import コマンド (winget)

winget ツールの import コマンドを使用すると、インストールするアプリの JSON ファイルがインポートされます。 import コマンドと export コマンドを組み合わせて使用すると、PC にアプリケーションをバッチ インストールできます。

import コマンドは、多くの場合、開発者環境を共有したり、好みのアプリを使用して PC イメージを構築したりするために使用されます。

使用

winget import [-i] <import-file> [<options>]

Image of import command options

引数

次の引数を使用できます。

引数 説明
-i、--import-file インストールするパッケージが記述されている JSON ファイル。

Options

オプションを使用すると、import のエクスペリエンスをニーズに合わせてカスタマイズできます。

オプション 説明
--ignore-unavailable 要求されたアプリが使用できない場合に、エラーを抑制します。
--ignore-versions JSON ファイルで指定されているバージョンを無視し、利用可能な最新バージョンをインストールします。
--no-upgrade インストールされているバージョンが既に存在する場合は、アップグレードをスキップします。
--accept-package-agreements 使用許諾契約に同意し、プロンプトを回避するために使用されます。
--accept-source-agreements ソースの使用許諾契約に同意し、プロンプトを回避するために使用されます。
-?,--help 選択したコマンドに関するヘルプを表示します。
--wait 終了する前に任意のキーを押すようユーザーに求めます。
--logs,--open-logs 既定のログの場所を開きます。
--verbose, --verbose-logs ログ記録設定をオーバーライドし、詳細ログを作成します。
--disable-interactivity 対話型プロンプトを無効にします。

JSON スキーマ

import コマンドでは JSON ファイルが利用されています。 JSON ファイルのスキーマは、GitHub の Windows パッケージ マネージャー クライアント リポジトリにあります。

この JSON ファイルには、次の階層が含まれています。

入力 説明
Sources アプリケーション マニフェストの元になっているソース。
パッケージ インストールするパッケージのコレクション。
PackageIdentifier パッケージを指定するために使用されている Windows パッケージ マネージャーのパッケージ識別子。
Version (省略可能) インストールするパッケージの特定のバージョン。

ファイルのインポート

Windows パッケージ マネージャーに JSON ファイルをインポートすると、指定したアプリケーションのインストールが順番に試みられます。 アプリケーションを使用できない場合、またはアプリケーションが既にインストールされている場合は、そのことがユーザーに通知されます。

Image of importing files command

前の例では、Microsoft.WindowsTerminal は既にインストールされています。 そのため、import コマンドでそのインストールがスキップされました。