Data Service 仕様
ADO.NET Data Services フレームワークの概要