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方法: テストの設定を使用してテストを実行するときにデスクトップのビデオを記録する

更新 : 2010 年 12 月

Microsoft テスト マネージャー および Microsoft Visual Studio 2010 からビデオを記録する診断データ アダプターを構成できます。 この診断データ アダプターによって、テスト結果を使用する、またはバグにアタッチされるテスト中にデスクトップ セッションのビデオ記録が保存されます。 ビデオは、再現するのが困難なアプリケーション上の問題をチーム メンバーが特定するのに役立ちます。

ビデオ記録を作成するには、Expression Encoder 4.0 診断データ アダプター ソフトウェアをインストールする必要があります。 インストールするソフトウェアの詳細については、「方法: テスト ランナーを使用してビデオ記録の作成に必要なソフトウェアをインストールする」を参照してください。

ヒント

Expression Encoder をインストールする前にテストの実行を開始した場合、コンピューター デスクトップのビデオを記録するには、テストの実行を停止し、Expression Encoder をインストールしてからテストを再度実行する必要があります。 Windows Media エンコーダーをインストールしないでテストの実行を続けると、ビデオ記録は作成されません。

ヒント

ビデオ記録では、複数のモニター構成はサポートされていません。

次の手順では、ビデオ レコーダーの診断データ アダプターを構成エディターから構成する方法を説明します。 これらの手順は、Microsoft テスト マネージャー および Microsoft Visual Studio 2010 の両方の構成エディターに当てはまります。

ビデオ レコーダーは、手動テストまたは自動テストで使用できます。 たとえば、コード化された UI テストをリモートで実行する場合、コード化された UI テストを実行するときにそのテストを確認するためにデスクトップを記録できます。 ビデオ記録をリモートでキャプチャする方法の詳細については、「方法: テスト エージェントを設定して、デスクトップと対話するテストを実行する」を参照してください。

テストの設定に対するビデオ記録の構成

テストの設定に対してビデオ記録を構成するには

  1. ビデオを記録するために構成するテストの設定を開きます。 詳細については、「手動テストのテストの設定の作成」または「Visual Studio から自動テストを実行するためのテストの設定の作成」を参照してください。

  2. テストの設定でビデオの記録に使用する [ロール] を選択します。

    注意

    手動テストおよび自動テストの場合、ロールはテストを実行するコンピューターとなります。

  3. [ビデオ レコーダー] をクリックし、[構成] をクリックします。

    [診断データ アダプターの構成 - ビデオ レコーダー] ダイアログ ボックスが表示されます。

    ビデオの構成

  4. (省略可能) [テスト ケースに成功した場合にビデオ記録を保存する] の横のチェック ボックスをオンにして、テストに失敗した場合も成功した場合もビデオ記録が保存されるように指定します。

  5. [ビデオ品質] で、以下のドロップダウン リスト オプションを構成します。

    1. [フレーム レート]: ビデオ記録で使用する 1 秒あたりのフレーム数を指定します。 既定値は 1 秒あたり 4 フレームです。 指定できる値は 2 ~ 20 です。

    2. [ビット レート]: ビデオ記録で使用する 1 秒あたりのキロバイト数を指定します。 既定値は 1024 です。 指定できる値は 1000 ~ 10,000 です。

    3. [品質 (1-100)]: ビデオ記録の品質を 1 ~ 100 の範囲の値を選択して指定します。 既定値は 50 (中間) です。

    ヒント

    テスト ケースのビデオ記録では、テスト結果と共にビデオが保存されるため、サーバーのストレージ領域が大量に使用されます。

  6. Microsoft テスト マネージャー を使用している場合は、[保存] をクリックします。 Visual Studio を使用している場合は、[OK] をクリックします。 これで、テストの設定を対象として診断トレース コレクターの設定が構成および保存されました。

    ヒント

    この診断データ アダプターの構成をリセットするには、Visual Studio の場合は [既定の構成にリセット] をクリックし、Microsoft テスト マネージャー の場合は [既定値にリセット] をクリックします。

参照

概念

コンピューターの設定およびテストの設定を使用した診断情報の収集

テスト ランナーを使用した手動テストの実行

手動テストの記録と再生

その他の技術情報

手動テストのテスト設定の作成

テスト計画の一部としての自動テストのテスト設定の作成

Visual Studio から自動テストを実行するためのテストの設定の作成

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 12 月

テストの設定の作成方法に関する情報へのリンクと共に手順 1. を追加。

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