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割り当て、ワークフロー、および計画 (CMMI)

更新 : 2010 年 12 月

作業項目フォームの [状態] にグループ化されているフィールドを使用して、すべての種類の作業項目の割り当て、進行状況、および優先度を追跡します。

作業項目の状態は通常、提案済みから、アクティブ、解決済み、終了へと移動します。 テスト ケースの状態は、デザインから終了に移動します。 各作業項目がある状態から次の状態へ移動すると、その項目がチームのさまざまなメンバーに再割り当てされる場合もあります。 たとえば、テスト担当者が、トリアージ中に別のチーム メンバーに割り当てられるバグを作成するとします。 他のチーム メンバーがそのバグを解決すると、そのバグはバグを作成したテスト担当者に再割り当てされます。

計画、順位付け、および優先度のフィールドを使用して、チームが最初に実行する必要のある作業を指定します。 要件、タスク、バグ、および懸案事項に順位付けした場合、すべてのチーム メンバーが実行する作業の相対的な重要度を把握できます。 順位付けと優先度のフィールドを使用して、複数のレポートを作成できます。

作業項目の順位付けと優先度付けは、製品またはイテレーションのバックログを確認するときに行います。 詳細については、「ブック (CMMI)」を参照してください。

このトピックの内容

  • 作業項目フォームに表示されるフィールドの追跡

  • クエリとレポートをサポートする追加のフィールド

作業項目フォームに表示されるフィールドの追跡

[担当者] フィールドおよび [状態] フィールドは、Microsoft Solutions Framework (MSF) for CMMI Process Improvement v5.0 のプロセス テンプレートで提供される作業項目の種類ごとに追跡されます。 [理由] フィールドは、テスト ケースおよび共有ステップを除く、すべての種類の作業項目について追跡されます。

割り当ておよびワークフローの進行状況を追跡するフィールドについて次の表で説明します。 データ型と既定のフィールド属性の詳細については、「作業項目フィールドの使用」を参照してください。

フィールド名

説明

参照名

データ型

reportable 型属性の既定値

index 属性の既定値

担当者

現在、作業項目を所有しているチーム メンバーの名前を指定します。

System.AssignedTo

String

Dimension

True

ブロック

チーム メンバーの要件やタスクの実装が妨げられていないかどうか、またはバグ、懸案事項、タスク、変更要求の解決が妨げられていないかどうかを示します。 懸案事項を開いて、ブロッキングの問題を追跡している場合は、懸案事項へのリンクを作成する必要があります。

[はい] または [いいえ] を指定できます。

Microsoft.VSTS.CMMI.Blocked

String

Dimension

False

コミット済み

プロジェクト内で要件がコミットされているかどうか。 [はい] または [いいえ] を指定できます。

メモメモ
このフィールドは、要件に対してのみ指定できます。

Microsoft.VSTS.CMMI.Committed

String

なし

False

エスカレート

懸案事項がプロジェクト計画のクリティカル パスに影響しているかどうかを示します。 [はい] または [いいえ] を指定できます。

メモメモ
このフィールドは、懸案事項に対してのみ指定できます。

Microsoft.VSTS.CMMI.Escalate

String

なし

False

優先順位

業務に関連付けた場合の作業項目の主観的な評価を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。

  • 1: 製品は作業項目を解決しない限り出荷できないため、できる限り迅速に対処する必要があります。

  • 2: 製品は作業項目を解決しない限り出荷できませんが、すぐに対処する必要はありません。

  • 3: 作業項目の解決は、リソース、時間、およびリスクに応じて任意で対応します。

Microsoft.VSTS.Common.Priority

Integer

Dimension

False

確率

リスクが発生する確率を 1 ~ 99 の値で指定します。 値が高いほど、リスクの発生する確率が高くなることを示します。

メモメモ
このフィールドは、リスクに対してのみ指定できます。

Microsoft.VSTS.CMMI.Probability

Integer

なし

False

理由

作業項目が現在の状態にある理由を指定します。 このフィールドの有効値は、作業項目の状態と種類ごとに異なります。

テスト ケースまたは共有ステップでは、このフィールドは追跡されません。

System.Reason

String

Dimension

True

解決理由

作業項目が解決された理由を記録します。 たとえば、"バグが修正されたために終了した" などです。

このフィールドは読み取り専用です。 作業項目のすべての種類で追跡されますが、バグのフォームにのみ表示されます。

Microsoft.VSTS.Common.ResolvedReason

String

Dimension

False

重大度

バグ、懸案事項、またはリスクに対する顧客の影響の主観的な評価について指定します。 次のいずれかの値を指定できます。

  • 1 - 重大

  • 2 - 高

  • 3 - 中

  • 4 - 低

メモメモ
このフィールドに指定できるのは、バグ、懸案事項、およびリスクです。

Microsoft.VSTS.Common.Severity

String

Dimension

False

状態

作業項目の現在の状態を追跡します。 このフィールドの有効値は、作業項目の種類ごとに異なります。

作業項目の各種類のワークフローの遷移の詳細については、次のいずれかのトピックを参照してください。

System.State

String

Dimension

True

トリアージ

作業項目が保留中であるトリアージ決定の種類を示します。 このフィールドを使用するのは、作業項目が提案済み状態の場合です。

次のいずれかの値を指定できます。

  • 保留中 (既定)

  • 詳細

  • 受信した情報

  • トリアージ済み

メモメモ
このフィールドは、要件、タスク、変更要求、バグ、および懸案事項に対してのみ指定できます。

Microsoft.VSTS.Common.Triage

String

Dimension

False

次の表では、Microsoft Solutions Framework (MSF) for CMMI Process Improvement v5.0 のプロセス テンプレートで提供される作業項目の種類ごとに指定できるデータ フィールドを示します。

フィールド名

必要条件

タスク

バグ

変更要求

懸案事項

リスク

担当者

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

ブロック

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク サポートなし チェック マーク

コミット済み

チェック マーク サポートなし サポートなし サポートなし サポートなし サポートなし

エスカレート

サポートなし サポートなし サポートなし サポートなし チェック マーク サポートなし

優先順位

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

確率

サポートなし サポートなし サポートなし サポートなし サポートなし チェック マーク

スタック順位

チェック マーク チェック マーク チェック マーク サポートなし サポートなし チェック マーク

理由

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

解決理由

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

重大度

サポートなし サポートなし チェック マーク サポートなし チェック マーク チェック マーク

状態

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

トリアージ

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク サポートなし

クエリとレポートをサポートする追加のフィールド

作業項目がある状態から別の状態に進むと同時に、関連情報を示す追加のフィールドが設定されます。 これらのフィールドは、作業項目フォームには表示されませんが、次の表に示すように作業項目の種類ごとに追跡されます。 クエリのフィルター処理およびレポートの作成に、これらのフィールドを使用できます。

次の表は、チーム メンバーが作業項目の状態を最後に変更したときの最新情報を追跡するフィールドを示します。

フィールド名

説明

参照名

データ型

reportable 型属性の既定値

index 属性の既定値

アクティブ化した人

作業項目をアクティブ化または再アクティブ化したチーム メンバーの名前を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.ActivatedBy

String

Dimension

False

アクティブ化された日

作業項目がアクティブ化または再アクティブ化された日時を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.ActivatedDate

DateTime

Dimension

False

終了者

作業項目を終了したチーム メンバーの名前を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.ClosedBy

String

Dimension

False

終了日

作業項目が終了した日時を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.ClosedDate

DateTime

Dimension

False

作成者

作業項目を作成したチーム メンバーの名前を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.CreatedBy

String

Dimension

False

作成日

作業項目が作成された日時を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.CreatedDate

DateTime

Dimension

False

解決者

作業項目を解決したチーム メンバーの名前を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.ResolvedBy

String

Dimension

False

解決日

作業項目が解決された日時を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.ResolvedDate

DateTime

Dimension

False

スタック順位

同じ種類の他の作業項目と比較した場合のバグ、リスク、要件、またはタスクの主観的な評価。 小さい数値が割り当てられている項目は、大きい数値を割り当てられている項目よりも前に解決する必要があります。

Microsoft.VSTS.Common.StackRank

Double

Dimension

False

状態の変更日

[状態] フィールドの値が変更された日時を指定します。

Microsoft.VSTS.Common.StateChangeDate

DateTime

なし

False

参照

概念

システム フィールドおよび MSF のプロセス テンプレートで定義済みのフィールドの使用

その他の技術情報

MSF for CMMI Process Improvement v5.0

作業項目とワークフロー (CMMI)

作業項目フィールド (CMMI)

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 12 月

"状態" フィールドの下の 2 つのトピックへのリンクを修正しました。

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2010 年 10 月

"スタック順位" フィールドの説明と参照名を修正し、作業項目の種類の基づいて割り当て可能なフィールドを要約する表に "担当者" フィールドと "解決理由" フィールドを追加。

カスタマー フィードバック