TFSConfig Lab /LibraryShare コマンド
TfsConfig Lab /LibraryShare コマンドを使用すると、SCVMM (System Center Virtual Machine Manager) からチーム プロジェクト コレクションへのライブラリ共有の割り当てを追加、削除、または編集できます。また、Visual Studio Lab Management に固有のプロパティを設定したり、Lab Management のコレクションに現在割り当てられているライブラリ共有を表示したり、SCVMM 内のすべてのライブラリ共有を表示したりすることもできます。
TfsConfig Lab /LibraryShare
/CollectionName:collectionName
{ /Add
/SCVMMLibraryShare:librarySharePath
/Name:name
[/AutoProvision:{True|False}]
| /Delete
/Name:name
[/NoPrompt]
| /Edit
/Name:name
/AutoProvision:{True|False}
[/NoPrompt]
| /List
| /ListSCVMMLibraryShares }
パラメーター
オプション |
説明 |
---|---|
Add |
指定したライブラリ共有をチーム プロジェクト コレクションに追加します。Add と共に /SCVMMLibraryShare オプションと /Name オプションも指定する必要があります。 |
Delete |
指定したライブラリ共有をチーム プロジェクト コレクションから削除します。Delete と共に /Name オプションも指定する必要があります。 |
Edit |
ライブラリ共有の AutoProvision プロパティを設定またはクリアします。Edit と共に /Name オプションと /AutoProvision オプションも指定する必要があります。 既定では、ライブラリ共有はコレクション内のチーム プロジェクトに割り当てられます。
メモ
自動プロビジョニングを変更すると、既存のチーム プロジェクトに影響します。
|
CollectionName:collectionName |
必ず指定します。アプリケーション層の Team Foundation Server にあるチーム プロジェクト コレクションの名前を指定します。 |
SCVMMLibraryShare:librarysharePath |
Add を使用する場合に必ず指定します。Virtual Machine Manager ライブラリ共有へのパスを指定します。 |
Name:libraryShareName |
Add、Delete、および Edit を使用する場合に必ず指定します。チーム プロジェクト コレクション内のライブラリ共有の名前を指定します。 |
AutoProvision |
Add を使用する場合にオプションとして指定できます。Edit を使用する場合は指定する必要があります。ライブラリ共有がコレクション内の各チーム プロジェクトに自動的に割り当てられるかどうかを指定します。既定では、ライブラリ共有はチーム プロジェクトに割り当てられます。 |
NoPrompt |
Add および Edit を使用する場合にオプションとして指定できます。ユーザーに確認のプロンプトが表示されません。 |
List |
指定したチーム プロジェクト コレクションに割り当てられているすべてのライブラリ共有を一覧表示します。 |
ListSCVMMLibraryShares |
Virtual Machine Manager で使用できるすべてのライブラリ共有を一覧表示します。 |
解説
ライブラリ共有とは、Virtual Machine Manager ライブラリ サーバー上の指定された共有です。ライブラリ共有を使用すると、ISO イメージや仮想ハード ディスクなど、ライブラリ サーバーに格納されている、Lab Management の仮想環境に対応するファイル ベースのリソースにアクセスできます。ライブラリ共有は Virtual Machine Manager で作成されます。Visual Studio Lab Management では、ライブラリ共有を使用して、ラボ環境内の仮想マシンをプロビジョニングします。
TfsConfig Lab /LibraryShare コマンド ラインでは、/Add、/Edit、または /Delete のオプションのいずれか 1 つのみを使用します。複数のライブラリ共有をコレクションに割り当てるには、個別の TfsConfig Lab /LibraryShare コマンド ラインを使用します。
既定では、チーム プロジェクト コレクションのライブラリ共有は、コレクション内の各チーム プロジェクトに自動的に割り当てられます。/Add コマンドおよび /Edit コマンドと共に /AutoProvision オプションを使用すると、割り当てられるライブラリ共有を変更できます。
チーム プロジェクトへのライブラリ共有の自動割り当てを無効にするには、/AutoProvision オプションを False に設定します。個々のチーム プロジェクトでライブラリ共有の割り当てまたは削除を実行するには、TfsLabConfigTFSLabConfig CreateTeamProjectLibraryShare コマンド を使用します。
自動割り当てを有効にするには、/AutoProvision オプションを True に設定します。