SQL Server 構成マネージャーのヘルプ

適用対象:SQL Server - Windows のみ

SQL Server 構成マネージャーを使用して、 SQL Server の各種サービスやネットワーク接続を構成します。 データベース オブジェクトの作成または管理、セキュリティの構成、Transact-SQL クエリの作成には、SQL Server Management Studio ツールを使用します。 SQL Server Management Studioの詳細については、 SQL Server オンライン ブックを参照してください。

ヒント

Linux で SQL Server を構成する必要がある場合は、mssql-conf ツールを使用します。 詳しくは、「mssql-conf ツールを使用して SQL Server on Linux を構成する」をご覧ください。

ここでは、 SQL Server 構成マネージャーの各ダイアログ ボックスの F1 ヘルプ記事について紹介します。

Note

SQL Server 構成マネージャーでは、Microsoft SQL Server 2005 (9.x) よりも前のバージョンの SQL Server を構成することはできません。

サービス

SQL Server 構成マネージャーでは、 SQL Serverに関連する各種サービスを管理します。 これらのタスクの多くは、 Microsoft Windows の [サービス] ダイアログ ボックスからも実行できますが、 SQL Server 構成マネージャーでは、管理対象のサービスに関して追加の操作を実行できます。たとえば、サービス アカウントの変更時に正しい権限を適用することなどが可能です。 また、Windows の通常の [サービス] ダイアログ ボックスから SQL Server の各種サービスを構成すると、そのサービスが正しく機能しないことがあります。

SQL Server 構成マネージャーでは、各種サービスに関する以下のタスクを実行できます。

  • サービスの開始、停止、一時停止

  • サービスの開始を自動にするか手動にするかの構成、サービスの無効化、サービスの他の設定の変更

  • SQL Server の各種サービスが使用するアカウントのパスワードの変更

  • トレース フラグ (コマンド ライン パラメーター) を使用した SQL Server の開始

  • サービスのプロパティの表示

SQL Server のネットワーク構成

SQL Server 構成マネージャーを使用して、このコンピューター上の SQL Server の各種サービスに関する以下のタスクを実行できます。

  • SQL Server ネットワーク プロトコルの有効化または無効化

  • SQL Server ネットワーク プロトコルの構成

Note

プロトコルを構成して SQL Server データベース エンジンに接続する方法に関する簡単なチュートリアルについては、「チュートリアル:データベース エンジンの概要」を参照してください。

SQL Server Native Client の構成

重要

SQL Server Native Client (SNAC と略されることがよくあります) は、SQL Server 2022 (16.x) と SQL Server Management Studio 19 (SSMS) から削除されました。 SQL Server Native Client (SQLNCLI または SQLNCLI11) とレガシ Microsoft OLE DB Provider for SQL Server (SQLOLEDB) は、新しいアプリケーション開発には推奨されません。 今後、新しい Microsoft OLE DB Driver (MSOLEDBSQL) for SQL Server または最新の Microsoft ODBC Driver for SQL Server に切り替えてください。 SQL Server データベース エンジン (バージョン 2012 から 2019) のコンポーネントとして付属する SQLNCLI については、この「サポート ライフサイクルの例外」を参照してください。

SQL Server クライアントは、 SQL Server Native Client ネットワーク ライブラリを使用して SQL Server に接続します。 SQL Server 構成マネージャーを使用して、このコンピューター上のクライアント アプリケーションに関する以下のタスクを実行できます。

  • このコンピューター上の SQL Server クライアント アプリケーションに関して、 SQL Serverのインスタンスに接続するときのプロトコルの順序を指定できます。

  • クライアント接続プロトコルを構成できます。

  • SQL Server クライアント アプリケーションに関して、クライアントからカスタム接続文字列を使用して接続するための SQL Serverのインスタンスの別名を作成できます。

各タスクの詳細については、各タスクに関する F1 ヘルプを参照してください。

SQL Server 構成マネージャーを開きます

  • [スタート] メニューで、[すべてのプログラム][Microsoft SQL Server] (バージョン)、[構成ツール] の順にポイントして、[SQL Server 構成マネージャー] を選択します。

Windows 8 を使用して SQL Server 構成マネージャーにアクセスするには

SQL Server 構成マネージャーは Microsoft 管理コンソール プログラムのスナップインであり、スタンドアロン プログラムではありません。そのため、 SQL Server を実行している場合、 Windows 8構成マネージャーはアプリケーションとして表示されません。 SQL Server 構成マネージャーを開くには、検索 チャームで、[アプリ] の下に「SQLServerManager12.msc」 (SQL Server 2014 (12.x) の場合) または「SQLServerManager11.msc」 (SQL Server 2012 (11.x) の場合) と入力し、Enter キーを押します。