Windows Update for Business レポートの概要

Windows Update for Business レポートは、Microsoft Entra参加済みデバイスの Windows 更新プログラムへの準拠に関する情報を提供するクラウドベースのソリューションです。 Windows Update for Business レポートは、Azure portalを通じて提供され、Windows 10またはWindows 11前提条件のライセンスの一部として含まれています。 ビジネス レポートのWindows Updateは、次の場合に役立ちます。

  • Windows 11デバイスとWindows 10 デバイスのセキュリティ、品質、ドライバー、機能の更新プログラムを監視する
  • 更新プログラムのコンプライアンスに関する問題があるデバイスに関するレポート
  • 複数の方法でデータを分析して表示する

ビジネス レポートのWindows Updateの利点

ビジネス レポートのWindows Updateの利点の一部は次のとおりです。

現時点では、Windows Update for Business レポートには次の機能が含まれています。

Log Analytics の Windows Update for Business レポート データでカスタム Kusto (KQL) クエリを使用するスクリーンショット。

制限事項

Windows Update for Business レポートは、Windows 診断データを使用する Azure でホストされている Windows サービスです。 ビジネス レポートのWindows Updateは、米国政府コミュニティ コンプライアンス (GCC) の要件を満たしていない点に注意してください。 Microsoft 製品とサービスの GCC オファリングの一覧については、 Microsoft セキュリティ センターを参照してください。 Windows Update for Business レポートは Azure Commercial クラウドで利用できますが、GCC High または 米国 国防総省のお客様は使用できません。

ビジネス レポートのWindows Updateのしくみ

Azure portalからサービスに登録して、ビジネス レポートのWindows Updateを設定します。 次に、Windows クライアント診断データをサービスに送信するように、Microsoft Entra参加済みデバイスを構成します。 Windows Update for Business レポートでは、Azure Monitor で Log Analytics を使用して、クライアントが送信する診断データを格納します。 このデータは、デバイスの更新プログラムに関するレポートに使用できます。 Windows Update for Business レポートでは、次のようなシステム データが収集されます。

  • デプロイの進行状況を更新する
  • 配信の最適化の使用状況データ
  • ビジネス構成データのWindows Update

Azure Log Analytics のインジェストとリテンション期間の料金は、ビジネス レポート データのWindows Updateの Azure サブスクリプションでは発生しません。 また、クライアント診断データ用に所有 する Azure Log Analytics ワークスペース も選択します。 収集された診断データにより、ビジネス レポート テーブルのWindows Updateが設定されるため、データのクエリを簡単に実行できます。

ビジネス レポート データにWindows Updateを使用する

クライアントのデータは Log Analytics ワークスペースに格納されるため、標準レポートを超えて複数の方法でデータを分析および表示できます。 データを表示する方法には、次のようなものがあります。

次のステップ