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JScript の予約語

更新 : 2007 年 11 月

JScript には多くの予約語があり、これらは JScript の言語構文において特別な意味を持ちます。したがって、これらの予約語を関数、変数、または定数の名前として使うことはお勧めできません。予約語には 3 つのグループがあります。

保護された予約語

保護された予約語は、識別子として使用できません。保護された予約語を識別子として使用すると、スクリプトを読み込んだときにコンパイル エラーが発生します。

break

case

catch

class

const

continue

debugger

default

delete

do

else

export

extends

false

finally

for

function

if

import

in

instanceof

new

null

protected

return

super

switch

this

throw

true

try

typeof

var

while

with

ttyab5c8.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

"export" は保護された予約語ですが、実際には使用されません。

新しい予約語

JScript には、新しい予約語の一覧も用意されています。保護された予約語と同様、これらのキーワードは現在のバージョンの JScript において特別な意味を持ちます。下位互換性を維持するために、新しい予約語は識別子として利用できます。新しい予約語を識別子として使用すると、スクリプト内ではキーワードとしての意味を失います。新しい予約語を識別子として使用すると混乱する可能性があるため、識別子としては使用しないことをお勧めします。

abstract

boolean

byte

char

decimal

double

enum

final

float

get

implements

int

interface

internal

long

package

private

protected

public

sbyte

set

short

static

uint

ulong

ushort

void

 

 

 

将来的に使用される予約語

JScript には将来的に使用される予約語も用意されています。これらの予約語は、JScript の今後のバージョンでキーワードとして使用されることになっています。新しい予約語と同様、これらの予約語は現在のバージョンの JScript では識別子として使用できます。ただし、これらの予約語の使用を避けておくと、JScript の将来のバージョンで、スクリプトのアップグレードと新しい機能の利用が簡単になります。

識別子を選択する場合には、JScript の組み込みオブジェクト名や関数名として既に使用されている語を使わないように十分に注意してください。たとえば、String や parseInt などは選択できません。

assert

ensure

event

goto

invariant

namespace

native

require

synchronized

throws

transient

use

volatile

 

 

参照

その他の技術情報

JScript リファレンス

JScript 言語の紹介