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_RTC_SetErrorType

ランタイム エラー チェック (RTC) で検出されたエラーの種類を指定します。 エラー ハンドラーは、指定した種類のエラーを出力する方法を決定します。

int _RTC_SetErrorType(
   _RTC_ErrorNumber errnum,
   int ErrType 
);

パラメーター

  • errnum
    0 から _RTC_NumErrors 関数の戻り値未満までの範囲の数値。

  • ErrType
    パラメーター errnum に割り当てる値。 たとえば、_CRT_ERROR を指定できます。 _CrtDbgReport 関数をエラー ハンドラーとして使用する場合、ErrType に指定できるのは _CrtSetReportMode に定義されているシンボルだけです。 独自のエラー ハンドラー (_RTC_SetErrorFunc 関数) を使用する場合は、errnum の数だけ ErrType を指定できます。

    ErrType が _RTC_ERRTYPE_IGNORE の場合、_CrtSetReportMode にとって特別な意味があるためエラーは無視されます。

戻り値

エラーの種類を表すパラメーター type に前回指定した値を返します。

解説

既定では、すべてのエラーは _CRT_ERROR に対応する ErrType = 1 に設定されます。 既定のエラーの種類 (_CRT_ERROR など) の詳細については、_CrtDbgReport の説明を参照してください。

この関数を呼び出すには、まずランタイム エラー チェック初期化関数を呼び出す必要があります。「C ランタイム ライブラリなしのランタイム チェックの使用方法」を参照してください。

必要条件

ルーチン

必須ヘッダー

_RTC_SetErrorType

<rtcapi.h>

詳細については、「互換性」を参照してください。

ライブラリ

C ランタイム ライブラリのすべてのバージョン。

同等の .NET Framework 関数

該当なし標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

参照

処理手順

RTC サンプル : ランタイム エラー チェック

参照

_RTC_GetErrDesc

ランタイム エラー チェック