Microsoft Windows ポータブル デバイス (WPD) を使用すると、コンピューターは接続されているメディアおよびストレージ デバイスと通信できます。 このシステムは、Windows Media Device Manager (WMDM) と Windows Image Acquisition (WIA) の両方に取って代わるものであり、コンピューターが音楽プレーヤー、ストレージ デバイス、携帯電話、およびその他の多くの種類の接続デバイスと通信するための柔軟で堅牢な方法を提供します。
WPD は、さまざまなメディアおよび非メディア コンテンツを格納する多機能デバイスを可能にするインフラストラクチャを提供します。 多機能デバイスの例として、ズーム カメラ (デジタル カメラ機能) が組み込まれており、音楽の同期と再生 (ポータブル メディア プレーヤー機能) をサポートする携帯電話があります。 さらに、WPD は、Windows ベースのコンピューターからこれらのデバイスにアクセスできるようにします。
オブジェクト ベースの Device-Driver Interface (DDI) を使用すると、最初はポータブル メディア プレーヤー、デジタル スチル カメラ、携帯電話などのスマート ストレージ デバイスに重点を置いた集中型デバイスが可能になります。 DDI と共に、Microsoft WPD は、次の標準プロトコルとトランスポート用のクラス ドライバー ソリューションを実装します。
- USB、IP、Bluetooth経由の画像転送プロトコル (PTP)
- USB、IP、およびBluetooth経由のメディア転送プロトコル (MTP)
- USB 対応大容量記憶装置クラス (MSC)
デバイスが一意のプロトコルをサポートしている場合は、独自のドライバーの開発が必要になる場合があります。 User-Mode Driver Framework (UMDF) を使用して、このドライバーを作成します。 このフレームワークの詳細については、「UMDFの概要」を参照してください。
Windows ポータブル デバイス用に記述されたアプリケーションの詳細については、WPD SDK ドキュメント を参照してください。
WPD ドライバー開発と WPD アプリケーション開発の両方の詳細については、Windows 10 の正確な WPD ブログ (アーカイブ) を参照してください。