ビットマップの読み込みと表示
WIC ビューアー GDI+ サンプル アプリも参照してください。
画面にラスター イメージ (ビットマップ) を表示するには、 Image オブジェクトと Graphics オブジェクトが必要です。 ファイルの名前 (またはストリームへのポインター) を Image コンストラクターに渡します。 Image オブジェクトを作成したら、その Image オブジェクトのアドレスを Graphics オブジェクトの DrawImage メソッドに渡します。
次の例では、JPEG ファイルから Image オブジェクトを作成し、左上隅 (60、10) で画像を描画します。
Image image(L"Grapes.jpg");
graphics.DrawImage(&image, 60, 10);
次の図は、指定した場所に描画された画像を示しています。
Image クラスには、ラスター イメージとベクター 画像を読み込んで表示するための基本的なメソッドが用意されています。 Image クラスを継承する Bitmap クラスは、ラスター イメージの読み込み、表示、操作のためのより特殊なメソッドを提供します。 たとえば、アイコン ハンドル (HICON) から Bitmap オブジェクトを構築できます。
次の例では、アイコンへのハンドルを取得し、そのハンドルを使用して Bitmap オブジェクトを構築します。 このコードでは、Bitmap オブジェクトのアドレスを Graphics オブジェクトの DrawImage メソッドに渡して、アイコンを表示します。
HICON hIcon = LoadIcon(NULL, IDI_APPLICATION);
Bitmap bitmap(hIcon);
graphics.DrawImage(&bitmap, 10, 10);