OneDrive 同期 アプリにサインインするときにエラー AADSTS50020
現象
Microsoft OneDrive 同期 アプリにサインインできません。次のエラー メッセージが表示されます。
ID プロバイダーからのユーザー アカウントがテナントに存在せず、アプリケーション (OneDrive SyncEngine) にアクセスできないAADSTS50020。
原因
この問題は、以前のテナントのキャッシュされた ID によって発生する可能性があります。 ほとんどの場合、テナント間の移行中に発生します。
その他の考えられる原因の詳細については、「 エラー AADSTS50020 - ID プロバイダーのユーザー アカウントがテナントに存在しない」を参照してください。
解決方法
この問題を解決するには、キャッシュされた Microsoft Office アカウント ID をレジストリから削除します。
重要
このセクションの手順の実行には注意が必要です。 レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。 変更する前に、問題の発生に備えて復元用にレジストリのバックアップを作成してください。
レジストリ エディターを起動します。
次のレジストリ エントリを見つけます。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\Common\Identity
[ID] を右クリックし、[削除] を選択します。
メモ:共有コンピューターのライセンス認証を有効にしている場合は、 から HKEY_USERS\<The user SID>\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\Common
ID レジストリ エントリも削除します。 現在サインインしているユーザーの SID を取得するには、コマンド プロンプト ウィンドウでコマンドを実行 whoami /user
します。 問題が解決しない場合は、「以前のライセンス認証情報を手動でクリアする」の「セクション A: キャッシュされたアカウント & Office ライセンスを削除する」を展開し、「パート 1: 以前の Office ライセンス認証を削除する」および「パート 3: Windows 資格情報マネージャーに格納されている Office 資格情報を削除する」の手順に従います。
それでも問題が発生する場合は、次の手順に従います。
OneDrive for Businessからサインアウトします。
次の場所にあるすべてのフォルダーを削除します。
- %localappdata%/Microsoft/OneAuth
- %localappdata%/Microsoft/IdentityCache