次の方法で共有


CrystalReportSource コントロールへのバインド(Visual Studio の Web サイト)

オブジェクト モデル

このレポートをバインドするシナリオでは、CrystalReportViewer を使用しています(「CrystalReportViewer オブジェクト モデルによるレポートのバインド」を参照)。

レポートの場所

レポートはファイル ディレクトリに格納されています。

説明

これは、レポートをバインドする最も単純なシナリオ「コードによるファイル ディレクトリ パスへのバインド」の代替バージョンです。このシナリオでは、ASP.NET バージョン 2.0 の新しくコードが減少したタグベース アプリケーション開発モデルを使ってレポートをバインドします。タグベース アプリケーション開発モデルの詳細については、「タグベース アプリケーション開発モデル」を参照してください。

Note

このレポートをバインドするシナリオは、Web サイトでのみ使用できます。

このシナリオでは、スマート タスクを使って CrystalReportSource コントロールを作成します。次に、CrystalReportSource コントロールのレポートを選択します。

手動でコードを記述してレポートと対話し、CrystalReportViewer オブジェクト モデルへのアクセスを可能にするのではなく、スマート タスク パネル(デザイン ビュー内)から選択するか、宣言 XML(ソース ビュー内)を直接入力します。

宣言 XML を使う場合は、<Report> タグ内にネストされる <Parameters> タグと <DataSources> タグを、Parameter フレームワークおよび DataSource フレームワークから利用できる非ビジュアル コントロールの組み合わせに関連付けることができます。

Note

Parameter フレームワークと DataSource フレームワークは、ASP.NET 2.0 の新機能です。これらのフレームワークは、ControlParameter または QueryStringParameter、SqlDataSource または JetDataSource などのコントロールを備えています。

タグベース アプリケーション開発モデルは、コードを記述する必要なしにレポートとの限定的な対話を行う、高速で簡単な方法を提供します。

長所

  • デザイン時プレビュー:レポートは Web フォームや Windows フォームでデザイン時にプレビューすることができます。
  • レポートとの対話を構築する最も簡単な方法:タグベース アプリケーション開発モデルの簡素化され、減少したコードによるアプローチを使って、レポートとの対話を行うことができます。
  • 同じ長所は、「コードによるファイル ディレクトリ パスへのバインド」にも記載されています。

短所

  • 配布の制限:通常、レポートはアプリケーションのあるマシンから移動しません。これは、ネットワーク上の別のマシンへのアクセス権を ASPNET ユーザー アカウントに付与する際に、煩雑な作業が発生するためです。
  • 制限されたオブジェクト モデル:このシナリオは、CrystalReportViewerに含まれる、制限されたオブジェクト モデルだけを提供します。詳細については、「適切なオブジェクト モデルの選択」を参照してください。

実装

Visual Studio の Web サイトで CrystalReportSource コントロールにバインドする方法については、「チュートリアル:スマート タスクを使用した Crystal Reports での減少したコードによる Web サイトの設定」を参照してください。