DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_ATTRIBUTES構造体 (d3dkmddi.h)

[アーティクル]
02/23/2024

オーバーレイプレーン属性を指定するためにディスプレイミニポートドライバーによって使用されます。

構文

typedef struct _DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_ATTRIBUTES {
  DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_FLAGS              Flags;
  RECT                                       SrcRect;
  RECT                                       DstRect;
  RECT                                       ClipRect;
  D3DDDI_ROTATION                            Rotation;
  DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_BLEND              Blend;
  UINT                                       NumFilters;
  void                                       *pFilters;
  DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_VIDEO_FRAME_FORMAT VideoFrameFormat;
  DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_YCbCr_FLAGS        YCbCrFlags;
  DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_STEREO_FORMAT      StereoFormat;
  BOOL                                       StereoLeftViewFrame0;
  BOOL                                       StereoBaseViewFrame0;
  DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_STEREO_FLIP_MODE   StereoFlipMode;
  DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_STRETCH_QUALITY    StretchQuality;
} DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_ATTRIBUTES;

メンバー

Flags

反転操作を、DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_FLAGS列挙体の適用可能な定数値の 1 つとして指定します。

SrcRect

ソースリソースを基準にして、 RECT 型のソース四角形を指定します。

DstRect

モニターの解像度を基準にして、 RECT 型の変換先の四角形を指定します。

ClipRect

SrcRect と DstRect の値に従ってデータを拡張した後、DstRect 四角形を基準にして RECT 型の追加クリッピングを指定します。

ドライバーとハードウェアでは、 ClipRect メンバーを使用して、アプリが DstRect 変換先の四角形の一部を隠すときにクリッピングが変わると、共通のストレッチファクターを適用できます。

Rotation

オーバーレイ平面の時計回りの回転を、 D3DDDI_ROTATION 列挙体の値として指定します。

Blend

このオーバーレイプレーンとその下の平面に適用されるブレンドモードを、 DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_BLEND 列挙体の値として指定します。

NumFilters

必要に応じて、ドライバーとハードウェアがオーバーレイプレーンに実装するフィルターの数を指定します。オペレーティングシステムはこのメンバーを無視します。

pFilters

ドライバーとハードウェアがオーバーレイプレーンに実装するフィルターを指定するバッファーへの省略可能なポインター。オペレーティングシステムはこのメンバーを無視します。

VideoFrameFormat

オーバーレイプレーンのビデオフレーム形式を、 DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_VIDEO_FRAME_FORMAT 列挙体の値として指定します。

メモこの値は常に DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_VIDEO_FRAME_FORMAT_PROGRESSIVEする必要があります。オペレーティングシステムでは、他の列挙値はサポートされていません。

YCbCrFlags

DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_YCbCr_FLAGS列挙体の値として指定された YUV 範囲と変換情報を指定します。

StereoFormat

オーバーレイプレーンのビデオフレーム形式を、 DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_STEREO_FORMAT 列挙体の値として指定します。

メモこの値は常に DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_STEREO_FORMAT_MONOする必要があります。オペレーティングシステムでは、他の列挙値はサポートされていません。

StereoLeftViewFrame0

システムで使用するために予約されています。常に FALSE にする必要があります。

StereoBaseViewFrame0

システムで使用するために予約されています。常に FALSE にする必要があります。

StereoFlipMode

オーバーレイプレーンのステレオフリップモードを、 DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_STEREO_FLIP_MODE 列挙体の値として指定します。

メモこの値は常に DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_STEREO_FLIP_NONEする必要があります。オペレーティングシステムでは、他の列挙値はサポートされていません。

StretchQuality

オーバーレイプレーンのストレッチ品質を、 DXGK_MULTIPLANE_OVERLAY_STRETCH_QUALITY 列挙体の値として指定します。

要件

要件	値
サポートされている最小のクライアント	Windows 8.1
サポートされている最小のサーバー	Windows Server 2012 R2
Header	d3dkmddi.h (D3dkmddi.h を含む)