IoSetDeviceToVerify 関数 (ntifs.h)
IoSetDeviceToVerify ルーチンは、指定されたスレッドで検証されるデバイス オブジェクトを設定します。 指定したデバイス オブジェクトは、リムーバブル メディア デバイスを表します。
構文
void IoSetDeviceToVerify(
[in] PETHREAD Thread,
[in, optional] PDEVICE_OBJECT DeviceObject
);
パラメーター
[in] Thread
スレッドの ETHREAD スレッド オブジェクト構造へのポインター。
[in, optional] DeviceObject
リムーバブル メディア デバイスのデバイス オブジェクトを識別する DEVICE_OBJECT 構造体へのポインター。 DeviceObject には NULL を指定できます。
戻り値
なし
解説
IoSetDeviceToVerify と IoVerifyVolume を使用する前に、ドライバー ライターは FASTFAT サンプルでこれらのルーチンを使用する方法を検討する必要があります。 詳細については、「 リムーバブル メディアのサポート」も参照してください。
IoSetDeviceToVerify は、リムーバブル メディア デバイスを表す特定のデバイス オブジェクトを検証する必要があることを示すために呼び出されます。 IoGetDeviceToVerify を呼び出して、指定されたスレッドの I/O 要求のターゲットであるデバイス オブジェクトを取得します。
ファイル システム ドライバーは、基になるリムーバブル メディア デバイス ドライバーから、ターゲット デバイスへの最後のアクセス以降にメディアが変更されたと思われるという通知を受け取ったときに、ボリュームを確認する必要があります。 ファイル システムは通常、下位のデバイスがSTATUS_VERIFY_REQUIREDを返すときに IoSetDeviceToVerify と IoVerifyVolume を呼び出します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ntifs.h (Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= DISPATCH_LEVEL |
DDI コンプライアンス規則 | IrqlIoDispatch(wdm) |