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CMDIChildWndEx クラス

このトピックは、完全を期すために含まれています。 詳細については、Visual Studio のインストールの VC\atlmfc\src\mfc フォルダーにあるソース コードを参照してください。

CMDIChildWndEx クラスは、Windows のマルチ ドキュメント インターフェイス (MDI) の子ウィンドウの機能を提供します。 CMDIChildWnd クラスの機能を拡張します。 ある特定の MFC クラスを MDI アプリケーションで使用するときは、フレームワークにこのクラスが必要です。

class CMDIChildWndEx : public CMDIChildWnd

メンバー

パブリック メソッド

[名前]

説明

CMDIChildWndEx::ActivateTopLevelFrame

アプリケーションをタスク バーのタブからアクティブにする必要があるときに、トップ レベルのフレームをアクティブにするために、フレームワークによって内部的に呼び出されます。

CMDIChildWndEx::AddDockSite

 

CMDIChildWndEx::AddPane

ペインを追加します。

CMDIChildWndEx::AddTabbedPane

タブ付きペインを追加します。

CMDIChildWndEx::AdjustDockingLayout

ドッキング レイアウトを調整します。

CMDIChildWndEx::CanShowOnMDITabs

 

CMDIChildWndEx::CanShowOnTaskBarTabs

Windows 7 のタスク バーのタブにこの MDI 子ウィンドウを表示できるかどうかをフレームワークに対して指定します。

CMDIChildWndEx::CanShowOnWindowsList

MDI の子ウィンドウ名を CMFCWindowsManagerDialog クラス ダイアログ ボックスに表示できる場合は、TRUE を返します。 それ以外の場合は、FALSE を返します。

CMDIChildWndEx::CreateObject

このクラス型の動的インスタンスを作成するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::DockPane

ペインをドッキングします。

CMDIChildWndEx::DockPaneLeftOf

ペインを別のペインの左側にドッキングします。

CMDIChildWndEx::EnableAutoHidePanes

ペインがウィンドウの指定した辺にドッキングされている場合に、ペインの自動非表示モードを有効にします。

CMDIChildWndEx::EnableDocking

メイン フレームへの子ウィンドウのドッキングを有効にします。

CMDIChildWndEx::EnableTaskbarThumbnailClipRect

ウィンドウのサムネイルとしてタスク バーに表示される、ウィンドウのクライアント領域の一部分の自動選択を有効または無効にします。

CMDIChildWndEx::GetDockingManager

 

CMDIChildWndEx::GetDocumentName

MDI 子ウィンドウに表示されているドキュメントの名前を返します。

CMDIChildWndEx::GetFrameIcon

MDI 子ウィンドウ アイコンを取得するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::GetFrameText

MDI 子ウィンドウのテキストを取得するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::GetPane

指定したコントロール ID でペインを検索します。

CMDIChildWndEx::GetRelatedTabGroup

 

CMDIChildWndEx::GetTabbedPane

タブ付きドキュメントに変換された埋め込みドッキング ペインへのポインターを返します。

CMDIChildWndEx::GetTabProxyWnd

Windows 7 タスク バーのタブに実際に登録されているタブ プロキシ ウィンドウを返します。

CMDIChildWndEx::GetTaskbarPreviewWnd

Windows 7 のタスク バーのタブのサムネイルに表示する子ウィンドウ (通常はビューまたは分割ウィンドウ) を取得する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::GetTaskbarThumbnailClipRect

ウィンドウのクライアント領域の一部分を選択する必要がある場合に、フレームワークによって呼び出されます。この部分は、このウィンドウのサムネイルとしてタスク バーに表示されます。

CMDIChildWndEx::GetThisClass

このクラス型に関連付けられた CRuntimeClass オブジェクトへのポインターを取得するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::GetToolbarButtonToolTipText

ツール バー ボタンのツールヒントを取得するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::InsertPane

指定したペインをドッキング マネージャーに登録します。

CMDIChildWndEx::InvalidateIconicBitmaps

MDI 子ウィンドウのアイコン ビットマップ表示を無効にします。

CMDIChildWndEx::IsPointNearDockSite

指定された点がドッキング サイトの近くにあるかどうかを判定します。

CMDIChildWndEx::IsReadOnly

子ウィンドウに表示されるドキュメントが読み取り専用の場合は、TRUE を返します。 それ以外の場合は、FALSE を返します。

CMDIChildWndEx::IsRegisteredWithTaskbarTabs

MDI 子ウィンドウが Windows 7 タスク バーのタブに正常に登録されている場合は TRUE を返します。

CMDIChildWndEx::IsTabbedPane

MDI 子ウィンドウにドッキング ペインが含まれている場合は TRUE を返します。 それ以外の場合は、FALSE を返します。

CMDIChildWndEx::IsTaskbarTabsSupportEnabled

MDI 子ウィンドウを Windows 7 タスク バーのタブに表示できるかどうかを示します。

CMDIChildWndEx::IsTaskbarThumbnailClipRectEnabled

ウィンドウのサムネイルとしてタスク バーに表示される、ウィンドウのクライアント領域の一部分の自動選択が有効になっているか無効になっているかを示します。

CMDIChildWndEx::m_dwDefaultTaskbarTabPropertyFlags

タブ (MDI 子ウィンドウ) が Windows 7 タスク バーのタブに登録されるときに、フレームワークによって SetTaskbarTabProperties メソッドに渡されるフラグの組み合わせ。 既定の組み合わせは、STPF_USEAPPTHUMBNAILWHENACTIVE | STPF_USEAPPPEEKWHENACTIVE です。

CMDIChildWndEx::OnGetIconicLivePreviewBitmap

MDI 子ウィンドウのライブ プレビューのビットマップを取得する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::OnGetIconicThumbnail

MDI 子ウィンドウのアイコン サムネイルのビットマップを取得する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::OnMoveMiniFrame

ミニフレーム ウィンドウを移動するために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::OnPressTaskbarThmbnailCloseButton

ユーザーがタスク バーのタブのサムネイル上の閉じるボタンを押したときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::OnSetPreviewMode

印刷プレビュー モードを切り替えるために、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::OnTaskbarTabThumbnailActivate

タスク バーのタブのサムネイルが WM_ACTIVATE メッセージを処理する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::OnTaskbarTabThumbnailMouseActivate

タスク バーのタブのサムネイルが WM_MOUSEACTIVATE メッセージを処理する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::OnTaskbarTabThumbnailStretch

MDI 子ウィンドウに対応する Windows 7 タスク バーのタブ サムネイル プレビューのビットマップを拡大表示する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMDIChildWndEx::OnUpdateFrameTitle

フレーム タイトルを更新するために、フレームワークによって呼び出されます (CMDIChildWnd::OnUpdateFrameTitle をオーバーライドします)。

CMDIChildWndEx::PaneFromPoint

指定した点を含むペインを返します。

CMDIChildWndEx::PreTranslateMessage

ウィンドウ メッセージが Windows 関数の TranslateMessage および DispatchMessage にディスパッチされる前に、メッセージを変換するために CWinApp クラスによって使用されます (CWnd::PreTranslateMessage をオーバーライドします)。

CMDIChildWndEx::RecalcLayout

ウィンドウのレイアウトを再計算します。

CMDIChildWndEx::RegisterTaskbarTab

Windows 7 タスク バーのタブに MDI 子ウィンドウを登録します。

CMDIChildWndEx::RemovePaneFromDockManager

ドッキング マネージャーからペインを削除します。

CMDIChildWndEx::SetRelatedTabGroup

 

CMDIChildWndEx::SetTaskbarTabActive

対応する Windows 7 のタスク バーのタブをアクティブにします。

CMDIChildWndEx::SetTaskbarTabOrder

Windows 7 タスク バーのタブの指定したウィンドウの前に MDI 子ウィンドウを挿入します。

CMDIChildWndEx::SetTaskbarTabProperties

Windows 7 タスク バーのタブのプロパティを設定します。

CMDIChildWndEx::SetTaskbarThumbnailClipRect

ウィンドウのクライアント領域の一部分を選択するクリッピング四角形を設定するために、フレームワークによって内部的に呼び出されます。この部分は、ウィンドウのサムネイルとしてタスク バーに表示されます。

CMDIChildWndEx::ShowPane

 

CMDIChildWndEx::UnregisterTaskbarTab

Windows 7 のタスク バーのタブから MDI 子ウィンドウを削除します。

CMDIChildWndEx::UpdateTaskbarTabIcon

Windows 7 タスク バーのタブのアイコンを更新します。

解説

MDI アプリケーションで拡張ドッキング機能を利用するには、CMDIChildWnd ではなく、CMDIChildWndEx からアプリケーションの MDI 子ウィンドウ クラスを派生させます。

使用例

CMDIChildWndEx の派生クラスを作成する例を次に示します。 このコード スニペットは、「VisualStudioDemo サンプル:MFC Visual Studio アプリケーション」からのものです。

class CChildFrame : public CMDIChildWndEx
{
    DECLARE_DYNCREATE(CChildFrame)
public:
    CChildFrame();

// Overrides
public:
    virtual BOOL PreCreateWindow(CREATESTRUCT& cs);
    virtual void ActivateFrame(int nCmdShow = -1);

    virtual BOOL IsReadOnly();
    virtual LPCTSTR GetDocumentName(CObject** pObj);

// Implementation
public:
    virtual ~CChildFrame();
#ifdef _DEBUG
    virtual void AssertValid() const;
    virtual void Dump(CDumpContext& dc) const;
#endif

protected:
    afx_msg int OnCreate(LPCREATESTRUCT lpCreateStruct);

    DECLARE_MESSAGE_MAP()
};

継承階層

CObject

   CCmdTarget

      CWnd

         CFrameWnd

            CMDIChildWnd

               CMDIChildWndEx

必要条件

**ヘッダー:**afxMDIChildWndEx.h

参照

参照

階層図

CMDIChildWnd クラス

CMFCWindowsManagerDialog クラス

CMDIFrameWndEx クラス

その他の技術情報

MFC クラス