方法: データベース コード分析の警告を抑制する
データベース プロジェクトの Transact-SQL コードを分析した際に検出される警告には、無視しても問題のない警告がいくつかある場合があります。 そのコードをビルドまたは分析するたびにこれらの警告が表示されるのを回避するには、プロジェクト内の 1 つ以上のファイルについて、これらの警告を抑制します。
プロジェクト内のすべてのファイルについて警告を抑制する場合は、その規則を無効にできます。 詳細については、「方法: データベース コードのスタティック分析の特定の規則を有効または無効にする」を参照してください。 ただし、対象となる警告が生成されるコンテキストをすべて明確に理解できた場合以外は、警告を抑制したり、規則を無効にしたりしないでください。 たとえば、スキャン可能なサイズの小さいテーブルを含んでいる特定のファイルについては、警告を抑制できます。 しかし、スキャンするとパフォーマンスが低下するようなサイズの大きいテーブルを含んでいるプロジェクトの場合は、他のファイルの警告を抑制したり、規則を無効にしたりしないようにします。
マネージ コードの場合とは異なり、属性を追加して Transact-SQL コードの警告を抑制することはしません。 その代わりに、それぞれの警告用のエントリを StaticCodeAnalysis.SuppressMessages.xml という名前の 1 つのファイルに自動的に追加します。 この XML ファイルは、データベース プロジェクト ファイル (.dbproj) が格納されているのと同じフォルダーに置かれます。 抑制する警告ごとに、その警告を抑制するファイルの名前とパス、規則のカテゴリ、および規則の番号が、この XML ファイルに追加されます。
1 つ以上の警告を抑制するには
既にデータベース プロジェクトを開いてコードを分析した場合は、手順 5. に進みます。
データベース プロジェクトが含まれているソリューションを開きます。
ソリューション エクスプローラーでデータベース プロジェクトをクリックします。
[データ] メニューの [スタティック コード分析] をポイントし、[実行] をクリックします。
Transact-SQL コードが分析され、エラーと警告が [エラー一覧] に表示されます。
[エラー一覧] で、抑制する警告を右クリックし、[スタティック コード分析メッセージの抑制] をクリックします。
注意
複数の警告を同時に抑制するには、それらの警告を強調表示し、いずれかの警告を右クリックして、[スタティック コード分析メッセージの抑制] をクリックします。
抑制する警告ごとに 1 つのエントリが抑制ファイルに追加されます。
参照
処理手順
方法: データベース コードのスタティック分析の特定の規則を有効または無効にする
方法: Transact-SQL コードを分析して障害を検出する