SharePoint のホスト Web コンポーネントを更新する

始める前に、「SharePoint アドインを更新する」をよく読み、記載されている前提条件と中心概念を把握しておきます。

アドインは、カスタム アクションアドイン パーツという 2 種類のコンポーネントを、SharePoint アドインの説明のマークアップを付けてホスト Web にインストールできます。 これらのコンポーネントの更新はアドイン Web よりホスト Web の方が簡単です。 更新のセマンティクスは必要ありません。 カスタム アクションとアドイン パーツを追加/変更するだけです。 SharePoint アドインが更新されると、SharePoint は常に新しい要素マニフェスト ファイルを適用し、変更された要素マニフェスト ファイルに最新バージョンを再適用します。 再適用しても問題ありません。たとえば、カスタム アクションのリボン ボタンがリボンに複数回追加されることはありません。

アドイン パーツを更新すると、SharePoint は古いバージョンを Web パーツ ギャラリーの新しいバージョンに置き換えます。 アドイン パーツを更新する場合は、 ClientWebPart オブジェクトの Name プロパティを必ず変更してください。 このようにすることで、アドインが更新されると、アドイン パーツの古いバージョン (アドインの一部ではなくなっています) が追加先のすべてのページから削除されます。 ユーザーは新しいバージョンをページに再追加する必要があります。

Name プロパティを未変更のままにすると、古いバージョンが追加先のページに残るため、アドイン パーツの新しいバージョンが利用できることにユーザーが気付かない可能性が高くなります。 また、アドイン パーツが他のページに追加されるとき、追加されるのは新しいバージョンであるため、SharePoint アドインの同じバージョンの異なるページに異なるアドイン パーツが配置されることになります。

InstalledEventEndpoint 要素でアドイン マニフェストに登録するリモート イベント レシーバーを使用することにより、プログラムを使用して他の種類のホスト Web コンポーネントを展開できます。 InstalledEventEndpoint レシーバーで展開されていたコンポーネントを更新するには、UpgradedEventEndpoint レシーバーを使用します。 UpgradedEventEndpoint レシーバーについては、「SharePoint アドインの更新イベントのハンドラーを作成する」で説明されています。

次の手順

アドイン更新の主要な手順」に移動するか、SharePoint アドインの次の主要コンポーネントを更新する方法を説明する次の記事の 1 つに直接移動します。

関連項目