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電源管理のサポート

電源管理をサポートするには、ドライバーもプラグ アンド プレイ (PnP) をサポートする必要があります。 PnP のドライバーのサポートは、多くの電源管理操作がデバイスのインストールと削除に関連付けられているため、必須です。PnP マネージャーは、PnP IRP を使用してこれらのイベントのドライバーに通知します。 さらに、ドライバーは、デバイス機能の PnP クエリに応答して電源管理のデバイス サポートを報告します。

電源管理は 2 つのレベルで機能します。1 つは個々のデバイスに適用され、もう 1 つはシステム全体に適用されます。

オペレーティング システム カーネルの一部である電源マネージャーは、システム全体の電源レベルを管理します。 システム内のすべてのドライバーが電源管理をサポートしている場合、電源マネージャーは、完全にオンと完全にオフの状態だけでなく、さまざまな中間システムスリープ状態を利用して、システム全体で電力消費量を管理できます。

オペレーティング システムが電源管理をサポートする前に作成されたレガシ ドライバーは、以前と同様に引き続き機能します。 ただし、レガシ ドライバーを含むシステムは、中間システムのスリープ状態を入力できず、従来通り、完全にオンまたは完全にオフの状態でのみ動作できます。

デバイスの電源管理は、個々のデバイスに適用されます。 電源管理をサポートするドライバーは、必要に応じてデバイスをオンにでき、使用中でない場合はオフにすることができます。 ハードウェア機能を備えているデバイスは、中間デバイスの電源状態を入力できます。 システムにレガシ ドライバーが存在しても、デバイスの電源を管理する新しいドライバーの機能には影響しません。

Windows Vista 以降、オペレーティング システムではドライバーのパフォーマンス状態もサポートされています。 デバイスのパフォーマンス状態をサポートするドライバーは、パフォーマンスや機能のトレードオフと消費電力の削減を選択できます。 Windows Vista には、デバイスの電源設定とシステムの電源状態に関する情報を取得するためのフレームワークが用意されています。 このメカニズムは拡張可能であり、ドライバー ベンダーはデバイスの新しいカスタム電源設定を定義してインストールできます。 詳細については、システム電源ポリシーを参照してください。